【チェックリスト】タチが悪い会社になってないかの自己内観

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この記事は、更新時の情報と筆者の考えに基づくものです。


今日は、2024年第26週の土曜日、いよいよ上期終了です。今年の前半を振り返るタイミングなので、今週は「タチが悪い会社になってないか?」について自己内観するためのチェックリストを紹介します。

「タチが悪い」を漢字で書くと「質が悪い」です。

まちがった方向に進んでいないか?定期的に「経営の質」を自己内観するための参考にしてみてください。

この記事は「経営脳を整え、鍛えるための自主トレマニュアル」の補足です。

このブログでは「10人~100人規模の中小企業経営者」の方々に向けて「経営脳の自主トレサポート」を目的に「もっといい会社」にするためのヒントを発信しています。初めてアクセスしていただいた方は、こちら(=「このブログについて」)をまずご覧ください。

「経営の質」とは「3Gの実現度」

「経営の質」と検索すると、いろんな解釈や説明が出てきますが、私の定義は、このブログのテーマでもある「3Gマネジメントの実現度」です。

3Gマネジメント(社会・取引先+社員+経営者)のイメージ
  • Group1:社会や取引先
  • Group2:社員と、その家族や大切な人たち
  • Group3:経営者と、その家族や大切な人たち

この3つのグループの人たちの幸せが持続しているか?この人たちの幸せをジャマしてないか?その実現度が高いほど「経営の質が良い」という考え方です。

(参考記事)「3Gマネジメント」と、近江商人の「三方良し」の違いは?

質の良い経営 vs 質の悪い経営

「3Gマネジメント」を実現するための「実務的なテーマ」としてChatGPT4oに、次のように聞いてみました。

質の良い経営、質の悪い経営を対比して分かりやすく示してほしい

そうすると、次のように教えてくれましたが(一部加除修正)、概ね「なるほど、その通りだ」という内容です。

質の良い経営は、長期的な視点と従業員や顧客を重視するアプローチが特徴であるのに対し、質の悪い経営は短期的な利益追求や内部コミュニケーションの欠如などが問題点となります。これらの対比を通じて、経営の質を向上させるための具体的な取り組みが見えてくるでしょう。

2024年6月:ChatGPT4o

明確なビジョンと目標設定

質の良い経営では、長期的なビジョンを持ち、それに向かって具体的な目標を設定します。組織全体が共通の目標に向かって一体感を持って動いています。

質の悪い経営では、ビジョンや目標が曖昧で、組織全体がどこに向かっているのか不明確であり、一体感がありません。

メンバーの育成とエンゲージメント

質の良い経営では、継続的な教育と研修を提供し、メンバーとチームのスキルアップを図ります。メンバーの意見を尊重し、働きがいのある環境を提供することで、エンゲージメントが高まります。

質の悪い経営では教育や研修が不足し、メンバーのスキル向上が図られません。メンバーの意見が軽視されるため、モチベーションが高くありません。

効果的なコミュニケーション

質の良い経営では、コミュニケーションがオープンなので情報がタイムリーに共有できています。また、意思決定のプロセスが明確なのでチーム内の信頼関係が良好です。

質の悪い経営では、コミュニケーションが断片的でチーム内での共有が希薄です。その結果、意思決定プロセスが不透明なので、不信感が渦巻いています。

顧客主義

質の良い経営では、顧客のニーズと期待を理解し、それに応える製品やサービスを提供しています。また、顧客からのフィードバックを積極的に取り入れ、改善が持続的です。

質の悪い経営では、製品やサービスのクオリティーが顧客のニーズや期待に応えられるレベルではなく、顧客からのフィードバックも軽視され改善が進んでいません。

長期利益

質の良い経営は、持続性の高いジネスモデルを構築しています。また、短期的な利益よりも、長期的な成長を重視します。

質の悪い経営は、その場しのぎ的な短期利益を優先しています。長期的な成長戦略がなく、持続可能性に欠けます。

財務健全性

質の良い経営は、会計の活用が適切で、財務的課題が明確で、その解決のための中長期的な計画が具体的です。

質の悪い経営は、会計の活用が十分でなく、財務的課題が不明瞭です。その結果、リスクの認識が高くありません。

革新と適応力

質の良い経営は、新しい技術やアイデアを積極的に取り入れ、革新を推進しています。市場の変化に迅速に対応し、柔軟に経営戦略を調整します。

質の悪い経営は、旧来の方法に固執し、新しい技術やアイデアを取り入れません。市場の変化に対応できず、競争力が低下傾向にあります。

社会的責任

質の良い経営は、地域社会や環境に配慮した活動を行い、社会的責任を果たします。ステークホルダーと良好な関係を築きます。

質の悪い経営は、環境や社会への配慮が不足し、ネガティブな影響を与えます。ステークホルダーとの関係が悪化し、信頼を失います。

運営管理

質の良い経営は、業務プロセスを常に最適に保ち、効率的に運営しています。

質の悪い経営は、業務プロセスが非効率で、無駄が多く、高コスト体質です。

リーダーシップとガバナンス

質の良い経営は、経営者自身がリーダーシップを発揮し組織を導いています。また、透明性の高いガバナンス体制が確立されています。

質の悪い経営は、経営者自身のリーダーシップに課題があり、組織が混乱しがちです。ガバナンス体制も弱く、不正や不祥事が発生しがちです。

課題解決のための経営脳

上記、10のテーマをピックアップしましたが、それぞれの質を改善し、高めるために必要なのが「経営脳」であることは言うまでもありません。

それぞれのテーマと「経営脳の5つのレイヤー」を関連付けると、次のようになります。もし、課題があれば、その解決のための参考にしてみてください。

  1. 明確なビジョンと目標設定
  2. メンバーの育成とエンゲージメント
  3. 効果的なコミュニケーション
  4. 顧客主義
  5. 長期利益
  6. 財務健全性
  7. 革新と適応力
  8. 社会的責任
  9. 運営管理
  10. リーダーシップとガバナンス

まとめ

さて、どうですか?今週は「経営の質」について、ChatGPT4oと一緒になって10のテーマをピックアップしてみました。

3Gマネジメント(=会社に関わる人たちの幸せの持続)」のために、どれも欠かせないテーマばかりです。

関連記事も含め参考にしてみてください。

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