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この記事は、更新時の情報と筆者の考えに基づくものです。
おはようございます!
今日は、2024年第33週の土曜日、世間は「夏休み/お盆休み」でしたが「正しく休めましたか?」。地震や台風で予定が狂ってしまった人や、「かき入れ時」で逆に大忙しだった人もいらっしゃると思いますが、そのような方は、近々「正しく休む予定をしていますか?」。
さて、今週は、経営脳「Layer2:フィジカル」と「Layer3:メンタル」の補足として「休息」について整理します。
「心身のコンディション」を最適化できていない人は、ぜひ参考にしてみてください。
このブログでは「10人~100人規模の中小企業経営者」の方々に向けて「経営脳の自主トレサポート」を目的に「もっといい会社」にするためのヒントを発信しています。初めてアクセスしていただいた方は、こちら(=「このブログについて」)をまずご覧ください。
【自覚】ベストコンディションは経営責任
規模の大小に関わらず経営者はトップリーダーであり、このポジションの人には「コンディションを常に最適化しておく責任」があります。
心身不調のリーダーが人心を集め、チームパフォーマンスを最大化するリーダーシップを発揮できることは極めてレアケースです。
リーダーは、実際のコンディションは当然として、見た目にも健全な心身がマストです。
【影響】セルフマネジメントのカルチャー
トップリーダーが「ベストパフォーマンスのためのセルフマネジメント」を実行している姿はチームに良い影響を及ぼします。
かつて、心身のコンディションが多少悪くても「根性でガンバル姿」が「美」とされた時代もありましたが、今やそれはナンセンスであり「コンディションを崩さないように自己管理(=セルフマネジメント)すること」が「美」だと私は思います。
本来は、コンディションを悪くしてからでは遅いのです。
心身のコンディションをベストにキープするために「*****に気を使っている」というセルフマネジメントが大切であり、それをリーダー=経営者が率先して実行している姿が、メンバーに良い影響を及ぼし、それが会社の文化=カルチャーとなれば、チームのパフォーマンスもワンランク上がるはずです。
【定義】「正しく休む」とは?
「正しく休む」とは「正しい休息を取る」ということであり、スケジュール的に「休日を取る」とは違います。
休日であっても心身に負担がかかるような過ごし方をすれば「休日なのに休息できなかった」ということになります。
実際、この季節「休んだ気がしない」と漏らす人が少なくありません。
常にベストパフォーマンスで活動できるスーパー経営者なら休息は必要ないかもしれませんが、ほとんどの経営者は「生身の人間」なので、定期的な「休息」が必要です。
本稿でいう「休息」とは「損なわれた心身のコンディションを回復し、正常に戻すこと」を指します。
したがって、寝だめしたり、栄養を取っても心身のコンディションが回復しなければ、その休息は「正しくない」ということになります。
【視点】コンディションの課題解決
課題解決の基本は「課題を鮮明にすること」です。
課題が鮮明になれば、解決策はより具体的になり、より効果的に実行することが可能です。
セルフマネジメントにおいても同様であり「コンディションの課題」を鮮明にする必要があります。
「なんとなく調子が悪いなあ」という課題認識であれば「寝れば治るかな?」「栄養を取れば治るかな?」などの「とりあえず解決策」が多くなり、「当たるか?」「当たらないか?」という行き当たりばったりの行動となり「マネジメント」とは言えない状態が続きます。
課題発見のフレームワークは「(あるべき姿)-(現状)」ですが、そのために「あるべきコンディションの状態は?」「現在のコンディションは?」というふたつの要素の解像度を高めることが、セルフマネジメントの基本です。
仮に、あるべきが「カラダの調子は絶好調で、モチベーション高く、アタマが冴えている状態」に対して「カラダはダルイし、やる気も湧かず、頭の整理ができない」という最悪の現状であれば、それぞれについて「なぜ?」を鮮明にすることで「解決策」が具体化されます。
(関連記事)【経営者の基礎スキル】課題発見のためのゴールファースト思考
【認識】自分のことを正しく知ること
百人百様、心身のコンディションは個人差があるので「***すれば良くなる」「***すれば悪くなる」と一概に言えるものではありません。ネットにあふれている様々な健康情報も「合う・合わない」があり、さらに「ホンマかいな?」と疑わしい情報も氾濫しているため「参考」にはなっても「鵜呑み」できるものではありません。
「自分の事は自分で知るしかない」と私は思っていますが、あなたはどう思いますか?
メンタル面で言えば「どうすればテンションが上がるか?下がるか?」「どんなときモチベーションは上がるか?下がるか?」、フィジカル面で言えば「どんなとき調子がいいか?悪いか?」「何を食べたら調子がいいか?悪いか?」、同様に「どれくらいの酒量が限界か?」など。
現在のコンディションに影響しているコト・モノは「何か?」を認識し、その情報の量と質が、セルフマネジメントの質を高めることになります。
【事例】休息の取り方サンプル
上述したように、百者百様であり、さら私は医療系の専門家でもないので「こうすればいい」という方法を無責任にアドバイスすることはできませんが、一般論として「良い」と言われている休息の取り方、過ごし方をサンプルとしてリストアップするので「あなた独自のセルフマネジメントの方法」を組み立てるための参考にしてみてください。
コンディションを崩さないために
- 毎日の「オンタイム・オフタイム」を規則正しく過ごす
- 毎日の食事は「ベストコンディションのため」という目的意識を持ってメニューを決める
- 自分にとって最適な「睡眠時間・時間帯」を知る
- 昼寝が効果的と分かれば、オフィス内に昼寝スペースを設ける
メンタルをリカバリーするために
- モチベーションが上がる書籍や動画を知り、定期的にINPUTする
- メンタルがリセットされ、軽くなる場所や方法を知る
- メンタルを正常に戻してくれる人と過ごす
フィジカルをリカバリーするために
- 定期的な健康診断、人間ドックで「現状」を正しく知る
- 体が軽い時、重い時、その原因を知り、リカバリーに備える
- 今がベストと勘違いしていないか?本当はもっと良くなるのでは?と疑ってみる
【まとめ】休むトレーニング
さて、今日は「夏休みシーズン」ということで、最近正しく休んでいない私自身の反省も込めてw「経営者の休息」を整理しました。
- ベストコンディションをキープすることは経営責任であること
- 経営者のセルフマネジメントがカルチャーに良い影響があること
- 「正しく休む」とは?
- コンディションの課題解決という視点を持つこと
- 自分のことを正しく知ること
- 「休息」の取り方サンプルを3つ
心身のコンディションがベストでなくなったとき、意識的にリカバリーできるようにセルフマネジメントすること。これも「経営脳のチカラ」であり、苦手な人にとっては「休むこと」も自主トレのテーマになります。
関連記事も含め参考にしてみてください。
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