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健康は経営責任という自覚と実践。

経営者のコンディションをマネジメントする
経営脳の第2レイヤー「フィジカル」をリセット!

経営脳の第2のレイヤー
フィジカル

会社経営の目的は「関わる人たちの持続的な幸せ」です。

その量的拡大・質的向上のために
「もっと役にたつように変化」することが「成長」です。

この「成長」を支えるのが「経営者のコンディション」。

マインドセット、メンタル、スキル、センスがどれだけ優れていても、
これらは「健全なフィジカル」があってのもの。

さて、ベストコンディションのための視点は?

経営脳の第2レイヤーである
「経営者のフィジカル」について紹介します。

このブログでは「10人~100人規模の中小企業経営者」の方々に向けて「自己投資=経営脳トレーニングのサポート」を目的に、「もっといい会社」にするためのヒントを発信しています。
初めてアクセスしていただいた方は、「このブログについて」をまずご覧ください。

【全体俯瞰】
経営脳の5つのレイヤー

中小企業経営者が「もっといい経営者」になるためのフレームワーク「経営脳の5つのレイヤー」
【経営脳の5つのレイヤー】
  1. マインドセット
  2. フィジカル
  3. メンタル
  4. スキル
  5. センス

会社と経営者の成長は、表裏一体。
経営者が成長すると、会社は成長します。

中小企業が直面する経営課題は
「経営者の成長課題」が映し出されたもの。

課題解決の重要視点は
「会社をどうするか?」ではなく「ジブンをどうするか?」。

そのトレーニングツールが「経営脳の5つのレイヤー」。
もっといい経営者になるためのフレームワークです。

その活用の前提は「自責」で真正面から向き合うこと。
その活用の効果は「自己効力感」となって返ってきます。

経営者のベストコンディションをマネジメントするフィジカルは、
「第2レイヤー」に位置しています。

5つのレイヤーの詳細は、下記の記事を参照してください。
経営脳の5つのレイヤー|フレームワークで経営力を強化する!

【要点概要】
カラダを整えれば、会社も整う

【経営脳】5つのレイヤー。第2階層は、ベストパフォーマンスのためにカラダのコンディションをセルフマネジメントする「フィジカル」。
【経営脳の第2レイヤー:フィジカル】

老若男女、職業や職種に関わらず、人はみんな「カラダが資本」です。
会社の規模に関わらず、チームのトップリーダーである経営者であればなおさら。

特に、中小企業の場合、
経営者のコンディションは、会社のコンディションと密接にリンクしています。

コンディションを整えれば、会社も整います。
コンディションを乱せば、会社も乱れるものです。

健康は経営責任である」という自覚が大切です。
厳しく言うと、健康をおろそかにしている経営者は「無責任」。

この責任を実践するための「フィジカル」が、経営脳の第2レイヤーに位置しています。

常にベストコンディションであるために、ジブンをどうマネジメントするか?の経営脳です。

【本質論理】
フィジカルと結果の関係

事後対処ではなく
事前対処の視点

これは「経営脳の話」です。

「フィジカルの良し悪し」ではなく
「マネジメントの良し悪し」。

「今、健康ですか?」ではなく
「健康のためにどうしてる?」という話です。

その重要視点は
「事後対処」ではなく「事前対処」

「疲れたらどうする?」ではなく
「疲れないためにどうする?」という視点で取り組むことがとても大切です。

「フィジカル・マネジメント」は
常に良い健康状態をキープするための
カラダのセルフマネジメント」です。

他のレイヤーも
フィジカルに左右される

経営脳の第2レイヤーに位置する「フィジカル」ですが、
他の4つのレイヤーとの関連を確認しておきます。

「フィジカル」の下層にある「マインドセット」は「経営者の正しい考え方」です。

マインドセットが整っていれば、経営の原理原則を体現するため、おのずとフィジカルを重視することになります。

逆も真なりで、カラダが不調であれば「正しく考えよう」というモチベーションも弱くなりがちです。

また、第3レイヤーの「メンタル」は、言うまでもなく「フィジカル」と表裏一体です。

さらに、その上に位置する「スキル」も「センス」も、健全な心身が伴ってこそ、その実力を発揮できます。

このように、5つのレイヤーは、それぞれ相互に密接に関連し合っています。

仮に、他の4つのレイヤーが整っていたとしても、それを行動に移すのは「カラダ」であることは言うまでもないでしょう。

つまり、健全な心身がスキルやセンスのパフォーマンスを高めるので、
自然と「良い結果」に向かっていくというロジック
です。

【優先要素】
8つのテーマでチェック

さて、各論です。

常にベストコンディションをキープするために、まず現状を確認することから始めましょう。

私は、医療や健康の専門家ではありませんので「こうすべき」という無責任な話は避けておきます。

ここでは、一般的によく出てくる8つのテーマをリストアップするので、振り返りの参考にしてみてください。

Check1
 ルーティンのキホンは食生活

「食生活」は、健康管理のための基本となるルーティンです。

「健康のための食生活」については、大量の情報が氾濫していますが、それらに惑わされることなく、冷静に「自分にとってのベスト」を見つけることが大切です。

「何を?」「いつ?」「どれくらい?」
食べればコンディションが良くなるか?悪くなるか?のモニタリングは「フィジカル・マネジメント」の基本です。

Check2
 質の良い睡眠

睡眠は「質」がとても大切と言われています。

食生活と同様、「自分にとってのベスト」を見つけて「質の良い睡眠」をとる必要があります。

「時間帯は?」「寝室は?」「寝具は?」
これらの「こだわり」が「フィジカル・マネジメント」として大切です。

Check3
 習慣としての運動

「コンディションが良いから運動するのか?」
「運動するからコンディションが良いのか?」

周りの経営者を見渡すと、この答えは「後者」だと私は思います。

ランニング、ボクシング、ジムで筋トレ、草野球、フットサル、トライアスロン、バイク、ヨット・・・。
様々な運動(スポーツ)を楽しんでいる経営者を観察していると、それが生活の一部となっており、習慣化することが大切なことが分かります。

Check4
 疲れる前の休息

頑張り屋の経営者ほど「疲れ知らず」「休まずバリバリ」というイメージがあります。

かつての私もそうでした。いつも頭は仕事に支配されていて、完全オフにならない、寝ていても夢にまで出てくる始末・・・。

「休んだ方がいい!」、それも「疲れる前に!」
これは、私の反省も踏まえて断言できます。

休息も上記同様、どのような休み方が「自分にとってベストか?」を知ることが大切。

「休暇」ではなく「休息」の視点です。

Check5
 ベストな環境と
 避けるべき環境

以上、Check1~4まで、「カラダそのもの」にフォーカスしましたが、「カラダが置かれている環境」もコンディションに影響します。

「好ましい環境」には個人差があるので、これも「ジブンにとってのベスト」を見つけることが大切です。

ベストコンディションのために
ジブンに、どんな環境を提供してあげるか?
ジブンには、どんな環境を避けてあげるべきか?
というセルフマネジメントの視点。

温度や湿度、音や光、香りなど。

忙しい経営者は無頓着になりがちですが、案外「環境」に左右されているものです。

Check6
 表裏一体のメンタル

「病は気から」といいます。
また「心身」と言うように、心と体は表裏一体です。

経営脳では、第3のレイヤーに位置する「メンタル(マネジメント)」も、カラダのコンディションのために軽視できません。

その詳細は「カテゴリー:メンタル」でご紹介していますが、その中でも特に「ストレスコントロール」が重要であることは言うまでもないでしょう。

その視点は「ストレスに耐える」ではなく「ストレスは元から断つ」。

他のメンタル要素と併せて、参考にしてください。

(参考記事)Layer3:メンタル「真の心の強さ」とは?

Check7
 定期的な健康診断

「フィジカル・マネジメント」を日本語で言うと「健康管理」。
「管理」とは、「チャンスとリスクへの事前対処・事前準備」のことです。

つまり、フィジカル・マネジメントとは・・・

健康チャンスのための事前対処・事前準備
健康リスクのための事前対処・事前準備

いずれも「事前察知」が必要です。
そのための「定期的な健康診断」。

定期的にチェックしてもらい、専門家のアドバイスを受けることが欠かせません。

私のおススメは「信頼できる主治医を持つこと」です。

その上で「先生、悪いところはありませんか?」と同時に「先生、もっと良くできるところはありませんか?」も相談しましょう。

「リスク」だけでなく、「チャンス」も管理する視点が大切です。

Check8
 何事もバランス!

以上、7つのチェックポイントを紹介しました。

最後の「8つ目のチェックポイント」は「バランス」です。

この「バランス」には、大きく2つの視点があります。

その一つは、上記「7つのバランス」

例えば、食生活が良くても、睡眠不足、運動不足が続くと台無しです。「どれか」ではなく「全部」というバランス感覚が大切です。

もう一つは、「時間のバランス」

会社経営は「長期戦」です。

経営者を引退するまでの長い時間、常にベストをキープするという「心構え」が意外と重要です。

若い頃の「ムリ」は、いずれ「ガタ」となって返ってきます。

「若さ過信のムチャ」をしない、というペース配分=バランスに気を付けましょう。

その他にも、食事や、ON-OFなど、何事もバランス視点が大切です。

(参考記事)フレームワーク|無料ダウンロード|経営脳を曼荼羅シートで展開

【軽視厳禁】
意外な盲点がふたつ

盲点1
 さらに「上」があるかも

軽視できないことがあります。

それは「さらに上があるかも?」です。

つまり「コンディションは悪くない」と安心していても、それは「ベター」であって、実は、さらに上の「ベスト」があるかもしれないのです。

もし、そうだったら「もったいない!」。

食事や睡眠、休息などを改善することで「潜在的なパワー」を見つけることができれば「大儲け!」です!

会社経営と同じで、「もっと上のベストがあるかも?」という視点が大切です。

盲点2
 企業文化の源泉であること

もうひとつは「企業文化(カルチャー)」の視点です。

チームが十分なパフォーマンスを発揮するためには
ベストコンディションをキープする企業文化」が
とても効果的です。

経営者のコンディションへの良い意識が源泉となり、それが企業文化(カルチャー)となり、その結果、チームのパフォーマンスが良くなるのです。

つまり「もっといい会社」になる。

残念ながら、コンディション不良のリーダーは人心を集めることが困難です。くれぐれも、フィジカルを軽視しないように注意しましょう。

【要点整理】
ジブンをベストにマネジメント

【経営脳】5つのレイヤー。「マインドセット」「フィジカル」「メンタル」「スキル」「センス」。

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コンディション改善のヒント