経営脳の第2レイヤー、
フィジカル。
経営者の「活力」で
会社の「空気」は変わる。
経営者のパフォーマンスを
予防・持続・回復の3つの機能でサポート。
重要視点、「健康管理は経営責任」。

10人~200人規模の中小企業経営者の「自己投資=経営脳トレーニングのサポート」を目的に、「もっといい経営者」「もっといい会社」に成長するヒントを日々更新しています。
40年近く税理士として中小企業経営を支援し、経営計画や管理会計、組織作りを専門とするマネジメントコーチ・堀井弘三が、その現場で得た豊富な経験と知識に基づき執筆しています。
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【イントロ】
いい経営者の共通点「健康」
経営者の考動が、直接的に会社の成果に反映されます。
経営者の考動が良ければ、
会社は「良い方向」に向かいます。
経営者の考動が良くなければ、
会社は「思わぬ方向」に向かいます。
特に、会社と経営者が事実上「表裏一体」のオーナー型中小企業は「そういう構造」です。
考動の「良し悪し」は、カラダのコンディションに大きく左右されます。
コンディションが良いときなら、考え方も行動もクリアな経営者でも、いったん崩れると、たちまち考動のクオリティは低下します。
「カラダが資本」と言われるゆえんです。
フィジカルが、経営者のパフォーマンスを左右する限り、健康管理は大切な「経営責任」と言えます。
多くの「いい経営者」のフィジカルは良好ですが、
フィジカルが良好だから「いい経営者」なのでしょう。
さて、ベストコンディションのための視点は?
「経営脳の第2レイヤー:フィジカル」について詳しく紹介します。
【構造理解】
経営脳における位置づけ
フィジカルは、経営脳の5つのレイヤーの第2階層(Layer2)に位置します。
下層の「マインドセット」が整っていても、
「フィジカル」のコンディション次第で、
上層の「メンタル」「スキル」「センス」のパフォーマンスが変わります。

体調が良い時は;
- メンタル:ゴキゲンです!
- スキル:持っているものをスピーディーに出し入れできます。
- センス:もちろん、ビンカンです。
でも、体調がすぐれない時は真逆ですね。
- メンタル:時にフキゲンになります。
- スキル:遅くなるだけでなく、そもそも発揮できなくなることも。
- センス:もちろん、ドンカンです。
経営者のフィジカルは、自分自身のパフォーマンスだけでなく、メンバーたちにも影響をします。
つまり、メンバー・チームを通じて、会社そのもののパフォーマンスとなって現れます。
繰り返します。
だから「経営責任」なのです。
【重要視点】
予防・持続・回復
これは、「カラダそのもの」ではなく、「経営脳」の話です。
「体調の良し悪し」ではなく
「セルフマネジメントの良し悪し」。
「今、健康ですか?」ではなく
「健康のためにどうしてる?」という話です。
フィジカル管理には、3つの視点が必要です。
1:予防性の視点
「疲れたらどうする?」ではなく「疲れないためにどうする?」。
リスクを事前に察知し、未然に対応するための視点です。
2:持続性の視点
良好なコンディションを安定的に維持するための視点。
一時的な好調ではなく、長期戦としてベストをキープする視点です。
3:回復性の視点
不調時に迅速にコンディションを取り戻すための視点。
崩れたときに、いかに早くリカバリーできるかという視点です。
これら3視点を総合的に機能させることで、経営者は持続的かつ安定的に高いパフォーマンスを維持できます。
「フィジカル・マネジメント」は 常に良い状態をキープするための 「カラダのセルフマネジメント」です。

【優先要素】
8つのテーマでチェック
さて、各論です。
常にベストコンディションをキープするために、まず現状を確認することから始めましょう。
私は、医療や健康の専門家ではありませんので「こうすべき」という無責任な話は避けておきます。
ここでは、一般的によく出てくる8つのテーマをリストアップするので、振り返りの参考にしてみてください。
Check1
ルーティンのキホンは食生活
「食生活」は、健康管理のための基本となるルーティンです。
「健康のための食生活」については、大量の情報が氾濫していますが、それらに惑わされることなく、冷静に「自分にとってのベスト」を見つけることが大切です。
「何を?」「いつ?」「どれくらい?」食べればコンディションが良くなるか?悪くなるか?のモニタリングは「フィジカル・マネジメント」の基本です。

私が心がけているのは、バランスと「ハラ8分目」。満腹の後は、どうしてもアタマが鈍るからです。
Check2
質の良い睡眠
睡眠は「質」がとても大切と言われています。
食生活と同様、「自分にとってのベスト」を見つけて「質の良い睡眠」をとる必要があります。
「時間帯は?」「寝室は?」「寝具は?」
これらの「こだわり」が「フィジカル・マネジメント」として大切だと思います。



私は、寝る前に「お笑い」を見て笑ってから寝るように心がけています。なぜなら「仕事の夢」を見ることが多いからです。カラダは寝ていても、アタマは「仕事モード」のまま寝ていないんですよね、たぶん。
Check3
習慣としての運動
「コンディションが良いから運動するのか?」
「運動するからコンディションが良いのか?」
周りの経営者を見渡すと、この答えは「後者」だと私は思います。
ランニング、ボクシング、ジムで筋トレ、草野球、フットサル、トライアスロン、バイク、ヨット・・・。
様々な運動(スポーツ)を楽しんでいる経営者を観察していると、それが生活の一部となっており、習慣化することが大切なことが分かります。



私は、ウォーキングのみです。でも、アベレージ「1日:8000歩」。年間「292万歩」は、ずっとクリアしています。
Check4
疲れる前の休息
頑張り屋の経営者ほど「疲れ知らず」「休まずバリバリ」というイメージがあります。
かつての私もそうでした。
いつも頭は仕事に支配されていて、完全オフにならない、寝ていても夢にまで出てくる始末・・・。
「休んだ方がいい!」、それも「疲れる前に!」
これは、私の反省も踏まえて断言できます。
休息も上記同様、どのような休み方が「自分にとってベストか?」を知ることが大切。
大切なのは、「休暇」ではなく「休息」の視点です。



私の休息は「小旅行」。けっこう頻繁にJRで片道2時間以内エリアへ出かけて行って、大好きな散歩を楽しん
Check5
ベストな環境と
避けるべき環境
以上、Check1~4まで、「カラダそのもの」にフォーカスしましたが、「カラダが置かれている環境」もコンディションに影響します。
「好ましい環境」には個人差があるので、これも「ジブンにとってのベスト」を見つけることが大切です。
ベストコンディションのために
「ジブンに、どんな環境を提供してあげるか?」
「ジブンには、どんな環境を避けてあげるべきか?」
というセルフマネジメントの視点。
温度や湿度、音や光、香りなど。
忙しい経営者は無頓着になりがちですが、案外「環境」に左右されているものです。



詳細は避けますが、私に必要な環境は「おひとり様」です・・・。
Check6
定期的な健康診断
「フィジカル・マネジメント」を日本語で言うと「健康管理」。
「管理」とは、「チャンスとリスクへの事前対処・事前準備」のことです。
つまり、フィジカル・マネジメントとは・・・
健康チャンスのための事前対処・事前準備
健康リスクのための事前対処・事前準備
いずれも「事前察知」が必要です。
そのための「定期的な健康診断」。
定期的にチェックしてもらい、専門家のアドバイスを受けることが欠かせません。
私のおススメは「信頼できる主治医を持つこと」です。
その上で「先生、悪いところはありませんか?」と同時に「先生、もっと良くできるところはありませんか?」も相談しましょう。
「リスク」だけでなく、「チャンス」も管理する視点が大切です。



私は、年1回の人間ドックを受け始めて、もう30年以上になります。
Check7
意識最小限の「習慣」にする
ここまでの要素を「習慣化」することが、フィジカル・マネジメントの要です。
日常の健康管理を「意識して頑張る」のではなく、「最小限の意識で実践できる」状態に持っていく。
歯磨きのように、やらないと気持ち悪い、というレベルまで落とし込めれば理想的です。
習慣化のコツは「小さく始めて、続ける」こと。
いきなり完璧を目指すと挫折します。



私のウォーキングも「カウントなし」の散歩から始めました。今では雨の日など、歩かない日があると、なんだか調子が悪いです。
Check8
ムチャをせず、節制
飲酒・喫煙・娯楽など、「やりすぎ」が健康を損なうものについて、自分にとっての適正値を把握することが大切です。
「ゼロにする」という極端な話ではありません。
「どこまでなら大丈夫か?」「どこから崩れ始めるか?」という限界値を知っておくこと。
何事もバランスです。



私は、毎晩「呑み」ますが、さすがに泥酔は避けてます(笑)。
【軽視厳禁】
意外な盲点がふたつ
盲点1
さらに「上」があるかも
フィジカル、意外な盲点があります。
それは「さらに上があるかも?」です。
つまり「コンディションは悪くない」と安心していても、それは「ベター」であって、実は、さらに上の「ベスト」があるかもしれないのです。
もし、そうだったら「もったいない!」。
食事や睡眠、休息などを改善することで「潜在的なパワー」を見つけることができれば「大儲け!」です!
会社経営と同じで、「もっと上のベストがあるかも?」という視点が大切です。



私は、体重を落としたときの身体の軽さに驚いたことがあります。ちょっと痩せるだけで、こんなにコンディションって変わるのか!と。
盲点2
企業文化の源泉であること
もうひとつは「企業文化(カルチャー)」の視点です。
中小企業では、経営者の考動が「あたりまえ」として、カルチャーを形成します。
フィジカルも例外ではありません。
- 模倣学習による浸透
経営者の良い生活リズムや健康習慣は、メンバーに観察学習され、無意識のうちに「あたりまえ」となります。 - 健康標準の引き上げ
経営者の良好なコンディションが組織の標準値、つまり「あたりまえ」として共有されます。 - 自責力の伝播
経営者が自らの身体を自己責任で管理する姿勢も、チームの「あたりまえ」を強化します。
チームが十分なパフォーマンスを発揮するためには「ベストコンディションをキープする企業文化」がとても重要です。
経営者のコンディションへの良い意識が源泉となり、それが企業文化(カルチャー)となり、その結果、チームのパフォーマンスが良くなるのです。
つまり「もっといい会社」になる。
残念ながら、コンディション不良のリーダーは人心を集めることが困難です。
くれぐれも、フィジカルを軽視しないように注意しましょう。
【課題抽出】
フィジカルを自問自答
8つの要素について、自分自身に問いかけてみてください。
- 食事:何を・いつ・どれだけ食べるか、把握しているか?
- 睡眠:最適な時間帯・長さ・環境を把握しているか?
- 運動:身体機能を維持するための活動を習慣化しているか?
- 休息:疲労の性質を理解し、効果的な回復方法を知っているか?
- 環境:温度・湿度・音・光・匂いなど、最適化しているか?
- 診断:専門家の診察や検査により、潜在リスクを早期に察知しているか?
- 習慣:日常の健康管理を最小限の意識努力で実践できているか?
- 節制:飲酒・喫煙・娯楽などの適正値を把握しているか?
「できている」と「できていない」を仕分けして、課題を明確にしましょう。
【要点整理】
ジブンをベストにマネジメント
さて「経営脳:第2のレイヤー:フィジカル」について整理しました。
- ベストコンディションのために、ジブンをマネジメントすることは経営責任であること
- フィジカル管理には、予防性・持続性・回復性の3つの視点が必要であること
- 8つの要素(食事・睡眠・運動・休息・環境・診断・習慣・節制)を網羅的に整えること
- 経営者のフィジカル・マネジメントが、企業文化(カルチャー)となって、チームのパフォーマンスを高めること
その目的は、「もっといい会社」に成長することです。
ここでは、8つのテーマをリストアップしましたが、それら以外にも「フィジカルにイイこと」があるなら、どんどん取り入れて「もっともっといい経営者」になってください!
お役に立ちますように!
