経営者として成長するため、社長は13時出勤が良い理由

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2024年第14週土曜日、やっと桜がいい感じですね。春はなぜか「いろいろ」始めたくなる季節ですが皆さんはどうですか?

さて、今日は、賛否両論承知で「社長は13時出勤が良い」という話を書き留めておきます。

結論は「午前中は経営者として成長するために時間投資をする」という話です。

このブログでは「10人~100人規模の中小企業経営者」の方々に向けて「経営脳の自主トレサポート」を目的に「もっといい会社」にするためのヒントを発信しています。初めてアクセスしていただいた方は、こちら(=「このブログについて」)をまずご覧ください。

「経営者の仕事」を後回しにするリスク

中小企業経営者と接していると、忙しくて「経営者の仕事」が後回しになって、結果として疎かになっている人が多いなあ、とよく思います。

経営計画、計数管理、人事関連、仕組み作りなど「経営者の仕事」はたくさんあるのですが、中小企業経営者の多くは「プレーイングマネジャー」なので「プレーヤー」としての仕事を優先することが多く、ついつい「経営者の仕事」が後回しになってしまっているのです。

そのデメリットは、「経営者の仕事」が手薄になるという実務的なことだけでなく、経験値が上がらないので「経営脳のトレーニング」が進まないという「リスク」です。

厳しく表現すると「経営者としての成長が遅い」という話。

「もっといい会社にしたい!」と思って日々一生懸命働いているのに、経営者としてのスキルが伸びないので、忙しい割には会社が成長しない、という残念な結果となることがとても多く、私は「もったいないなあ・・・」とよく思うのです。

経営脳を高めるためのタイムマネジメント

  • 時間がある時に経営理念を考えよう
  • 時間が出来たら経営計画を立てよう
  • 時間のスキを見つけて試算表をチェックしよう
  • こんど、ゆっくり時間を作って・・・

そんな経験はありませんか?

「経営者の仕事」は、手すきの時にするものではなく「最優先すべき仕事」なのに、です。

「経営者の仕事」の経験値を上げることが「経営脳を鍛え、高めること」になります。

ご承知の通り、経営には理屈も大切ですが、それ以上に経験は何倍も何十倍も「経営脳のトレーニング」に効果があります。

「時間が空いたとき」ではなく「時間を空けよう」、そのための、つまり、経営脳を高めるための「タイムマネジメント」をしようという提案です。

(参考記事)最高の人生のための「経営者のタイムマネジメント」

午前中は「経営脳の自主トレ」に投資する

具体的には、会社に出勤するのは13時にして「午前中は、経営脳の自主トレの時間」として固定し、それを習慣化することがオススメです。

個人差はあるかもしれませんが、心身のコンディションが良くフレッシュな午前中の方が、プレーヤー仕事を終えた後の疲労感を感じる午後より効果があります。

経営脳は「マインドセット・フィジカル・メンタル・スキル・センス」の5つのレイヤーですが、午前中の習慣(ルーティン)として、一例を紹介すると次のようになります。

06:00フィジカル起床&朝食
07:00フィジカル
メンタル
「晴歩雨読」
晴:ウォーキング
雨:読書
09:00マインドセット
メンタル
スキル
センス
インプット
10:30スキルアウトプット
12:00フィジカル昼食
13:00出勤

私の午前をベースにアレンジしたら「メニュー」は、このようになります。

「マインドセット・フィジカル・メンタル・スキル・センス」のそれぞれのレイヤーにとって「良いこと」を毎日午前中にこなすことで「経営脳」のトレーニングは着実に進みます。

下記「私の場合」を紹介するので、参考にしてみてください。

食事

食事は、フィジカルの基本です。私が注意しているのは「時間厳守と八分目」です。

24時間=6時間*4なので、6時:朝食、12時:昼食、18時:夕食、という具合に6時間ごとにチャージするようにしていますが、この規則正しさが体内時計を正常に保っているんや、という気がしていますw。

ウォーキング

フィジカルだけでなく、メンタルにも効果を得たいので、ウォーキングのために「好きな場所」に移動する往復時間も含んでいます。私の場合、テンションが上がりメンタルにも効果がある場所は、京都なら鴨川や御所、平安神宮周辺を、大阪なら中之島公園や大阪城、福岡なら大濠公園やももち浜、って感じです。

「走る」のではなく「歩く」理由はアタマが冴えるからです。

不思議なもので、アイデアや「ネタ」の大半は、ウォーキング中に閃くことが多いので、その都度立ち止まってスマートフォンにメモしています。

インプット

私は、職業柄特に必要性を感じていますが、経営者も同じだと思います。情報をインプットする時間が必要です。私が注意しているのは、新聞雑誌でもネットニュースでも「流し読みしない」です。以前は「広く浅く」だったのですが、最近は「狭く深く」です。毎日「これ!」と思った知識や情報を「ひとつ自分のものにする」というインプットに心がけています。

「広く浅く得る情報」は「知る」で終わるのですが「狭く深く得る情報」は「知る」に「考える」が加わるのでトレーニング効果が高いと感じています。

この「考える効果」は、マインドセット、メンタル、スキルに加えて「センスを高めるため」にも及ぶと感じています。

アウトプット

経営者の中にも、ブログやSNSでアウトプットしている人は少なくありませんが、その他にも「理念を作る」「経営計画を立案する」「新たなビジネスを考える」「課題解決方法を考える」「仕組み化を設計する」「会議資料を作成する」など、経営者としてアウトプットするテーマはたくさんあります。

この時間の効果は、アウトプットしている間に「誰かと共有したいこと」「誰かに指示依頼したいこと」など、社内外の人たちとタイムリーなテーマが湧き出てくることです。

つまり、アウトプットをすると、次のアウトプットに繋がり広がるというイメージです。

(参考記事)経営脳を整え、鍛えるための自主トレマニュアル

もうひとつの効果「上機嫌」になる

以上、あくまでも私見ですが参考までに「私の例」を紹介しました。

あと、この「午前中の習慣(ルーティン)=経営脳トレーニング」には、もうひとつの重要な効果があると実感しています。

それは「上機嫌」になることです。言い換えれば「モチベーションが高まる」です。朝から「充実した時間」を過ごすので、気持ちがいいのです。

この良質なモチベーションは、13時に出勤するときの「おはよう!」の挨拶にも表れ、チームの雰囲気にも良い影響を及ぼします。

もちろん、時には新たな悩みが生じて気分が冴えない時もありますが、それは「生身の人間」だから仕方がないです(笑)。でも私の場合は、確実にゴキゲン割合が増えたのです。

(参考記事)経営脳5つのレイヤー:第3階層:経営者のメンタルマネジメント

そんな時間の余裕はないよ・・・

「午前中マルマル?」「それも毎日?」「13時出勤?」、「そんな余裕があったら、とっくにやってるよ!」という声が聞こえますが、これが「運命の分かれ道」です。

  • 余裕がないから、あきらめて、経営者の仕事を後回しにし続けるか?
  • 余裕を作るようにして、経営脳の自主トレを習慣化するか?

余裕が無くても、なんとかして時間を捻出して「午前中の1時間」からスタートしてみてください。

その「1時間」の効果が、必ず「余裕」に繋がり、2時間、3時間、午前中、と徐々に広がっていきます。

中途半端な(?)研修やセミナーとは違う、次元の違う効果を実感するはずです。

(参考記事)経営者のマインドセット|「可能」を前提に考動しているか?

まとめ

さて、今日は「経営者として成長するための時間投資=のタイムマネジメント」について整理し、そのひとつの方法として「13時出勤の提案」をしました。

冒頭、気遣って賛否両論があることをお断りしましたが、私のホンネには「否はないやろ」=「やらない理由はない」と思っているくらい効果的な習慣です。

関連記事も含め参考にしてみてください。

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以上、お役に立ちますように!

参考:ChaGPTのプロンプトとアウトプット

ご参考までに「相棒」のChatGPTは、どんなアウトプットをしたかをコピペしておきます(原文のまま)。

相変わらず「さすがやな」と思います(笑)。

「経営者として成長するため、社長は13時出勤が良い理由」というタイトルから連想される内容を以下のように箇条書きでまとめることができます:

このタイトルからは、経営者が自身の勤務時間を見直すことで、個人の生産性、チームの自立、ワークライフバランスの改善など、多方面にわたるメリットがあることが連想されます。

  • 時間管理の重要性
    • 経営者が効率的な時間管理を行うことの重要性。
    • 一日のスタートを遅らせることで、より計画的に時間を使えるようになる。
  • 朝の時間の活用
    • 朝の時間を自己啓発や健康維持のために使うことのメリット。
    • 朝の時間を使って、読書、運動、瞑想などを行うことで心身のバランスを整える。
  • ストレス軽減
    • 通勤ラッシュを避けることでストレスを軽減できる。
    • 1日をリラックスしてスタートさせることのメリット。
  • 生産性の向上
    • 出勤時間を遅らせることで、集中力が高まり、生産性が向上する可能性。
    • 効率的な仕事の進め方として、ピークパフォーマンスの時間帯を見極める。
  • ワークライフバランス
    • フレキシブルな勤務時間がワークライフバランスの改善につながる。
    • 個人のライフスタイルに合わせた勤務時間の設定。
  • チームとのコミュニケーション
    • 経営者が後から出勤することで、チームが自立して動きやすくなる。
    • チームメンバーが責任感を持って業務に取り組む環境を促進。
  • イノベーションの促進
    • 従来の枠にとらわれない勤務時間の設定が、創造的な思考を促す。
    • 柔軟な働き方が新しいアイデアやソリューションの創出につながる。
  • 経営戦略の見直し
    • 自身の勤務時間を変えることで、経営戦略や業務プロセスの見直しを促す。
    • 効率的な経営を実現するための新しいアプローチを模索。