
おはようございます!
今日は、2024年第29週の土曜日。
夏バテしてませんか?
私は、デスクワーク中は「短パン」で過ごしているので、相変わらずのハイテンションです(笑)。
さて、今週は「トキ=時間」のことで最近特に気になってることを整理しておきます。
伝統的なフレームワークに「ヒト・モノ・カネ」があり、私もよく使っているド定番ですが、これに「トキ」を加えて「ヒト・モノ・カネ・トキ」にした方が役立つなあ、と最近気になっているというわけです。
「時間を有効活用すること・ムダにしないこと」という「当然」を改めて確認します。
この記事は【シン・フレームワーク】「心技体」×「ヒト・モノ・カネ」の補足です。
このブログでは「10人~100人規模の中小企業経営者」の方々に向けて「経営脳の自主トレサポート」を目的に、「もっといい会社」にするためのヒントを発信しています。
初めてアクセスしていただいた方は、「このブログについて」をまずご覧ください。
【前提】
フレームワークは自由な道具
以前、私も「シン・フレームワーク」として「心技体×ヒト・モノ・カネ」をこのブログで紹介していますが、この「ヒト・モノ・カネ」は、長年語り継がれているだけあってひとつの本質であることは間違いありません。
この3つの要素は、重要な経営資源であり、会社の成長のためにどれも欠かすことはできません。
うまく経営できていない会社を観察すると「ヒト・モノ・カネ」のいずれか、あるいは全部について重要な課題を抱えているものです。
「ヒトの問題は?」「モノの問題は?」「カネの問題は?」と自問自答のきっかけにすると経営課題が整理できるというド定番のフレームワークです。
最近では「ヒト・モノ・カネ・情報」と4つで考える人も多いようですが、フレームワークは「自分さえ良ければいい道具」なので、4つで考える方が整理できるなら、それはそれで良しです。
私は、「ヒトの情報・モノの情報・カネの情報」と考えるので、あえて「情報」を4つ目にはせず、「トキ」を加えて「ヒト・モノ・カネ・トキ」とするほうが効果的だと実感していますが、「ヒト・モノ・カネ・情報・トキ」と「5つのフレームワーク」が使いやすければ、それも「あなたの自由」です。
(関連記事)フレームワーク|経営者のアタマをもっと良くする便利な道具
【トキ】
平等かつ限られた経営資源
「時は金なり」という、これも昔から語り継がれているフレーズがあります。
アメリカのベンジャミン・フランクリンの言葉ということですが、私は若い頃「落としたお金は、また稼げばいいけど、ムダにした時間は二度と戻ってこない」と誰かから聞いたときにグサッと刺さったことを今でも覚えています。
なので「お金の無駄遣い」は翌朝には忘れていますが「時間の無駄遣い」は、いつまでもウジウジして、その時間をムダにするという悪循環に陥ることがあります(笑)。
時間は1日24時間、平等に与えられた「資源」であり、その活用次第で成果に差が出るということは、私のように年を重ねると益々納得することが多くなります。
仮に「ヒト・モノ・カネ」が潤沢にあったとしても「時間を活用している経営者」と「時間をムダにしている経営者」であれば、その成果に差が生じます。
私の経験を大雑把に分類すると、次のような具合です。
時間にシビアな経営者 | 時間にルーズな経営者 | |
---|---|---|
業績好調 | 経営プロセスにおいて ムダが少なく 生産性、効率性が高い | 機会損失(ムダ)が多く 「もっと儲かるはず」の もったいない状態 |
業績イマイチ | 「ヒト・モノ・カネ」の課題解決策を 時間軸に落とし込み業績改善に向かう | 課題解決を 具体的なスケジュールに落とし込まない |
(参考記事)「黒字経営」だからといって「いい会社」とは限らない理由
【参考】
時間を大切にする経営者に学ぶ
限られた経営資源である「トキ」を大切にする経営者には共通点があります。
セルフチェックの参考にしてみてください。
ムダに敏感
=シビアの本質
「トキ」を大切にする経営者は、会社のあらゆるプロセスに精通しており「ムダ」に目を光らせています。
このタイプの人を「ケチで細かい経営者」と評する人もいますが、以前、ある経営者に「シビアですね!」と声をかけたときに「みんなで頑張って稼いだ利益は1円もムダにできない。この積み重ねがあるから給与や賞与を上げることができるんよ。」と返ってきたときに「御意」と言うしかありませんでした。
「ケチ」でもなんでもなく、そこには「メンバーへの感謝と責任」を感じたものです。
時間はマイナス思考
=ゴールファースト
業績好調の会社の経営者は、マインドセットは「プラス思考」ですが、時間に関しては「マイナス思考」の人がほとんどです。
「時間のマイナス思考」というのは、「ゴールから逆算して考える思考習慣」のことです。
「3年後の目標」を実現するためには、それまでの36か月はどのようなアクションが必要か?また「1年後の中間目標+2年後の中間目標」というように、プロセスを時間軸に沿って言語化、可視化、数値化することが当たり前の考動習慣になっています。
他人の時間を
奪わない、邪魔しない
また、顕著なのは「他人の時間も大切にする」という共通点です。
「約束を守る」は当然ですが、相手の時間を奪うことがありません。
特にメンバーの時間を大切にするので「ちょっといいかな?」という声掛けで集中を邪魔することもなく、また、予定外の「延長」もありません。
会議など、複数のメンバーとの時間は開始時間と共に終了時間もあらかじめ決めています。
時間単位・分単位の
スケジューリング
さらに、スケジューリングにおいても「差」を感じることがよくあります。
「トキ」を大切にしている経営者は共通して「時間単位・分単位でスケジューリング」しています。
「会議は月曜日」ではなく「会議は月曜日の10時から90分」というような具合です。
なので、上記「他人の時間」にも共通しますが、今すぐ対応できない連絡に対して「終わり次第連絡します」というような対応はしません。
「10時半に連絡します」というように時間が明確で、相手に「そろそろ返事来るかな?」などと考えさせることはありません。
コンディションマネジメント
=自分を最適化
「時間は有限」と言う意識が強いのか、パフォーマンスを最大化する工夫をしている人も「スゴイな」と思います。
「頭がさえている時間にすること」「頭が疲れた時間にすること」そして「頭を休める時間」など「起きてる時間」を最大活用するようなタイムマネジメントをしていて「見習わないとなあ」と思わされます。
さらに、タイムマネジメントを深めたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。
(関連記事)最高の経営者人生のための「タイムマネジメント」
【結論】
時間を制する者は経営を制する
さて、どうでしょう?最近、特に気になっている「トキ」について整理しました。
平等かつ限られた経営資源である時間を有効活用すること、ムダにしないことが、経営品質を高めることになります。
関連記事も含め参考にしてみてください。
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以上、お役に立ちますように!