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  4. 03:組織戦略の全容|最高のチーム「5つの仕組み」

03:組織戦略の全容|最高のチーム「5つの仕組み」

2026 3/31
2024年2月20日2026年3月31日
H.HORII

中小企業共通の弱点。
それは「組織戦略」。
組成・採用・育成・評価・分配。
5つの視点で「最高のチーム」を目指す!

10人~200人規模の中小企業経営者の「自己投資=経営脳トレーニングのサポート」を目的に、「もっといい経営者」「もっといい会社」に成長するヒントを日々更新しています。
40年近く税理士として中小企業経営を支援し、経営計画や管理会計、組織作りを専門とするマネジメントコーチ・堀井弘三が、その現場で得た豊富な経験と知識に基づき執筆しています。
初めてアクセスしていただいた方は、「このサイトについて」をまずご覧ください。

「組織戦略」とは、
「最高のチーム」を作り、
「期待する成果を得るための仕組み」。

そのベースにある思想は「人的資本経営」。

人材を、
消費する「資源」ではなく、
投資する「資本」として
「価値を高めていく経営」。

中小企業が人的資本経営を実践するための「組織戦略」の全体像を俯瞰します。

まず「全容」を整理し
迷子になったり、遠回りしないように
「アタマの地図」を作りましょう。

INDEX

【組織戦略】
最高のチームのための5要素

(画像)経営戦略の細分ロジックツリー。経営戦略の中での組織戦略の位置付けと、その5つの要素のイメージ。

このサイトでは「中小企業の組織戦略」について、

  • 組成
  • 採用
  • 育成
  • 評価
  • 分配

この5つの視点で解説しています。

「イマイチなチーム」の原因を探ると、この5つのどれかに、あるいは、複数に課題があることが分かります。

また、なかなか「チームの課題」が解決しないケースを観察していると、課題が整理できず、むやみに「精神論」や「根性論」あるいは「威圧」によって「なんとかしよう」とする経営者の姿が散見されます。

いきなり「厳しいコト」を言いますが、

「いいチームにならない」のではなく
「いいチームにできない」のです。

この現実を直視したうえで
「5つに要素分解して課題解決」する視点がとても大切です。

以下、それぞれの概要を紹介します。

各要素の「視点」に注意して読んでみてください。

【第1要素】
組成:チームビルディング

「組織戦略」における最初の視点は「組成」。

「チームビルディングの視点」です。

そもそも「どんなチームが理想か?」です。

「組織戦略」における「ゴール設定」。

「最高のチーム」を目的とするなら、他の4つ(採用・育成・評価・分配)は、手段と位置付けられます。

  • 攻めることに長けたチーム?
  • 守りに長けたチーム?
  • 攻守ともに優れたチーム?
  • 独裁的なチーム?
  • 民主的なチーム?
  • 新しい価値を創造しまくるチーム?
  • お金より時間を大切にするチーム?
  • とにかくどん欲に稼ぐチーム?
  • トランスジェンダーに優しいチーム?

「理想のチーム」と言っても、その「理想」は様々です。

この「理想」に、一般的な「あるべき姿」はありません。

もちろん、他者が決めるものでもありません。

経営者の「マイ・チーム」。

経営者自身が
「自分にとっての最高のチーム」を定義する必要があります。

いや「自由に定義できる」と言った方がいいかもです。
メンバーとの相性も大事だし。

「どんなチームが理想か?」

この「組成の視点」に課題があると
「デキル人材を集めれば、いいチームになる」という幻想の罠にはまりがちです。

例えるなら…
「個人成績はスゴイけど、掛け算にならない」
「いい商品はできるけど、営業力が伴わない」
「攻撃陣は充実しているけど、守備陣がボロボロ」

みたいなアンバランスです。

「優秀な個」ではなく
「優秀な組織」の視点がとても重要
です。

「2部:組成編」で詳しく紹介しているので、気になる方は、個別記事を参考にしてください。

【第2要素】
採用:必要な人材が、必ず来る

二つ目の要素は「採用」。

人手不足が深刻化する現在において、ますます重要度が増している要素です。

「必要な人材が、必ず来る会社」

これが目指すゴールではないでしょうか?

「必要な人材がなかなか採れない」

このような悩みを抱えている経営者を観察すると、2つの原因が共通しています。

原因1「いい人」を採ろうとしているから

採用すべきは「チームとして必要とする人材」です。

目的は「いい人」ではなく「いいチーム」です。

  • 既存メンバーとの相性は?
  • 不足しているポジションは?
  • 強化すべきポジションは?

「組成」が目的であり
「採用」は手段
です。

原因2「マーケティング視点」がないから

今や「人材を採る」のではありません。

今は「人材が来てくれる」かどうか?です。

そこに必要なのは「マーケティング視点」。

顧客と同様、人材も市場での獲得競争です。

「競争力」が試されます。

「顧客に売る」のではなく
「顧客に買ってもらう」。

この視点と同じです。

さて、どんな「投資」をすればいいか?

「3部:採用編」で詳しく紹介しているので、気になる方は、個別記事を参考にしてください。

【第3要素】
育成:人が成長するカルチャー

三つ目の要素は「育成」。

「人が成長する会社」と
「人が成長しない会社」。

この「結果の差」は言うまでもありません。

では「手段の差」は?

「カルチャー」です。

人の成長には「環境」がとても大きく影響します。

  • 人が成長する環境は整っているか?
  • 人が成長する環境を整えたか?
  • 人が成長する環境を理解しているか?

「人が成長する会社」を観察していると、
「経営者の理解の正しさ」を感じます。

つまり
「どんな環境に整えれば、
 人が活き活きと活躍するか?
」をよく知っている。

活き活きと活躍するから、
どんどん経験値を高め
ますます成長していく。

そんな「カルチャー:企業文化」が醸成しています。

そんな会社から学ぶことがたくさんあります。

さて、どんな「投資」をすればいいか?

「4部:育成編」で詳しく紹介しているので、気になる方は、個別記事を参考にしてください。

【第4要素】
評価:貢献評価と成長支援

四つ目の要素は「評価」。

ひとり一人丁寧に
「貢献評価」を行い
「成長課題」を共有し
「成長支援」をする仕組み
です。

つまり「人事評価」には、2つの役割があります。

ひとつは「貢献評価」。

公平公正に貢献度を評価すること。

もうひとつは「成長支援」。

貢献度を高めるためにどんな課題があるか?

「成長課題」を明確にすることが大切です。

「成長課題」が不明瞭であると「解決」できません。

  • 「何が足りないか?」
  • 「何が得意か?」
  • 「何が苦手か?」

得手不得手を明らかにし
「解決の方向性」
「解決の優先順位」
「解決の具体的な方法」までを
「本人と共有する」ことが大切です。

「人事評価」はそのための「仕組み」。

ただ・・・

「人事評価」は「もろ刃の剣」です。

「やるなら、きちんとやる」

「できないなら、やらない」

「人事評価」を中途半端にすると
「チーム崩壊のリスク」があります。

「5部:評価編」で詳しく紹介しているので、気になる方は、個別記事を参考にしてください。

【第5要素】
分配:成果を分かち合う

最後の要素は「分配」。

チームで得た「成果」。

この「成果」をどのように分配するか?です。

もっともシンプルなコンセプトは
「みんなで稼いで、みんなで分かち合う」

…とは言え、いつもいい時ばかりではありません。

ダメだったときは
「みんなで痛みを分かち合う」。

良い時も、悪い時も、成果を分かち合う仕組み。

「業績連動型」です。

公平公正な成果分配の仕組みは、
メンバーのモチベーションに直結します。

デリケートなテーマです。

慎重に設計し、ていねいに運用しなければなりません。

「6部:分配編」で詳しく紹介しているので、気になる方は、個別記事を参考にしてください。

【要点整理】
組織戦略は大変だけど。。。

さて、どうでしょうか?

「人的資本経営」の思想をベースにした
「組織戦略」の全体像を紹介しました。

採用・育成・評価・組成・分配。

「最高のチーム」を作り、運用することは、とても大変です。

簡単ではありません。

なぜか?

「中小企業の競争力の本質」だからです。

もし、カンタンであれば
「みんな優良企業」となって
さらに「ハイレベルな競争社会」になります。

周りがカンタンにできないことを
努力して前進する。

「一発屋」ではない
「本当の競争力」は「組織の優劣」です。

できるところから、コツコツ、丁寧に進めましょう。

「シンドイ」その先には
「スゴクいいコト」がありますから。

お役に立てますように!

【関連記事】
「組織戦略」全記事リスト

1部:概要編
  • 01:組織戦略の本質|最高の経営者人生のために
  • 02:組織戦略の主軸|人的資本経営|消費から投資へ
  • 03:組織戦略の全容|最高のチーム「5つの仕組み」
  • 04:組織戦略の前提|相性の良し悪しがとても大切
  • 05:組織戦略の目的|経営者の自由度を拡げる
2部:組成編
  • 01:組織作り|経営者のチームビルディング・スキル
  • 02:組織作り|最高のチームを作る実務:5ステップ
  • 03:組織作り|「もっといいチーム」の「らしさ」
  • 05:組織作り|「感じのイイ会社」のカルチャー
3部:採用編
  • 01:採用力の課題|「イイ人」はなぜ採れないのか?
  • 02:採用力の強化|「イイ人」を採るマーケティング
  • 03:採用力の改善|「イイ人」を見極めるための視点
  • 04:採用力の改善|「イイ人」に選ばれるための視点
  • 05:採用力の実務|「イイ人」を見極める面接のコツ
4部:育成編
  • 01:人を育てる覚悟「ホンキ」で人を育てているか?
  • 02:人材育成の準備「優秀な人材」を言語化してるか?
  • 03:人を育てる前提「ヒト」を正しく理解しているか?
  • 04:人材が育つ文化「成長の定義」を共有しているか?
  • 07:人材育成の仕組「学校方式のPCDA」で育てる!
5部:評価編
  • 01:人事評価の本質|人を育てるための道具
  • 02:人事評価の現実|中小企業が失敗する理由
  • 03:人事評価の運用|「成功例」と「失敗例」の比較
6部:分配編
  • 01:成果分配の概要|業績連動型賞与の「ざっくり」
  • 02:成果分配の功罪|業績連動型のデメリットとリスク

このサイトでは、ひとりでも多くの経営者の方々のお役に立ちたいという思いを持って、なるべく深く、そして詳しく発信しているつもりなのですが、「ひと」に関することには「どうしても書けないこと=公表できないこと」があります。

特に、人事評価とか給与賞与に関するマネジメントには、その性質上「社員さんたちには知られない方がいいこと」があります。

お察しのとおり、このサイトは経営者の方だけではなく、一般社員さんたちもアクセスし読むことができます。

すべて「理想論」や「タテマエ」で解決できればいいのですが、「人に関する実務」はそんなに甘いものではなく、時には「荒療治」しなければならないシーンがあります。この「荒療治」を文字で誤解なく伝えることはとても困難です。

また、カモフラージュした「事例紹介」であっても、当事者の方々にとっては「あ、この記事、当社のことやん」ってすぐにわかってしまいます。それは、その社員さんにとっても「あ、自分のことだ」とわかってしまいます。「いい話」の場合はいいのですが「よくない話」の場合は、気分を害したり、あらぬ誤解を生じさせたりするリスクがあります。

このような理由で「トラブル解決系」や「裏技的な方法」は、一般公開しているこのサイトでは書けません。

「それが聞きたいのに・・・」と、物足りなさを感じられる方も少なくないと思いますが、何卒ご了承ください。

ただ、トラブルや裏技が必要になるときの共通した原因があります。それは、この「組織戦略」を疎かにしてしまったリバウンドであること。念のために書き添えておきます。

1部-概要編
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この記事を書いた人

H.HORIIのアバター H.HORII マネジメントコーチ

思考のスパーリング・パートナー

もっとエエ会社にしたいなら、
もっとエエ経営者になればええねん!

これが口ぐせ。

1999年に税理士事務所を創業し、
勤務時代も含めると約40年近く
300人を超える中小企業経営者の
成功と失敗を特等席で見てきた
「超実務家」。
2022年に幸せな事業承継を遂げ、
自ら「経営の入り口から出口まで完走」。

現在はマネジメント・コーチとして、
20〜40代の次世代経営者を
「あおって、いやして、元気づけて」
パフォーマンスを最適化するのが仕事。
その現場で得た「もっとよくなるヒント」を
惜しみなく日々発信中。

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    【研究レポート】中小企業経営者論
  • 02:経営者の「カタイ頭」:柔らかくする8つの習慣
    3部-実践編
  • 00:経営者のマインドセット:「最高のチーム」にするための考え方
    経営者のマインドセット
  • 18:リーダー力|信頼と共感で人を牽引する力
    経営者のスキル:基礎編
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