どちらかというと
「褒めてる方」だと思う。
でも、それで育ってるかな?
むしろ緊張感がなくなったかも。
やっぱり・・・
「ダメ出し」の方がいいんじゃね?
最近、メンバーを褒めてますか?
最近、誰かに褒められましたか?
褒められるとうれしいし、
誰かを褒めると喜んでくれて、
こちらもうれしい。
そこには
「何らかのエネルギー」が発生する気がします。
男女問わず「カッコイイね!かわいいね!」と言い続けると益々カッコよくなり、可愛くなるといいます。
人は認められ褒められると、その「幸せな気分」を再体験したくて「もっと褒められたい」と思うのでしょう。
だから「もっと頑張ろう!」とモチベーションが高くなっていきます。
どう思いますか?
今回は、
このエネルギーを人材育成に使おう!という話。
【承認欲求】
優秀な人材ほど褒めて欲しい
優秀な人材ほど
- 「関心を持ってほしい」
- 「認めてほしい」
- 「褒めてほしい」
という「承認欲求」が強いと思います。
いや、反対かもしれませんね。
「承認されたくて、頑張った結果、優秀」
どっちでもいいです(笑)
「優劣と承認」に関係がありそう、という話です。
「関心を持たれること」で
「モチベーション」があがり
「もっと認めてほしい」
「もっと褒めてほしい!」。
さらにその欲求が強くなり、
そのためにもっと頑張る。
・・・この繰り返しで人は成長する・・・
だから「褒め”上手”になろう」という話です。

「ヘタ」な人は、
褒めないか、
やたらチヤホヤする
かつて「自慢」はあまりよい印象はありませんでした。
でも、今は
「見て!見て!」
「聞いて!聞いて!」
「いいね!」
「すごいね!」という
「アピールとリレーション」が当たり前に。
「しごいて鍛える時代」から
「褒めて伸ばす時代」に変わったと思います。
この傾向は「優秀な人材*」ほど強いと思います。



注:優秀な人材とは
「当社にとって優秀な人」のこと
逆を考えればわかりやすいのでは?
「社長に、どう思われてもいいや」という
「諦め系人材」。
そのタイプは「暖簾に腕押し」です。
この話をすると
「優秀な人材なら、
褒めなくても
放っておけばイイ」という意見があります。
「一理」あると思います。
でも、そのタイプは「一般的に優秀な人材」の話。
上手に絡まないと「一匹狼」になってしまうことがあります。
私は
「当社にとって、もっと優秀になって欲しい」から
「絡み、褒めることが大事」と思うのです。
【承認考動】
何を「褒めてる」のか?
成果があったメンバーに
「イイね!」は
「反射的に」やってると思います。
でも、それでは効果は半分。
- 「何が」イイね!なのか?
- 「どれくらい」イイね!なのか?
たとえば
「新規顧客を獲った!」というケース。
- 新規を「獲ったこと」を褒めているのか?
- プレゼンなど「方法」を褒めているのか?
- その評価は「満点」なのか「合格点」なのか?
「何を褒めてるのか?」
「どれくらい褒めているのか?」
具体的かつ明確に伝えることがとても大切です。
単に「よくやった!」と褒めるのと、
「プレゼンが秀逸だったね!」と褒めるの違い。
彼ら彼女らの
「欲求のツボ」を
「ドンピシャ」で
「承認してあげる」ことが大事なのです。
「自分のことをよく分かってくれている」
「よく見てくれている」という
「実感」が大切です。
これを外すと
「褒めることが逆効果」ってことすらあります。



ヘアスタイルをチェンジした相手。
「お!今日はいいね!」
「どこが?」
「お肌ツルツルやん!」
「え?そこっ?」みたいな。
【課題解決】
褒めるところがない人
ただ、残念ながら、認め褒めるところが少ない人材もいますよね。
その場合は「褒めるところ」を作ることからの関わりです。
間違っても、
・カッコ悪いな~
・可愛くないないな~
・この料理、マズ!
なんて「ハラスメント」してはなりません。
いまや、否定されて「なにくそ!」と奮起する人は、ほとんど見かけなくなりました。
「ものは言いよう」です。
・こうすれば、もっとカッコ良くなるよ
・こうすれば、もっと可愛くなれるよ
・こうすれば、もっと美味しくなるよ
特に「どうせ、自分なんか…」と劣等感を持っている人材は、多めに「絡み・関わり・褒める」ことが大切です。
小さなことを見逃さず「いいところ」を探してあげることです。



え?
いちいち、
そんなことに
カマってられないよ~



こんな「採用責任を忘れてしまうような経営者」にならないように要注意!
【異論反論】
褒めても育たない?
この「褒めて育てる」ということに反対意見を持つ人もいます。
ちなみに「AI」に反論を依頼すると、次のようなアウトプットがあったので、軽く「壁打ち」してみます。
褒めることは強力なエネルギーになりますが、過度になるとメンバーが「褒められること(上司の顔色)」を基準に行動するようになってしまいます。
私は「褒めればイイ」とは言ってません。
「褒め上手になろう!」です。
「過度になると」って「へたくそ」だからですね(笑)
「今のままで素晴らしい」というメッセージばかりが伝わると、現状に満足してしまい、高い壁に挑戦する意欲が削がれる場合があります。
「今のままで素晴らしい」なら、それでいいじゃないですか?
でも、まだ「伸びしろ」があるなら「君なら、もっと頑張れる!」と褒めてあげればいいのでは?
「高い壁への意欲が削がれる」のは、これも、褒め方が「へたくそ」だからですね。
「褒めるところがない人」に無理に褒めるポイントを作ろうとすると、周囲からは「あいつだけ甘やかされている」「お世辞を言っている」と透けて見えることがあります。
それは「お世辞を言ってる」からですよね?
「褒めるところがない人」なら「作ってあげよう」という提案です。
たとえば、時々遅刻してくる人なら「遅刻しないようにサポート」してからです、褒めるのは。
あと「周囲が、あいつだけ」って思われるのは、偏るからであって、これも「へたくそ」の典型ですね。
「褒められるから頑張る」は外発的動機付けです。
これはドーパミンのように即効性がありますが、慣れると「もっと褒めてくれないと動けない」という耐性がつきます。
「褒めるだけで育成しよう!」なんて提案してないです(笑)。
人材育成は、「学校方式」、「いい会議」、「人事評価」、「定例研修」などの仕組みの複合技です。
これらの仕組みをより効果的に実施するために「上手に褒めよう!」という提案です。
・・・以上、反論に反論できたかな?
【要点整理】
褒め上手な経営者になる
さて、どうでしょう?
「上手に褒めて育てる話」を整理しました。
精神論や根性論であっても
「がんばれよ!応援してるぞ!」という
「声掛け」が必要だと思います。
むやみやたらに「いいね!」をするのではありません。
目的は、ゴキゲンを取るためでも、チヤホヤすることでもありません。
「なにが、どれくらいいいのか?」
「あと、こうすれば、もっとよくなる」
実は、この視点は「人事評価」の視点でもあります。
「いいね!70点!」
「あと、こうすれば、満点になるよ!」
これが「褒め上手な経営者」のひとつのスタイルです。
少々、厳しい視点で言い換えると…
「あなたの承認欲求を満たすためには、このレベルのことをクリアすることが必要だよ」というメッセージを送ることです。
それを
「ダメ出し」ではなく
「いいね!」で伝える。
さて「真意」は伝わったでしょうか?
お役に立ちますように!
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「組織戦略」全記事リスト
1部:概要編
2部:組成編
3部:採用編
4部:育成編
5部:評価編
このサイトでは、ひとりでも多くの経営者の方々のお役に立ちたいという思いを持って、なるべく深く、そして詳しく発信しているつもりなのですが、「ひと」に関することには「どうしても書けないこと=公表できないこと」があります。
特に、人事評価とか給与賞与に関するマネジメントには、その性質上「社員さんたちには知られない方がいいこと」があります。
お察しのとおり、このサイトは経営者の方だけではなく、一般社員さんたちもアクセスし読むことができます。
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また、カモフラージュした「事例紹介」であっても、当事者の方々にとっては「あ、この記事、当社のことやん」ってすぐにわかってしまいます。それは、その社員さんにとっても「あ、自分のことだ」とわかってしまいます。「いい話」の場合はいいのですが「よくない話」の場合は、気分を害したり、あらぬ誤解を生じさせたりするリスクがあります。
このような理由で「トラブル解決系」や「裏技的な方法」は、一般公開しているこのサイトでは書けません。
「それが聞きたいのに・・・」と、物足りなさを感じられる方も少なくないと思いますが、何卒ご了承ください。
ただ、トラブルや裏技が必要になるときの共通した原因があります。それは、この「組織戦略」を疎かにしてしまったリバウンドであること。念のために書き添えておきます。


