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もっといい経営者になるための「5レイヤー」メソッド
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08:人材育成の仕組「いい会議」をすれば人は育つ!

2026 4/15
2026年4月15日
H.HORII

「いい会議」って言われてもねぇ。
「会議」って、どこも同じでしょ?
そもそも「いい会議」ってナニよ?

「10人~200人規模の中小企業経営者」の「自己投資=経営脳トレーニングのサポート」を目的に、「もっといい経営者」「もっといい会社」に成長するためのヒントを日々更新しています。
元税理士のマネジメントコーチ・堀井弘三が、40年近くの経験と知識に基づき執筆しています。

私は、仕事柄、いろんな会社の「会議」に参加してきました。

会議に参加すると、経営者から
「間接的」に聞いてたチームに
「直接的」に関わることができるので、
「本当の課題」がよく見えます。

それは、参加依頼をしてくれる経営者の「狙い」でもあります。

第三者の目でチームを見てほしい

でも、です…

その意図を汲んで「チームを見よう」と参加するのですが、それ以前に、まず気になるのは、いつも「会議品質」です。

もったいない会議やなぁ…

会議終了後…

どうやった?
うちのチーム。

いや、チームの前に
「会議のやり方」を
変えた方がエエと思う。

ん?どういうこと?

INDEX

【最悪会議】
誰の役に立ってるの?

中小企業の「現場」に入ると
多くの「もったいない会議」を見かけます。

  • 情報伝達・情報共有だけ
  • 報告が主で、現状共有だけ
  • 議題に関係のないメンバーまで召集されている
  • 特定のメンバーが吊し上げられる
  • なぜかケンカ腰のメンバーがいる
  • 自発的な発言が少ない
  • あからさまに「心ここにあらず」のメンバー
  • 途中で、電話に出る、トイレに行く
  • 遅刻や中座は自由

書ききれない…

何が「もったいない」のか?

そもそも
「時間がもったいない」だけでなく、
その会議で…
「モチベーション低下」
「イヤな気分になる」
「恐怖を感じる」

なぜ、このような
「チームのパフォーマンス」が落ちてしまう
「もったいない会議」になってしまうのか?

「誰の役に立ってる」のか?

「招集者」がワルイのです。

「ファシリテーター」、つまり
「会議を仕切る人」がいない。

もはや「無法地帯」

さらに「もったいない」を通り越して…

  • 一方的に招集者が話す場!
  • 気合と根性を注入する場!
  • 招集者のストレスをぶちまける場!

…みたいなものまで珍しくありません。

「会議をやります!」ではなく
「講演会をやります!」って
正直に言えよ(笑)

【役割認識】
ファシリテーターの4つの役割

「もったいない会議」にしているのは
「参加者」ではなく
「招集者」です。

「ファシリテーター」になってない。

「facilitate」は「容易にする」「楽にする」「促進する」といった意味の英単語。

要は「仕切る人」がいない。

「ファシリテーター・仕切る人」には、次のような「4つの役割」があります。

  • 場を作る役割
    会議の目的・ゴール設定、参加者選定、アジェンダ作成など
  • 引き出す役割
    傾聴と問いかけで参加者の意見を活性化
  • 整理する役割
    雑多な議論を整理・構造化し、論点を明確化
  • 決定する役割
    参加者の合意を形成し、結論を導く

「なんの場かわからない」「意見を引き出さない」「意見を整理しない」「結論が出ない」…だから、多くの人は「会議はムダ」っていうイメージを持つのです。

でも、その実態は
「会議がムダ」なのではなく
「ムダな会議」が多いのです。

「ファシリテーター」のせいで…

【視点転換】
会議は人材育成の場

では
「もったいない会議」をやめて
「いい会議」にするための
「視点転換」をしましょう。

新しい視点は
「会議は人材育成の場」です。

一般的に「会議」は、大きく二つに分けられます。

  1. 情報伝達・情報共有のための会議
  2. 課題発見・課題解決のための会議

「1:情報伝達・情報共有のための会議」は、チャットやメーリングリストなどデジタルに置き換えることができるので、このような会議は、思い切って「廃止」がおススメです。

一方で
「2:課題発見・課題解決のための会議」を
「人材育成の絶好の機会」にアップグレード!

まず、チームに周知、宣言します。

今後会議は、
課題を発見し、
解決する場にする!

Before

この宣言の前の会議なら、いきなり「どうすればいい?」と問いかけてました。

おそらく、課題共有をせずに、解決策を求めるので「足並み」が揃わず、会議は「どんより」していたはずです。

目的が「課題解決」だからです。

After

視点を「人材育成」に変えました。

だから、目的は
「課題解決」ではなく
「課題発見力の強化」に変わります。

「課題」とは、
「あるべき姿・ゴール」と
「現状」のギャップ
です。

議長の問いかけは
「どうすればいい?」ではなく
「どうあるべきだろう?」に変わります。

「解決策」の前に
「ゴールイメージの共有」です。

次の問いかけは
「現状は、どうだろう?」です。

これで、解像度の高い
「あるべき姿」と
「現状」の要素の共有ができます。

つまり
「鮮明なゴールイメージ」と
「鮮明な現状」が共有できるので
「鮮明な課題」が共有できる、という理屈。

「課題が鮮明」になると
「8割解決したようなもん」

たったこれだけのことでも、定例会議によって反復練習すれば「課題発見のフレームワーク」を各メンバーにインストールすることができます。

その他の工夫

同様に「計画差異」についてのディスカッションにおいても「人材育成:計画実現力の強化」という「目的」を定めると、「行った?行かなかった?」の「結果共有」で終わることはありません。

「計画実現」=「正しい計画」×「正しい実行」

このフレームワークに従って、
「まず、そもそも、計画は正しかったか?」
「計画通りに正しく実行したか?」

このように「要素分解」して考えるトレーニングになります。

このように「ちょっとした工夫」をするだけで、メンバーの考動習慣を改善することが可能であり、会議は有意義なものに変わるはずです。

あわせて読みたい
【分解思考法】経営者のアタマはもっと良くなる! 誰でも「アタマを良くすること」はできる。知識や経験が少なくても「分解するクセ」さえ身に付ければ、アタマはサクサク動く! 突然ですが「あなたのアタマはいつもクリ…

【重要要件】
いい会議の4つのキホン

「人材育成のための会議」にするための
「環境整備」をしましょう。

次の「4つの要件」を整えると
「ビシッ!」とした
「いい会議=いい環境」になります。

「ファシリテート」もしやすくなりますよ。

  • 会議の目的を共有する
    会議は何のために開催するのか?
    上記の宣言といっしょに
    「会議を通じてスキルアップしよう!」と伝えます。
    これをチーム全員で共有するだけでも、トレーニング効果は変わります。
  • 議題を事前通知する
    議題や関連資料は、事前に通知・配布し、参加者に「予習」を促しておきます。
    「予習」がないと、会議中に「考える時間」が必要になるので「非効率」です。
    「会議」は「考えてきた意見を発する場」です。
  • 時間を大切にする
    会議の時間は厳守です。
    開始予定時間きっかりに開始することは言うまでもありませんが、終了予定時間になれば、仮に議論の途中であってもそこで切り上げ、必要であれば追加日程の調整を行います。
    特別な事情がない限り延長はしません。
  • 議事録は事後共有する
    議事録は必ず作成し、会議終了後に配布します。
    配布は参加者のうちの誰かを会議終了後に指名します。
    「今日の議事録は、Aさんが発信してください」という具合です。
    「議事録発信者に指名されるかも?」という緊張感が、記録スキル、文書作成スキルをトレーニングする機会になります。

【要点整理】
基礎スキルのトレーニング

さて、どうですか?

「会議で人材を育てる」という視点を整理しました。

すでにお気付きかもしれませんが、今回は「課題発見力」と「計画実現力」を例示しましたが、この二つは「基礎スキル8選」の一部です。

「基礎スキル」は、老若男女問わず、全員に必修のスキル。

この「基礎」をチームの全員にインストールすることで、パフォーマンスは「劇的に!」変化します。

他の6つのスキルも、会議を通じてインストールしてあげてください。

もちろん、そのファシリテーターは、
その「お手本たる経営者自身」です。

基礎スキルの詳しいことは、次の記事を参考にしてくださいね。

お役に立ちますように!

必修基礎スキル関連記事

  • 00:経営者のスキル|伸び悩む6つの理由
  • 01:経営者の言語力|”言葉”をなめたらアカン!
  • 02:経営者の計算力|”算数”をなめたらアカン!
  • 11:課題発見力|再発防止=根本的に解決する力
  • 12:計画実現力|正しく計画し、必ず実現する力
  • 13:管理力|成功率を高め、失敗率を下げる力
  • 14:仕組化力|特定の人に依存せず動かす力
  • 15:コミュ力|円滑に意思疎通・情報交換する力
  • 16:論理的思考力|ロジカルに因果を繋ぐ力
  • 17:深広思考力|広く深く、柔軟に本質に迫る力
  • 18:リーダー力|信頼と共感で人を牽引する力
4部-育成編
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この記事を書いた人

H.HORIIのアバター H.HORII マネジメントコーチ

思考のスパーリング・パートナー

もっとエエ会社にしたいなら、
もっとエエ経営者になればええねん!

これが口ぐせ。

1999年に税理士事務所を創業し、
勤務時代も含めると約40年近く
300人を超える中小企業経営者の
成功と失敗を特等席で見てきた
「超実務家」。
2022年に幸せな事業承継を遂げ、
自ら「経営の入り口から出口まで完走」。

現在はマネジメント・コーチとして、
20〜40代の次世代経営者を
「あおって、いやして、元気づけて」
パフォーマンスを最適化するのが仕事。
その現場で得た「もっとよくなるヒント」を
惜しみなく日々発信中。

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