
おはようございます!
今回は、経営者の「勝ちグセ」を高め「常勝指揮官」にする具体策を整理しました。
「もっといい経営者」になりたい人、必読です!
「経営者の「勝ちグセ」を高める習慣化ステップ」のスピンオフとして、本稿では、具体的な「イイ習慣」のサンプルをお届けします。要旨・結論は次の通りです。
忙しい人は、これだけでもインプットしてください。
- おさらい:イイ習慣化が進むと、意識や努力が軽減され、判断・決断・意思決定が、よりスピーディーに、より正確になる。
- 悩みや迷いも少なくなるので、自然に「イイ意思決定」ができる「ジブンの自動化」が進む
- ワルイ習慣をイイ習慣に変えるために、カンタンなことで「いつもと違うことをする」。
その数を増やすことが「ジブンを変える練習」になる。 - 「ジブンを変える練習」ができたら、次は「本番」。
「イイ習慣」を意識的に取り入れる。 - 習慣を変えるのは簡単ではない。「コツコツ努力すること」が大切。
つまり、もっとも大切なのは「努力する習慣」を身に付けること。
「イイ習慣」を身に付けると、「勝ちグセ」が高まるので、「イイ結果」が出やすくなります。
本文に「イイ習慣」のサンプルを88項目リストアップしたので、参考にしてください。
「勝率」を上げて「常勝指揮官」を目指そう!
「10人~100人規模の中小企業経営者」の方々に向けた「自己投資=経営脳トレーニングのサポート」を目的に、「もっといい会社」に成長するヒントを毎週発信しています。
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【おさらい】
習慣化のフレームワーク
まず、簡単に「習慣化のステップ」をおさらいしておきます。
「習慣」は、良くも悪くも「意識や努力が必要のない考えや行動」のことであり、簡単に言うと「クセ」。
「ワルイクセ」があると、何かと「ワルイ結果」を招きます。
だから「ワルイクセ」を「イイクセ」に変えていけば「イイ結果」が出やすくなります。
いわば「負けグセ」を「勝ちグセ」に変える。
では、どうすれば「クセ」を治せるか?
そのフレームワークが「理解→納得→行動→習慣のステップ」です。
「理解できるけど、納得できない:ハラに落ちない」ことを、
「納得できるから、考動(考え・行動)に移そう!」に変える。
それを続けていれば、だんだん「習慣」となっていく。
そうすると、特に意識や努力をしなくても「イイ結果」が出やすくなる。
つまり「シンドイ経営」が「ラクチン経営」に変わっていく、というロジックです。
下記の記事がまだの方は、ぜひ、先に読んでみてください。
この記事では「経営者の勝ちグセ」という切り口で、習慣化のステップを詳しく解説しています。
- 勝ちグセとは「勝てる考動習慣」のこと
- イイ習慣に変えない「ワルイ習慣」
- ラクチンのためにシンドイ努力をコツコツと
- 習慣とは「意識や努力がいらない考動」
- 「イイ習慣」が「イイ結果」を生む
- 習慣化を習慣化する
- 習慣化ステップ:理解→納得→行動→習慣
- STEP1:理解「言ってることは分かる」
- STEP2:納得「ハラに落とす」
- STEP3:行動「止まらず、動き続ける」
- STEP4:習慣「まだ、ゴールではない」
【最強目標】
イイ習慣で「ジブンを自動化」
「イイ習慣」の数を増やし、質を高めていけば「考え方のクセ」と「行動のクセ」がよくなります。
「イイ習慣」が身に付くと「イイ結果」が出やすくなります。
なぜなら、悩んだり、迷ったりすることが、どんどん減っていくからです。
「どっちかな?」と迷ったり悩んでも、「イイ習慣」があれば「こっち!」と決めてくれます。
「これ正解?」と立ち止まっても、「イイ習慣」が「正解!」「間違い!」とジャッジしてくれます。
だから、判断や決断が、そして「意思決定」が、よりスピーディーに、より正しくなっていきます。
ほぼ「ジブンは自動化されている」という状態。
この域に達すれば、もう最強レベルです。
「勝ちグセ」を強化した経営者は、もはや「常勝指揮官」。
さっさと考えることができる、さっさと行動することができる。
習慣だから、意識や努力は最小限です。
この決断力と行動力は、経営者にとって、とても大切なことですよね。
これが、「イイ習慣を増やそう!」と提案している理由です。
【習慣の量】
簡単なことで「変わる練習」
さっそく始めましょう。
「ワルイクセ」を「イイクセ」に変えるのは、簡単ではありません。
生活習慣など永年染みついたものを変えるのはタイヘンです!
特に「性格由来の習慣」ともなれば、あきらめたくなる難易度かもしれません。
「シンドイ努力」が必要です。
運命の分かれ道、選択肢は3つ。
- 選択肢1:「シンドイ努力」を避けて「望まない結果」を受け入れ続けるか?
- 選択肢2:「シンドイ努力」を避けつつも「望む結果」のために「反則」を使うか?
- 選択肢3:「シンドイ努力」を積み重ねて「イイ習慣」を増やし「勝率」を上げるか?
さて、どうですか?
以下、「3」を選択したあなたのために続けます。
最初は「習慣を変えるウォーミングアップ」です。
習慣の良し悪しより「変わる練習」を続けましょう。
方法はシンプル。
「いつもと違うことをする」。
- 「いつもと違う道を歩く」
- 「ビールを日本酒に変える」
- 「和食中心を中華中心に変える」
何でもいいのです。
「無意識に考動しているジブン」を
「意識して考動するジブン」に変えてみるところからです。
下記に「そんなに難しくないこと」のサンプルをリストします。
できるところから始めましょう。
たったこれだけでも、数が増えるにつれて「視点が変わったり」「新たな発見をしたり」「何気ないことに気付いたり」、いろんな「変化」を楽しむことができるはずです。
- 朝の習慣
- 起きたらすぐにベッドを整える
- カーテンを開けて朝日を浴びる
- 起床後、コップ1杯の水を飲む
- 「今日も絶好調だ!」と声に出す
- 軽く寝室を掃除する
- 出社時の習慣
- デスクを片付けてスッキリする
- 自分のデスク周りや近いところを掃除する
- 始業前に5分間の瞑想=テンションを上げる
- 意識的に深呼吸する
- 鏡を見て笑顔を作る
- 日中の習慣
- 移動中、(いつも見てる人は)スマートフォンを見ない
- 移動中、(何もしてない人は)ニュースチェック
- 会議は5分前に入室
- 使った備品は定位置に戻す
- スケジュールに「何もしない時間=空白」を設定
- 「今日もいい調子だ!」と声を出す
- 退社時の習慣
- デスクを片付けてから帰る
- 明日の予定を確認する
- 今日の良かった点を1つ思い出す
- ありがたいと感じたことを一つ思い返す
- 今日使ったパソコンや備品に「お疲れ様!」と声をかける
- 夜の習慣
- 夕食はゆっくり時間を取る
- 定期的に休肝日を作る
- 寝室の温度を快適に調整する
- 明日着る服を準備する
- 「今日も一日、お疲れ様!」と自分をいたわる
- コミュニケーション習慣
- 家族に「おはよう!」「ただいま!」「ありがとう!」「ごめん!」をきちんと声に出す
- 誰に対する挨拶も「元気よく」を心掛ける
- 毎日、誰かを褒める
- お客様の名前を意識して呼ぶ
- 相手を問わず、小さなことも「ありがとう」を伝える
- 家族との時間を増やす
- 特に目的が無い「つきあい」は減らす
- フィジカル習慣
- 起床時や就寝時に、寝床で軽いストレッチ
- 湯船に3分間浸かって体温を上げる
- 食前食後に軽く散歩する
- 近い移動はなるべく歩く・なるべく階段を使う
- 1時間に1回立ち上がり背筋を伸ばす
- 飲み物は「水」を優先する
- デジタル習慣
- スマートフォンの不要な通知は「しない」に設定
- SNSチェックを減らす
- 電話を増やす/減らす
- メールの件名を具体的に/簡潔に
- 寝る1時間前はPCやスマートフォンを見ない
【習慣の質】
意識して「ジブンを変える」
さて「カンタンなこと」で「変わる練習」をしたあとは「本番」です。
意識して「イイこと」を習慣にしていきましょう。
下記に「調子のイイ経営者」によくみられる「マネしたい習慣」をリストアップしました。
スキキライや個人的な諸事情もあるので、「あなたにフィットしたこと」から始めましょう。
なぜなら・・・「習慣化のステップ」を思い出してみてください。
「納得できないことは、行動できないから」です。
「ハラに落ちること」を下記から探してみてください。
「よし、これをやってみよう!」というのが見つかれば、さっそく「スケジューリング」。
スケジューラーに登録をして「フェードアウト(=三日坊主)」しないように要注意です。
ジブンを振り返る習慣
- 日々の振り返り習慣:日記を書く
- 良かったこと・悪かったこと
- 今日学んだこと
- 今日の成果と反省
- 今日の喜怒哀楽
- 毎週の振り返り習慣:週報を書く
- 今週の日記を読み返す
- 今週の成長を自己評価する
- 以上を「週報」にまとめる
- 毎月の振り返り習慣:月報を書く
- 今月の「週報」を読み返す
- 年間目標の進捗状況を自己評価する
- 今月の成長を自己評価する
- 以上を「月報」にまとめる
チームを振り返る習慣
- チームの成長課題を言語化する
- メンバー各人のニーズを言語化する
- メンバー各人の満足度を言語化する
- 定期的に1on1ミーティングを実施
- メンバーと短い雑談の時間を設ける
- 社員の誕生日など記念日を覚える
顧客を振り返る習慣
- 主要顧客との直接面談
- ニーズの変化を言語化する
- 満足度の変化を言語化する
- 潜在クレームを言語化する
- 顧客に対するメンバーの認識や捉え方を確認する
業績を振り返る習慣
- 月次決算
- 損益計算書:予実対比
- 貸借対照表:時価評価
- 経営会議等で関連者との共有
- 四半期決算
- 損益計算書:予実対比
- 貸借対照表:時価評価
- 経営課題を短期・中期で言語化
- 前回課題の解決状況の確認
- 経営会議等で関連者との共有
- 税理士等の専門家との意見交換
目標設定の習慣
- 毎日:今日一日で「やるべきこと」を確認
- 毎週:今週の「期待成果」を確認
- 毎月:今月の「目標」を確認
- 毎月:年度目標の達成見込みを確認
情報収集や学習の習慣
- 今年の「課題図書」を12冊決めて、毎月読破
- 毎週:経済番組の特集動画を1本以上視る
- 毎月:今月の1冊からの学びを「月報」に記録
- 情報3視点をチェック:世界・国内・業界のトレンド把握
- 定期的に競合他社のウェブサイトやSNSをチェックする
交流の習慣
- 毎月:異業種の経営者と会う
- 毎月:コーチやメンターと意見交換
- 毎月:経営力強化に効果のある交流会に参加
- 毎月:以上の「学び」を「月報」に記録
【要点整理】
一番大切な「努力する習慣」
さて、どうですか?
「イイ習慣」のサンプルをリストアップしました。
「イイ習慣」を、どんどん増やしていけばいくほど、意識や努力をすることが減っていきます。
身に付いた「習慣=クセ」が、判断や決断をサポートしてくれます。
その結果、「正しい意思決定」「スピーディーな意思決定」が「自然体」になってきます。
究極の到達点、「ジブンの自動化」。
「意識しなくても、イイ判断、イイ意思決定をするジブン。だから、迷わない、悩まないジブン」
習慣化でアタマの負担が軽くなり「余白」が増えます。
習慣化で生じた「余白」は、「ちがうコト」「次のコト」「スゴイコト」に使うことができるようになります。
「アタマがいっぱいで考えられない!」という状態の正反対。
ただ、その域に達するまでは「シンドイ努力」が必要です。
そういう意味で、もっとも大切なのは「努力する習慣」ですね。
「シンドイ」と「ラクチン」の間にあるのは「コツコツ」。
ひとつずつ、丁寧に「イイ習慣」を増やしていきましょう!
「イイ習慣」で「勝ちグセ」を高くして、目指すは「常勝指揮官」です!
もし、サポートが必要であれば、いつでも気軽に連絡ください!
以上、お役に立ちますように!