研修もしてる。
経験機会も作ってる。
心構えも説いている。
でも、思ったように育たない。
どうすれば、いいのだろう?
「優秀な人材なら何人でも欲しい」
「もっと優秀な人材に成長して欲しい」
中小企業経営者なら
「みんな」そう思っています。
でも
「優秀な人材」とはどんな人?と聞くと
「みんな」違います。
それぞれが思う「優秀な人材」。
誤解を恐れずにストレートに言うと
「好みが違う」のです。
「みんな」それぞれの好みが違うので、
「自分の好み」を発信しないと
「周り」は、分かりません。
黙っていても
「好みのタイプ」に成長する人はマレ。
人材育成の盲点です。
「どんな人材になってほしいのか?」
人材が思うように成長しない原因は
その言語化と発信が足りないことかもしれません。
【目的確認】
なぜ育てるのか?
「優秀な人材」が欲しいのはなぜか?
「もっとイイチーム」にしたいから!
…ですよね?
本題に入る前に「組織戦略」をおさらいしておきましょう。
「経営戦略」の中の
「組織戦略:育成」の位置付けについて
「おさらい」が必要なら、ここをクリック。
(必要なければ、次に進みましょう)

【目標確認】
どうなってほしいのか?
「どんな人材に育てたいのですか?」と聞くと、人によって「答の解像度」に差があります。
- 解像度:低:いい人に!
- 解像度:中:スキルが高い人に!
- 解像度:高:目標を共有できる人に!
これ、スポーツに例えると分かりやすいと思います。
- 解像度:低:いい選手に!
- 解像度:中:得点力が高い人に!
- 解像度:高:優勝を目指す人に!
例えるなら、
「いい選手」「得点力の高い人」に育てたけど
「優勝には興味がない」…でいいのか?です。
人材育成の「前準備」として…
- 「何のために?」
- 「どんな役割を担ってほしいの?」
- 「だから、どうなってほしいのか?」
この「解像度」を高めておくことが、とても重要です。
「当社にとって、イイ人とは?」
「当社にとって、優秀な人材とは?」
なぜなら、この「解像度」が
「人材育成の打率」を大きく左右するからです。
どうせなら
「育成投資」を
「期待効果」に
「効率的」かつ
「高確率」で結び付けたいからです。
【意向確認】
本人はどうなりたいのか?
「MUST」と「WANT」。
- MUST:成長しなければならない
- WANT:成長したい
短期的には、この両者の「差」は大きくありません。
しかし、中長期的には「大きな差」になります。
「努力を持続する差」だと思います。
「1年後の目標」に対して
「1年限定なら」努力し、成果を出すことができる。
でも「ずっと、と言われると…」みたいな。
経営者が思う
「こんな人材に成長して欲しい」と
個々人が思う
「こんな人材に成長したい」。
この両者の「WANT」の一致が、人材育成に大きく影響します。
監督:大谷選手のように二刀流になってほしい
本人;ピッチャーに専念したい
この「ズレ」を放置したまま「打撃練習」をしても、効果は限定的でしょう。
中小企業における人材育成もよく似ています。
「本人はどうなりたいのか?」を軽視していることが少なくありません。
「育成投資」の「期待効果」を望むなら
「どうなってほしい」と
「どうなりたい」のすり合わせが重要です。

「二刀流を目指さないのはオカシイ!」
この手の「グチ」。
「二刀流を無理強いするのはオカシイ!」
…だと思う。
【共通目標】
ゴールは共有できているか?
ここまでで…
- 「どんなチームを目指しているか?」
- 「経営者:どんな人材になってほしいのか?」
- 「本人;どんな人材になりたいのか?」
…が整理できました。
最後に、改めて「ゴール」を確認しておきましょう。
「チームは、何を目指しているのか?」です。
- 短期的な目標から
- 中長期的な目標まで
- さらに事業目的
これらは
「企業理念」や「経営計画」に明示されています。
このゴールを「一緒に目指せるか?」です。
それが「WANTか?」です。
おそらく…
どれだけスキルが高くても、一緒にゴールを目指せない人は「イイ人」ではないはずです。
「優秀な人材」というと「スキルが高い人」をイメージします。
でも、中小企業経営者が「欲しい(イイ)人」との差は「これ」ではないでしょうか?
【要点整理】
ゴールを共有すると人は育つ
さて、どうですか?
「イイ人」に育ってもらうためには
「好みのタイプ」をハッキリして
「発信」し、
「マッチング」することが大切という話。
結局…
「イイ人」とは
「一緒にゴールを目指せる人」のはず。
「ゴールの共有」ができる人材は
「放っておいても育つ」と思います。
この話の「オチ」は何か?
実は「ゴールの解像度」。
「人材育成スキル」より
「理念創造スキル」の方が
「優先的要解決課題」ではないか?です。
お役に立ちますように!
【関連記事】
「組織戦略」全記事リスト
1部:概要編
2部:組成編
3部:採用編
4部:育成編
このサイトでは、ひとりでも多くの経営者の方々のお役に立ちたいという思いを持って、なるべく深く、そして詳しく発信しているつもりなのですが、「ひと」に関することには「どうしても書けないこと=公表できないこと」があります。
特に、人事評価とか給与賞与に関するマネジメントには、その性質上「社員さんたちには知られない方がいいこと」があります。
お察しのとおり、このサイトは経営者の方だけではなく、一般社員さんたちもアクセスし読むことができます。
すべて「理想論」や「タテマエ」で解決できればいいのですが、「人に関する実務」はそんなに甘いものではなく、時には「荒療治」しなければならないシーンがあります。この「荒療治」を文字で誤解なく伝えることはとても困難です。
また、カモフラージュした「事例紹介」であっても、当事者の方々にとっては「あ、この記事、当社のことやん」ってすぐにわかってしまいます。それは、その社員さんにとっても「あ、自分のことだ」とわかってしまいます。「いい話」の場合はいいのですが「よくない話」の場合は、気分を害したり、あらぬ誤解を生じさせたりするリスクがあります。
このような理由で「トラブル解決系」や「裏技的な方法」は、一般公開しているこのサイトでは書けません。
「それが聞きたいのに・・・」と、物足りなさを感じられる方も少なくないと思いますが、何卒ご了承ください。
ただ、トラブルや裏技が必要になるときの共通した原因があります。それは、この「組織戦略」を疎かにしてしまったリバウンドであること。念のために書き添えておきます。







