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  4. 02:人材育成の準備「優秀な人材」を言語化してるか?

02:人材育成の準備「優秀な人材」を言語化してるか?

2026 4/10
2026年4月10日
H.HORII

研修もしてる。
経験機会も作ってる。
心構えも説いている。
でも、思ったように育たない。
どうすれば、いいのだろう?

「10人~200人規模の中小企業経営者」の「自己投資=経営脳トレーニングのサポート」を目的に、「もっといい経営者」「もっといい会社」に成長するためのヒントを日々更新しています。
元税理士のマネジメントコーチ・堀井弘三が、40年近くの経験と知識に基づき執筆しています。

「優秀な人材なら何人でも欲しい」

「もっと優秀な人材に成長して欲しい」

中小企業経営者なら
「みんな」そう思っています。

でも
「優秀な人材」とはどんな人?と聞くと
「みんな」違います。

それぞれが思う「優秀な人材」。

誤解を恐れずにストレートに言うと
「好みが違う」のです。

「みんな」それぞれの好みが違うので、
「自分の好み」を発信しないと
「周り」は、分かりません。

黙っていても
「好みのタイプ」に成長する人はマレ。

人材育成の盲点です。

「どんな人材になってほしいのか?」

人材が思うように成長しない原因は
その言語化と発信が足りないことかもしれません。

INDEX

【目的確認】
なぜ育てるのか?

「優秀な人材」が欲しいのはなぜか?

「もっとイイチーム」にしたいから!

…ですよね?

本題に入る前に「組織戦略」をおさらいしておきましょう。

「経営戦略」の中の
「組織戦略:育成」の位置付けについて
「おさらい」が必要なら、ここをクリック。
(必要なければ、次に進みましょう)

「中小企業の組織戦略」の目的は「最高のチーム作り」を通じて「もっといい会社」に成長することです。

その戦略要素は「組成・採用・育成・評価・分配」の5つ。

「人材育成」は、「組織戦略」の一部、
「組織戦略」は、「経営戦略」の一部。

つまり、
「育成」は
「経営戦略」の一部であり、
「経営目的を実現するための仕組み」といえます。

チーム力を高め、
もっといい会社にするための
「戦略テーマ」。

育成がうまくいくと
↓
チームが強化され
↓
戦略実行がよりよく進む
↓
もっといい会社になる

この連鎖の構造です。

まず、この
「人材育成の戦略的位置づけ」
 を共有してから、本題に入りましょう。

あわせて読みたい
中小企業の組織戦略|「やたら組織に強い経営者」になればいい 最高のチームを作る中小企業のための組織戦略「人的資本経営」を実践するための「5つの重要視点」 「もっといい会社」にするために「もっといいチーム」にしたい。 そ…

【目標確認】
どうなってほしいのか?

「どんな人材に育てたいのですか?」と聞くと、人によって「答の解像度」に差があります。

  • 解像度:低:いい人に!
  • 解像度:中:スキルが高い人に!
  • 解像度:高:目標を共有できる人に!

これ、スポーツに例えると分かりやすいと思います。

  • 解像度:低:いい選手に!
  • 解像度:中:得点力が高い人に!
  • 解像度:高:優勝を目指す人に!

例えるなら、
「いい選手」「得点力の高い人」に育てたけど
「優勝には興味がない」…でいいのか?です。

人材育成の「前準備」として…

  • 「何のために?」
  • 「どんな役割を担ってほしいの?」
  • 「だから、どうなってほしいのか?」

この「解像度」を高めておくことが、とても重要です。

「当社にとって、イイ人とは?」
「当社にとって、優秀な人材とは?」

なぜなら、この「解像度」が
「人材育成の打率」を大きく左右するからです。

どうせなら
「育成投資」を
「期待効果」に
「効率的」かつ
「高確率」で結び付けたい
からです。

【意向確認】
本人はどうなりたいのか?

「MUST」と「WANT」。

  • MUST:成長しなければならない
  • WANT:成長したい

短期的には、この両者の「差」は大きくありません。

しかし、中長期的には「大きな差」になります。

「努力を持続する差」だと思います。

「1年後の目標」に対して
「1年限定なら」努力し、成果を出すことができる。

でも「ずっと、と言われると…」みたいな。

経営者が思う
「こんな人材に成長して欲しい」と
個々人が思う
「こんな人材に成長したい」。

この両者の「WANT」の一致が、人材育成に大きく影響します。

監督:大谷選手のように二刀流になってほしい
本人;ピッチャーに専念したい

この「ズレ」を放置したまま「打撃練習」をしても、効果は限定的でしょう。

中小企業における人材育成もよく似ています。

「本人はどうなりたいのか?」を軽視していることが少なくありません。

「育成投資」の「期待効果」を望むなら

「どうなってほしい」と
「どうなりたい」のすり合わせが重要
です。

「二刀流を目指さないのはオカシイ!」
この手の「グチ」。
「二刀流を無理強いするのはオカシイ!」
…だと思う。

【共通目標】
ゴールは共有できているか?

ここまでで…

  • 「どんなチームを目指しているか?」
  • 「経営者:どんな人材になってほしいのか?」
  • 「本人;どんな人材になりたいのか?」

…が整理できました。

最後に、改めて「ゴール」を確認しておきましょう。

「チームは、何を目指しているのか?」です。

  • 短期的な目標から
  • 中長期的な目標まで
  • さらに事業目的

これらは
「企業理念」や「経営計画」に明示されています。

このゴールを「一緒に目指せるか?」です。

それが「WANTか?」です。

おそらく…

どれだけスキルが高くても、一緒にゴールを目指せない人は「イイ人」ではないはずです。

「優秀な人材」というと「スキルが高い人」をイメージします。

でも、中小企業経営者が「欲しい(イイ)人」との差は「これ」ではないでしょうか?

【要点整理】
ゴールを共有すると人は育つ

さて、どうですか?

「イイ人」に育ってもらうためには
「好みのタイプ」をハッキリして
「発信」し、
「マッチング」することが大切という話。

結局…
「イイ人」とは
「一緒にゴールを目指せる人」
のはず。

「ゴールの共有」ができる人材は
「放っておいても育つ」と思います。

この話の「オチ」は何か?

実は「ゴールの解像度」。

「人材育成スキル」より
「理念創造スキル」の方が
「優先的要解決課題」ではないか?
です。

お役に立ちますように!

【関連記事】
「組織戦略」全記事リスト

1部:概要編
  • 01:組織戦略の本質|最高の経営者人生のために
  • 02:組織戦略の主軸|人的資本経営|消費から投資へ
  • 03:組織戦略の全容|最高のチーム「5つの仕組み」
  • 04:組織戦略の前提|相性の良し悪しがとても大切
  • 05:組織戦略の目的|経営者の自由度を拡げる
2部:組成編
  • 01:組織作り|経営者のチームビルディング・スキル
  • 02:組織作り|最高のチームを作る実務:5ステップ
  • 03:組織作り|「もっといいチーム」の「らしさ」
  • 05:組織作り|「感じのイイ会社」のカルチャー
3部:採用編
  • 01:採用力の課題|「イイ人」はなぜ採れないのか?
  • 02:採用力の強化|「イイ人」を採るマーケティング
  • 03:採用力の改善|「イイ人」を見極めるための視点
  • 04:採用力の改善|「イイ人」に選ばれるための視点
  • 05:採用力の実務|「イイ人」を見極める面接のコツ
4部:育成編
  • 01:人を育てる覚悟「ホンキ」で人を育てているか?
  • 02:人材育成の準備「優秀な人材」を言語化してるか?
  • 03:人を育てる前提「ヒト」を正しく理解しているか?
  • 04:人材が育つ文化「成長の定義」を共有しているか?
  • 07:人材育成の仕組「学校方式のPCDA」で育てる!
5部:評価編
  • 01:人事評価の本質|人を育てるための道具
  • 02:人事評価の現実|中小企業が失敗する理由
  • 03:人事評価の運用|「成功例」と「失敗例」の比較
6部:分配編
  • 01:成果分配の概要|業績連動型賞与の「ざっくり」
  • 02:成果分配の功罪|業績連動型のデメリットとリスク

このサイトでは、ひとりでも多くの経営者の方々のお役に立ちたいという思いを持って、なるべく深く、そして詳しく発信しているつもりなのですが、「ひと」に関することには「どうしても書けないこと=公表できないこと」があります。

特に、人事評価とか給与賞与に関するマネジメントには、その性質上「社員さんたちには知られない方がいいこと」があります。

お察しのとおり、このサイトは経営者の方だけではなく、一般社員さんたちもアクセスし読むことができます。

すべて「理想論」や「タテマエ」で解決できればいいのですが、「人に関する実務」はそんなに甘いものではなく、時には「荒療治」しなければならないシーンがあります。この「荒療治」を文字で誤解なく伝えることはとても困難です。

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このような理由で「トラブル解決系」や「裏技的な方法」は、一般公開しているこのサイトでは書けません。

「それが聞きたいのに・・・」と、物足りなさを感じられる方も少なくないと思いますが、何卒ご了承ください。

ただ、トラブルや裏技が必要になるときの共通した原因があります。それは、この「組織戦略」を疎かにしてしまったリバウンドであること。念のために書き添えておきます。

4部-育成編
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この記事を書いた人

H.HORIIのアバター H.HORII マネジメントコーチ

思考のスパーリング・パートナー

もっとエエ会社にしたいなら、
もっとエエ経営者になればええねん!

これが口ぐせ。

1999年に税理士事務所を創業し、
勤務時代も含めると約40年近く
300人を超える中小企業経営者の
成功と失敗を特等席で見てきた
「超実務家」。
2022年に幸せな事業承継を遂げ、
自ら「経営の入り口から出口まで完走」。

現在はマネジメント・コーチとして、
20〜40代の次世代経営者を
「あおって、いやして、元気づけて」
パフォーマンスを最適化するのが仕事。
その現場で得た「もっとよくなるヒント」を
惜しみなく日々発信中。

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