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【幸運思考法】「運の正体」をフレームワークにした

2026 1/09
2025年4月5日2026年1月9日
H.HORII

いきなりですが・・・

あなたは「運」が強い方ですか?

それとも?

普段は「ラッキ~!(アンラッキ~)」と気楽に声にしている「運」。

今回は、この「運」について整理します。

「運」は「たまたまの偶然ではない」という視点。

「幸運に見える経営者」に共通する思考習慣です。

「思考力アップ」の参考にしてみてください。

「10人~200人規模の中小企業経営者」の「自己投資=経営脳トレーニングのサポート」を目的に、「もっといい会社」に成長するヒントを日々更新しています。
40年近く税理士として中小企業経営を支援し、経営計画や管理会計、組織作りを専門とするマネジメントコーチ・堀井弘三が、その現場で得た豊富な経験と知識に基づき執筆しています。
初めてアクセスしていただいた方は、「このWEBサイトについて」をまずご覧ください。

INDEX

【自力視点】
「運」は「偶然」だけではない

「運が良かった!/ラッキー!」と思う瞬間の経験が誰にでもあります。

ただ、この「運」には、「偶然の運」と「必然の運」のふたつがあります。

このふたつは「似て非なるもの」ですが、案外気付いてないものです。

話を進める前に、まず、この「ふたつの運」について整理しておきます。

今日は、後者の「必然の運」の話です。

偶然の運

「偶然の運」とは、たまたま得たチャンスや結果のことで、まったく予測不能なものです。

そのほとんどは、下記のように「たまたま」という言葉で説明されます。

  • たまたま、そこに居合わした
  • たまたま、街中で出会った
  • たまたま、当選した

必然の運

一方「必然の運」は、一見「たまたま」に思えることであっても、実は「思い」が作用しているものです。

  • いい人材との出会いは「たまたま」ではない
  • いい契約ができたことは「たまたま」ではない
  • 判断が的中したのは「たまたま」ではない

「望む結果」のために、あらかじめ考え、行動し、期待してたとき。

「期待通りの結果で良かった=ラッキー」

「期待通りにはならなかった=アンラッキー」

このような時も「運」という言葉を使います。

しかしこれは、何も考えず、そのための行動もせず「たまたま起きた偶然の運」とは違います。

周囲には「ラッキーな人」と見えても、本人は「あらかじめ考えてた」出来事です。

【論点確認】
「偶然」を「必然」に変える

「偶然の運」は、どうしようもありません。

しかし、「どうしようもない」と思っていることの中には「なんとかできること」があります。

「仕方がなかった」と思いがちなことも、実は「何らかの仕方があった」ことがあります。

つまり・・・
「必然」に変えることができるのに
「偶然」で済ませていることで
「差」がつきます。

  • 「宝くじ」は「偶然」に左右されますが、たくさん買えば当選する「可能性」が高まります。
  • 「被災や事故」は典型的な「偶然」ですが、危機管理によって被害を抑える「可能性」が高まります。
  • 「いい人との出会い」も多くは「偶然」ですが、積極的な行動で出会う「可能性」が高まります。

「偶然の運」と「必然の運」は「似て非なるもの」であると同時に「紙一重」でもあります。

それを隔てているのは「意識」。

少々厳しく言うと、「たまたまラッキー(アンラッキー)だった」という「偶然」で済ませる心の底には「他力本願」や「責任回避欲」があるものです。

「運」は、偶然の女神が気まぐれに与えてくれるものだけではありません。

望む結果を得るための「確率を高める意識」が大切です。

一般に「運を引き寄せる」と言われる意識です。

以下、この「望む結果を引き寄せるための考動の習慣」を整理します。

いわば、「偶然」で済まさず、「必然」に変える経営者の思考法です。

【不確実性】
うまくいく確率を高める

経営に「予測不能」はつきものですね。

  • 新型コロナのような世界規模の危機
  • 主要取引先の突然の方針転換
  • 優秀な人材の予期せぬ退職

このように、ときには想定や計画を無力化するほどの「想定外」が起きることがあります。

会社経営に「絶対」なんてありません。

しかし、「確率を上げる・下げる」ことは可能です。

この「可能志向」の差が、「幸運に見える人」「不運に見える人」の差に他なりません。

「絶対うまくいく方法」はありませんが、「うまくいく確率を上げる方法」はある、という思考法です。

【現実直視】
「偶然」で片づけないこと

繰り返しますが、経営者に限らず、リーダーに求められるのは、結果をただの「偶然」で片づけない姿勢です。

良いことがあったとき、「運が良かった!」で済ませるか、それとも「なぜ良かったのか?」を分析するか。

悪いことがあったとき、「運が悪かった…」と凹むだけか、それとも「何が課題なのか?」を分析するか。

「運は偶然だ」という思い込みは、
「結果に対する姿勢」に表れます。

良かったことも、悪かったことも「偶然」ではなく「必然」であると受け止める。

そうすれば「良かったことは再現性を高める」「悪かったことは再発を防ぐ」という「次の幸運」に繋がります。

良い結果も、悪い結果も「運」で片づけない

そのための自問自答サンプルを紹介しておきます。

この自問自答が「次」のために大切であることは言うまでもないでしょう。

  • この結果に至るまで、自分はどのような意思決定をしたか?
  • どのような準備をし、どのような行動を取っていたか?
  • 何が功を奏し、何が裏目に出たか?
  • どうすれば成功を再現できるか?失敗を防げるか?

【要素分解】
運は”環境×行動”に左右される

では
「どうすれば運を高めることができるのか?」
「どうすれば確率を高めることができるのか?」です。

「必然の運」をあえて要素分解すると、次の方程式で表すことができます。

運 = 環境 × 考動

この方程式、シンプルですが、とても重要。

「うまくいく環境」において「適切な考動(考え方と行動)」をすれば「望む成果」の確率が飛躍的に高まるという意味です。

「×」で繋いでいるのは、「どちらも必要」という意味。

たとえば、どんなに能力や経験があっても、市場ニーズや協力者がいない環境では望む結果を得られません。

逆も真なりで、絶好の市場環境があっても、考動が伴わなければチャンスを逃してしまいます。

「環境だけ」「考動だけ」では「望む結果」の確率は高まらず、心情的には「運、悪いな~」と思うことになります。

それぞれについて整理します。

「環境」とは何か?

環境とは、次のような「行動効果を高める要素」のことです。

  • 人(例:協力者、理解者、支援者)
  • 情報(例:判断に必要な知識やデータ)
  • タイミング(例:市場の熟度や周囲の準備状態)

これらが揃うと「期待する結果が得られる環境が整った」といえます。

簡単に言うと「チャンス到来!」。

「考動」とは何か?

考動とは、文字通りチャンスを成果に結びつけるための「考え方と行動」。

ヨーロッパには「チャンスの女神に後ろ髪はない」という諺があります。

「その時に動け!」ということですが、「その時に備える」という意味もあります。

日本にも「備えあれば患いなし」という諺があります。

これは災いへの備え以外にも「幸運に備える」という前向きな意味も私はあると思っています。

言うなれば「チャンスが来たら(環境が整えば)動けるように考えろ!」です。

【要素整備】
環境と考動を整える

「運」を「環境」と「考動」に要素分解しました。

このふたつを「よりよく整えること」が「運を良くすること」に他なりません。

それぞれを整える視点を整理します。

環境を整える=支持率を高める

「環境」は、上記に「ひと・情報・タイミング」と説明しましたが、これらをさらに深めると「ひと」に集約されます。

「情報をもたらすのも人」
「タイミングも人次第」

つまり「人が環境そのもの」と言っても過言ではないでしょう。

よく成果を得た人が「人に恵まれていた」と感想を漏らすことがあります。

このフレーズが最も「人が幸運のための環境である」ことを言い表しています。

これは「支持率」のことです。

支持率が高まると、協力・賛同・共感・支援・応援などのチカラがどんどん大きくなっていきます。

つまり「環境がどんどん整っていく」ということです。

では、どうすれば「支持率」は高まるのか?

それは、「リーダーの考動」で決まります。

「お願い」「依頼」「懇願」で本当の支持は得られません。

考動を整える=効果を高める

「考動」を整えるとは、その効果を高めることです。

  • チャンスをつかむための効果的な考え方と行動
  • つかんだチャンスを成果に結びつけるための効果的な考え方と行動

必要なのは「スキル」と「センス」。

環境が整い、チャンスが目の前にあっても「スキル」や「センス」がなければ「幸運の女神の前髪」をつかめません。

経営脳の5Layerに行きつく

「環境=支持率を高めるため」「考動効果を高めるため」に具体的にはどうすればいい?

すでにお察しかもしれません。

この話は「経営脳の5つのレイヤー」を整え、「アタマ(の使い方)をよくすること」に行きつきます。

【経営脳】5つのレイヤー。「マインドセット」「フィジカル」「メンタル」「スキル」「センス」。
  • Layer1:マインドセット:確率を高める考え方
  • Layer2:フィジカル:確率を支えるコンディション
  • Layer3:メンタル:確率を信じるココロ

「正しい考え方」を持ち、「心身が健全」なリーダーには、自然と支持が集まります。

また・・

  • Layer4:スキル:実務能力
  • Layer5:センス:差の感知力

「考動効果」が高めるために必要なことは言うまでもないでしょう。

「運を高める」とは、実は「経営脳を整える=アタマをよくする」ことに他なりません。

「経営脳を整えれば、運も高まる」のです。

【本質整理】
「運の正体」は「ジブン」

一見「偶然」と思われる「ラッキー」も「アンラッキー」も、その多くは「必然」であるという考え方です。

辞書を紐解くと・・・

「必然」は、「必ずそうなること」

「偶然」は「予期しないことが起こること」

・・・と説明してあります。

もちろん、「経営脳を整えれば、必ずそうなる」とは限らないので「必然の運」と言いきることには無理があるでしょう。

しかし、「そうなる確率」は必ず高くなります。

期待する結果を得るために「自己投資=経営脳のトレーニング」を進め、「環境×考動」を整えるのは、経営者自身です。

「運」は、「外的」なものはなく「内的」なものです。

つまり、「運の正体」は「経営者自身」。

そう考えることが「運を引き寄せる」ことに繋がります。

【運気上昇】
「神頼み」と「ジブン頼み」

ここまでを整理しておきます。

「運」には、「偶然の運」と「必然の運」があります。

簡単に言うと「どうしようもないこと」と「どうにかなること」です。

例えば、自然災害に遭遇することは「偶然の運」に委ねるしかありません。

しかし、その被害の大きさは「備え」によって左右されるという意味で「必然の運」と考えることができます。

「偶然の運」である発災については、神様にお祈りするしかないでしょう。

しかし、「必然の運」である「被害の大きさ」までは、神様は面倒を見てくれません。

日常の具体的な防災対策によって「最小の被害」に抑える確率を高めるのは「自分自身」なのです。

この「偶然の運」と「必然の運」を混同しないことが大切です。

本来、自分自身で高めなければならない「環境×行動」まで「神頼み」してはならないのです。

厳しいひとことを付けくわえるなら、経営者にとって「神様に祈るのは自由、しかし、備えるのは責任」なのです。

「運気上昇」は、自分次第です。

【要点整理】
誰でも幸運になれる

私は、税理士として30年以上にわたって、多くの中小企業経営者と向き合ってきました。

成功する人、失敗する人、様々なドラマがありました。

その多くの経験を振り返ると、改めて「運」に対する考え方が重要であるという思いを強くします。

  • 「運の正体は自分自身である」と自覚すること
  • 「経営脳」を整え、「環境」と「行動」をもっと良くすること

「いつも運がいいな」と見える経営者の多くは、「偶然のラッキー」ではなく「必然のラッキー」なのです。

「偶然」でない以上、誰でも幸運になれる、と私は思っています。

今回は、少々「強めに」お伝えしました。

さて、どうでしたか?

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この記事を書いた人

H.HORIIのアバター H.HORII

「もっといい会社」にするためには「もっといい経営者」になればええねん!が口ぐせ。
「経営脳:5つのレイヤー」で体系化した独自のマネジメントメソッドで、10名~200名規模の中小企業経営者を「リセット・コーチング」。
専門は「36カ月の経営計画」「管理会計」「チームビルディング・人事評価・業績連動型賞与制度」。
1999年に創業した自身の税理士事務所を2022年に事業承継し、現在はコーチ専業。
このサイト「Re!」はライフワーク。
「経営者のための思考のインフラ」としてお役に立てるように日々更新。

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