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経営者の考動|理屈優先のとき、感情優先のとき

2026 7/06
2026年7月11日
H.HORII

元税理士のマネジメントコーチ・堀井弘三が、中小企業経営者向けに「成長のヒント」を毎週土曜日に発信しています。何か「心当たり」や「気付き」があれば、ぜひ、関連記事で深堀りしてみてください。

おはようございます!

今週もお疲れさまでした!

さて、今週も「チーム」は思い通りに動いてくれましたか?

思い通りの1週間を過ごしましたか?

メンバーが、
なかなか
言うことを聞いてくれへん

…というようなことはなかったですか?

いや、ある…

会社経営において、チームが経営者の思い通りに動いてくれない、というのは、言うまでもなく「大問題」ですよね。

その理由、原因にはいろいろありますが、私の経験上、特に多かった話を整理しておきます。

それは「感情」です。

チームが思い通りに動いてくれない理由は、ひょっとして「感情的に受け入れられてない」かもしれません。

今週は、この「中小企業経営における感情」について考えてみましょう。

「今」は、過去の意思決定の結果

日々の意思決定の積み重ねが「今の自分」を作っています。

これは経営者に限った話じゃありません。

少々厳しいようですが、
誰かの言いなりになっている人も
「言いなりになること」を決めたのは
「自分」ですよね。

よほど特別な事情がない限り、
「今」は自分の意思決定の結果です。

意思決定は
「理屈」と「感情」のバランス

「意思決定」は、大きく分けて「理屈」と「感情」の2つのバランスで決まっています。

マトリックスにすると、この4つのマスのどこかに分類できます。

  理屈弱め 理屈強め
 感情弱め無感情で
特に考えず
感情を抑えて
理屈を優先
 感情強め理屈抜きで
気持ちを優先
自分の理屈を
強い気持ちで

例えば…

  • 理屈強・感情強: 「信念」の決断(揺るがない)
  • 理屈強・感情弱: 「ルールや付き合い」の決断(気は進まない)
  • 理屈弱・感情強: 「好き嫌いやプライド」の決断(分かっちゃいるけど)
  • 理屈弱・感情弱: 「無感情・なんとなく」の決断

「分かっているけど、プライドが許さない!」なんて、ほぼ「感情だけ」。

「はらわた煮えくりかえっているけど、ここは認めよう」は「感情」を「理屈」で抑え込んでるんです。

理屈で考えればバカなことなんだけど「スキだからやっちゃった」という経験もあると思います。

普段、意思決定するとき、みんな、こんな整理はしていません。

でも、意思決定を冷静に客観的に振り返ると、理屈強め、感情強め、という自分の傾向が分かると思います。

感情「0%」で考える

この「理屈」と「感情」を整理し自覚することは、とても重要です。

成功失敗の「結果」と直接的な因果関係はありません。

でも「負けに不思議の負けなし」とよく聞きますが、中小企業経営における失敗事例を観察していると「経営者の感情」が邪魔しているケースが少なくありません。

エゴ、見栄、保身、好き嫌い…など「感情」が強い時の意思決定による失敗。

ちょっと冷静になって「理屈」で考えれば、分かるはずなのに、みたいな。

プライベートなら「感情100%」でいいと思います。

その結果は「自業自得」だから。

でも、チームのリーダーという立場なら真逆。

まず理屈で: 「どうあるべきか?(どうすべきか?)」を感情0%で決める。

そのあとに: 「どうしたいか?(スキキライ)」という感情を乗せる。

この順番です。

人は理屈だけでは動かない

この話、「人を動かす」となると、話は逆転します。

どれだけ理屈が正しくても、相手の感情のロックがかかっていれば、絶対に動きません。

仮に、動いたとしても、それはイヤイヤで、決してパフォーマンスは高くありません。

反対に、多少スジが通ってなくても、「しゃーないなあ」と感情的に受け入れてもらえたら、動くものです。

理屈の前に、相手の感情のロックを外すことが大切です。

サイドブレーキをかけたまま、アクセルを踏んでいないか?です。

この理屈、スキ?キライ?

さて、どうですか?

自分のことは「感情」は後回しにして、まず「理屈」を強めに考える。

相手を動かすときは「理屈」の前に「相手の感情」を強めに考える。

「理屈」と「感情」の一方の話ではありません。

どっちを、優先するか?、

どっちを、強めにするか?です。

さて、この「理屈」、
スキですか?それともキライですか?

この週末の「自主トレ」の参考にしてみてください。

では、また、来週!

経営脳の自主トレ
感情でブレないための
ヒント記事3選

  • 経営者の柔軟志向
    • 「理屈」より「感情」が優先すると、ガンコ、イコジなど、柔軟性を欠いて、悪循環の起点になることが少なくありません。
  • 経営者の素直志向
    • 素直な経営者は「カワイゲ」があるので、周囲は「しゃーないなあ」という「感情」を抱きがちです。いくつになっても「素直」って大切です。
  • 経営者のメンタル「最近、フキゲンになることが多い」
    • 正論、べき論を振りかざしても、フキゲンなリーダーに耳を貸す人は少数派。チームマネジメントにおいて、メンタルを整え、常にゴキゲンをキープすることはとても重要です。
週刊:堀井雑感
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この記事を書いた人

H.HORIIのアバター H.HORII マネジメントコーチ

思考のスパーリング・パートナー

もっとエエ会社にしたいなら、
もっとエエ経営者になればええねん!

これが口ぐせ。

1999年に税理士事務所を創業し、
勤務時代も含めると約40年近く
300人を超える中小企業経営者の
成功と失敗を特等席で見てきた
「超実務家」。
2022年に幸せな事業承継を遂げ、
自ら「経営の入り口から出口まで完走」。

現在はマネジメント・コーチとして、
20〜40代の次世代経営者を
「あおって、いやして、元気づけて」
パフォーマンスを最適化するのが仕事。
その現場で得た「もっとよくなるヒント」を
惜しみなく日々発信中。

詳しいプロフィールはこちらへ。

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