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【知+考+動】上手に経営するためのフレームワーク

2026 1/13
2024年5月9日2026年1月13日
H.HORII

マネジメントとは
「社内外の人や資源を最適化すること」
そのために3つの視点で整理する。
「知らないコト」、
「考えてないコト」、
「動いてないコト」。

毎日が忙しく、優先順位を誤ったり、感情的・感覚的に動いてしまったり、大切なことにヌケモレがあったりと、そんなことで後悔することがありませんか?

そんなとき「頭の整理」の必要性を感じるものですが、それが意外と難しかったりします。

今回は
「マネジメントとは?」という基本に立ち返り、
「頭の整理をするためのフレームワーク」と、
「自己内観のためのチェックリスト」を紹介します。

「10人~200人規模の中小企業経営者」の「自己投資=経営脳トレーニングのサポート」を目的に、「もっといい経営者」「もっといい会社」に成長するためのヒントを日々更新しています。
元税理士のマネジメントコーチ・堀井弘三が、40年近くの経験と知識に基づき執筆しています。

INDEX

【定義】
マネジメントとは最適化すること

そもそも「マネジメント」とは何か?

私は
「マネジメントとは、
 期待する成果を得るために、
 社内外の人や資源を最適化すること」
 と定義しています。

また、これに従うと「セルフマネジメント」は
「期待する成果を得るために、
 自分自身を最適化すること」であり、
このサイトの「経営脳のトレーニング」は、その具体的な方法論という位置付けです。

いずれにしても、マネジメントの実務は
「知ること・考えること・動かすこと」
この3つの組み合わせです。

例えば、次のように・・・

  • 知の不足:知らなかった・知ってるつもりだった・誤解してた・・・
  • 考の不足:考えてなかった・考えが浅かった・・・
  • 動の不足:動かしてなかった・動きが遅かった・動きが足りなかった・・・

このような状態のときは期待する効果を得ることが困難になり「マネジメントがマズかった」と一言で片付けがちですが、その原因は「頭が整理できていないから」なのです。

【頭の整理】
知×考×動のフレームワーク

「知る×考える×動かす」の3つの要素に分けて整理するためのフレームワークを紹介します。

まずは、フォーマットイメージをご覧ください。

縦軸は「社内・社外・自分自身」という「3G」に分類しています。

3Gマネジメント:社会・取引先+社員+経営者
知ること考えること動かすこと
社内社内の事で知らないことは無いか?社内の事は充分考えているか?社内を動かしているか?
社外社外の事で知らないことは無いか?社外の事は充分考えているか?社外を動かしているか?
自分自身自分自身の事で知らないことは無いか?自分の事は充分考えているか?自分自身を動かしているか?

【反面教師】
人のふり見て我がふり直す

理解を深めてもらうため、あえてネガティブなことも整理しておきます。

上記の「知×考×動」が揃ってない人を観察すると、次のような印象を受けます。

  • 知るだけの人
    頭でっかちで、まるで評論家のような人
  • 考えるだけの人
    自分の知識の範囲だけで妄想している人
  • 動かすだけの人
    無理難題、相手の事情もお構いなしの人

これ以上のクドイ説明は必要ないでしょう。

マネジメントの「マ」もありません。

【原因解明】
順調でないときの3つの視点

経営が上手くいかない、
過度なストレスを感じている、
イライラしている、
など、決して「順調」と言えない状態のとき。

上記のフレームワークで整理することで「なぜ、順調でないか?」について頭の整理が進み、自己認識の解像度が高くなります。

知の視点

「知ること」は、主に「現状把握」や「情報収集」のことであり、意思決定するにあたって、充分な情報を持っているか?知っているか?というセルフチェックです。

例えば、社内であれば・・・

各メンバーが
「何をしているか?」
「どんな仕事をしているか?」は当然として

  • 抱えている不平不満
  • チーム内の不仲やハラスメント
  • メンバーの心身コンディションの状態

などの人事情報・・・

さらに、業績や資金繰りなどの会計情報

    ・・・経営者として知っておくべきことを知らない、気付いてない、ということは無いか?というチェック項目です。

    同様に、社外に目を向ければ、顧客満足度、取引先満足度など「身近な問題」から、競合の動向を含むマーケットやトレンドなど「経営環境の問題」などについても「充分知っているか?」というチェックも欠かせません。

    考の視点

    「考えること」は、「知ること」と「動かすこと」を連動させるためのアクションです。

    「知っているけど、動かなかった」という結論は「考えてなかったでしょ!」というイメージです。

    同様に「動かした結果を評価しなかった」という現象も「考えてない」に属します。

    周りからの評価が「口だけの人」「無関心な人」に多いパターンです。

    さて、心当たりはないでしょうか?

    動の視点

    改めて、上記のマネジメントの定義を再掲すると
    「期待する成果を得るために、
     社内外の人や資源を最適化すること」です。

    規模の大小に関わらず、トップリーダーである経営者は「動かしてナンボ」のポジションです。

    直接ではなくても、チームを通じて間接的に動かしているのは経営者です。

    • メンバーが思ったように動かない
    • 取引先が思ったように応じてくれない
    • 顧客満足度が上がらない
    • 新規顧客が取れない

    これらは、社内外の人たちを動かせていない現象です。

    これらは、すべて
    「なぜ、動かないのだろう?」ではなく
    「なぜ、動かせないのだろう?」です。

    「自責」で自己内観する必要があり
    「他責」ではないことに注意しなければなりません。

    【自問自答】
    知×考×動のチェックリスト

    自問自答のための具体的なチェックリストのサンプルを紹介します。

    これを参考に、あなたの事情に応じたセルフチェックリストを作っておくと定期的な頭の整理に便利です。

    知っているか?

    • 社内:各メンバーの仕事(日々何をやっているか)を知っているだろうか?
    • 社内:メンバーの意見を収集しているだろうか?
    • 社内:メンバーの報連相は円滑だろうか?
    • 社内:メンバーと課題共有はできているだろうか?
    • 社内:毎月の月次決算をチェックし、正しく理解しているだろか?
    • 社外:顧客満足度や潜在クレームを把握しているだろうか?
    • 社外:定期的に市場情報や技術情報を収集しているだろうか?
    • 社外:最近の競合分析を行っているだろうか?

    考えているか?

    • 総合:中期戦略・長期戦略は具体的だろうか?
    • 社内:課題解決策を具体的に考えているだろうか?
    • 社外:顧客満足度の向上を考えているだろうか?

    動かしているか?

    • 社内:チームを思い通りに動かせているだろうか?
    • 社内:メンバーは順調に成長しているだろうか?
    • 社外:取引先を思い通りに動かせているだろうか?
    • 社外:見込み顧客を含め、顧客を思い通りに動かせているだろうか?
    • 自分:自分はゴキゲンに動いているだろうか?

    【自己内観】
    毎日上機嫌=ゴキゲンか?

    上記のフレームワークには「自分自身」のセルも設けてありますが、私は、この「自分のこと」が最も重要だと考えています。

    規模が小さい中小企業の特徴として
    「経営者のコンディションが、
     会社のコンディションとなる」からです。

    経営者が「上機嫌=ゴキゲン」であると、大抵のことが上手く進みます。

    同様に「不機嫌」であると、会社の状態も悪化していきます。

    中小企業経営者にとって「セルフマネジメント」はとても重要です。

    「ニワトリ・タマゴ」の話のように「いや、会社の状態がいいから上機嫌=ゴキゲンになれる」という意見もありますが、私は「先に経営者」だと思っています。

    もし「上機嫌=ゴキゲン」ではないとき、あなた自身と、家族や大切な人たちも含め・・・

    • 知:自分たちのことをよく知っているか?
    • 考:自分たちのことをよく考えているか?
    • 動:自分たちを動かすことはできているか?

    ・・・という視点で自己内観してみてください。

    自分の「上機嫌=ゴキゲンのスイッチ」を知ることはとても重要かつ効果的です。

    【要点整理】
    スッキリすればうまく行く!!

    さて、どうですか?

    頭の整理は進みそうですか?

    「知ること・考えること・動かすこと」というマネジメントのフレームワークを紹介しました。

    • マネジメントとは成果のために最適化すること
    • 最適化するために「知る+考える+動かす」こと
    • フレームワークで整理すること
    • 自分を知るためのセルフチェックリスト
    • 自己内観:「上機嫌」のスイッチを知ること

    頭がゴチャゴチャの時、何をやってもうまくいきません。

    月1回でもいいので、このフレームワークを使って「アタマをスッキリ」させてみてください。

    経営脳のトレーニング効果は、もっとよくなるはずです。

    お試しあれ!

    経営者のためのフレームワーク
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    この記事を書いた人

    H.HORIIのアバター H.HORII マネジメントコーチ

    思考のスパーリング・パートナー

    もっとエエ会社にしたいなら、
    もっとエエ経営者になればええねん!

    これが口ぐせ。

    1999年に税理士事務所を創業し、
    勤務時代も含めると約40年近く
    300人を超える中小企業経営者の
    成功と失敗を特等席で見てきた
    「超実務家」。
    2022年に幸せな事業承継を遂げ、
    自ら「経営の入り口から出口まで完走」。

    現在はマネジメント・コーチとして、
    20〜40代の次世代経営者を
    「あおって、いやして、元気づけて」
    パフォーマンスを最適化するのが仕事。
    その現場で得た「もっとよくなるヒント」を
    惜しみなく日々発信中。

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