「成長したいですか?」
私は、初めて会う中小企業経営者に、よくこの質問をしていました。
答えは、まっぷたつ。
「もちろん派」と「もういい派」。
「なぜですか?」
と続けると・・・
「売上・利益・規模」の話をしてくれます。
- 「もっと大きくしたい」
- 「もう、これ以上はいい」
ここで「イジワル」をします。
「拡大したいですか?とは質問していませんよ」
「私が質問したのは成長・・・」
当然、相手は「きょとん」です。
中には、明らかに「イラっと」して
「(会社の成功って、規模拡大やろ⁉)」って顔に出る人もいました。

我ながら「イジワル」だと思います。
私が、京都人だからではありません。
性格です(笑)
いや、職業病かな?
ま、そんなことはどうでもいいですね…
この話、先に結論を言っておきます。
「成長を勘違いすると、
チームのリスクが大きくなる」
売上、利益、社員数・・・「数字の大きさ」や「規模の大小」ばかりに気を取られていると、だんだん「周りの人たち」が見えなくなる経営者が少なくありません。
チームのみんなは、疲弊していませんか?
社員のみんな、楽しそうにやってますか?
・心地よい疲れを感じながら
・楽しく数字を追いかけ
・新しい仲間もどんどん増えて
・ますますチームは大盛り上がり!
・もちろん、お客さんも取引先も大満足!
・おまけに、社長も社員も夫婦円満、家族安泰!
これなら「文句なしの成長」です。
これを「真逆」に書き換えると・・・
・心と体にイヤな疲労感
・無理して数字を追いかけ
・仲間が頻繁に入れ替わり
・ますますチームは殺伐と・・・
・クレームやトラブルがどんどん増える
・社長も社員もフキゲンを家に持って帰る・・・
ゾッとします。。。
これを「成長のためには仕方がない」というなら「大きな勘違い」。
会社に関わる人たちの
「負の感情」が蓄積しているはずです。
「勘定」のために
「感情」を犠牲にしている経営。
いつ爆発してもおかしくないです。
大量離職、不祥事、内部告発・・・。
時と場合によっては、
「致命傷」になることだってあります。
キケンな「膨張」。
「成長」とは、
「もっと役に立つように進化すること」です。
売上も、利益も、規模も、その「手段」。
もっと役に立つための「手段」。
目的と手段を履き違えると・・・
まあ、ロクなことにはなりません。
「人のための会社」です。
「会社のための人」ではありません。
・・・クドイ話は、ここまで。
心当たりがありませんように!



・・・と言いながら、書き足りないのでもう一言・・・
「売上や利益を追わないと幸せにできないだろ!」ってキレ気味で言われたことは、一度や二度ではありません。
「イジワルな私」は、いつも言い返していました。
「売上や利益より、人を幸せにする方が、はるかに難しい」
「簡単な方へ逃げるなよ!」
この「いらん一言」で、さらに炎上したものですが、今となれば「いい思い出」です。









