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10:経営者のウェルビーイング「自分を大切にする」

2026 1/09
2025年6月21日2026年1月9日
H.HORII

「今、幸せだろうか?」
「毎日、楽しく経営しているだろうか?」
「自分を大切にしているだろうか?」

唐突ですが、「ジブンを大切」にしていますか?

「ウェルビーイング」という言葉が注目されて久しいですが、よく目にするのは「社員の健康・働きがい・充実感」のような文脈がほとんどで「社員目線」が中心です。

では「経営者のウェルビーイング」は?

「後回し」にされている?

いや、忘れられているのでは?

ーーということで「中小企業経営者のウェルビーイング」について整理します。

今日は「ジブンのこと」をよく考えてみましょう。

INDEX

【定義確認】
ウェルビーイングとは?

「ウェルビーイング」とは、一般的に「身体的、精神的、社会的全てが良好な状態」と説明してあります。

反対語は「イルビーイング(Ill-being)」、直訳すれば「病的な状態」「不調な状態」です。

私なりに表現するとシンプルです。

  • ウェルビーイングは「幸せな状態」
  • イルビーイングは「幸せじゃない状態」

ちなみに、私は、よく「(博多弁っぽく)キントキタイ!」と言います。

  • キン:金:経済的な自由
  • トキ:時:時間的な自由
  • タイ:体:健康的な自由

この3つの自由度の高さが「幸せの度合い」だと思っています。

「キントキタイ」が揃っていれば「ウェルビーイング」です。

なんら不自由がないのに、さえない顔をしている人を見ると
「キントキタイが揃っとるのに、何を言うと~と!」と元気付けるようにしています。

ところが・・・時に、反論されます・・・。

「堀井さん、大事なものが抜けと~と」

「ん?」

「ヒトったい・・・」

「なるほど・・・」

「キントキタイ」の自由度が高くて、ナニ不自由してないけど、「誰かを泣かせている」のでさえない顔をしてるのです。

ちなみに
「誰かを泣かせてでもキントキタイを優先する人」は
この記事の対象外!

【3G視点】
関わる人たちの持続的な幸せ

さて「経営者のウェルビーイング」。

この話の軸足は「ジブン」ですが

「経営者ならでは」の視点を2つ追加しておきます。

視点1
「ジブン」だけではなく「3G」

「ジブンが幸せ」であると同時に
「3Gの人たちと共に幸せ」であること。

経営者のウェルビーイングは
「ジブンも含む3Gと共に」です。

3Gマネジメント:社会・取引先+社員+経営者

(3Gマネジメント)

  • Group1
    社外:得意先・取引先を含む社会全般
  • Group2
    社内:社員と、その家族や大切な人たち
  • Group3
    自分:経営者自身と、その家族や大切な人たち

これら「会社に関わる人たちのウェルビーイング」を忘れないようにしましょう。

古くから多くの経営者たちが語ってきた「自利利他(じりりた)」。

これは、ジブンの幸せと他者の幸せを両立させるという仏教の教えです。

つまり、
「自分さえよければいい」でもなく、
「他人のために自分を犠牲にする」でもなく、
共に幸せを目指すことが「経営者のウェルビーイング」の本質です。

視点2
「今だけ」でなく「中長期」

この「ウェルビーイング」は、「今だけ」ではなく「中長期」であることにも注意です。

後先を考えず「今だけ」に気を取られていると「将来」が不安です。

例えば、利益を全部使って、楽しいことに散財すれば、「一瞬」は満たされるかもしれません。

でも、それで将来が不安になるなら、それは「真のウェルビーイング」ではありません。

目の前の幸せだけではなく、持続的な幸せ。

会社経営の本質、そのものです。

【因果関係】
ウェルビーイングな経営

このWEBサイトの基本コンセプトは
「もっといい経営者」になれば
「もっといい会社」に成長する。

なぜなら、経営者が「ウェルビーイング」であると

  • 正しい判断ができる
     ↓
  • 正しい意思決定ができる
     ↓
  • 正しい結果が増える

シンプルなロジックです。

「いい会社」だから「ウェルビーイング」になるのではなく
「ウェルビーイング」だから「いい会社」になる
のです。

だから、「経営者のウェルビーイング」は最優先に大切なのです。

【軽視危険】イルビーイングな経営

理解を深めるため、ネガティブなことも共有しておきます。

上述したように、経営者が良くなると、会社も良くなります。

しかし、反対はそうではない。

会社が良くなっても、経営者が良くなるとは限りません。

多くの経営者は「シンドイ思い」で「いい会社」を維持しようとします。

それでも「いい会社」にならないケースが少なくありません。

最悪なのは、「経営とはシンドイものだ」と思い込んでしまうこと。

結果、「イルビーイング」。

会社が成長するパターンは2つのどちらかです。

  • 「整った経営者」×「ラクチン経営」
  • 「整ってない経営者」×「シンドイ経営」

何らかの理由で、会社が先に成長しても、それに経営者がついていけてないとき。

  • 資金繰りはどうしよ?
  • 採用や育成はどうしよ?
  • チームビルディングはどうしよ?

など、次々発生する経営課題に対して「シンドイ思い」が続きます。

すると・・・

  • 判断・決断が鈍る
    ↓
  • 問題がさらに複雑化
    ↓
  • もっとシンドイ経営に…
    ↓
  • イルビーイングの悪循環

これは「当たり前」ではありません。

「ウェルビーイング」を軽視してはなりません。

「イルビーイングが当たり前」と思ってるなら
「ウェルビーイングが当たり前」という思いに変えましょう。

【重要視点】
ウェルビーイングのために

さて、ここまでどうですか?

  • 「ジブンのウェルビーイングを忘れてたな…」
  • 「シンドイのはウェルビーイングじゃないからか…」
  • 「もっとジブンのことを考えてみよう!」

様々な感想を持っておられると思います。

共通するのは、悪循環を断ち切って「シンドイ経営」からの脱出することです。

そこで大切な注意点!

「シンドイ経営」だから「どうしよう?」の前に
「このシンドイは正しいのか?」を問うこと。

いま感じている「シンドイ」は・・・
何が「シンドイ」のか?
この「シンドイ」は正しいのか?

つまり・・・
経営者のマインドセット「正しさを考えるチカラ」
・・・の発動です。

「シンドイ」を誤ると、悪循環は終わりません。

むしろ「泥沼リスク」があります。

例えば、ヒトが思うように動かないとき・・・

  • 「動かない相手がシンドイ」のか
  • 「動かせないジブンがシンドイ」のか

クドイ話はいらないでしょう。

「他責」では、整いません。

整えるのは「ジブン」であって、「タニン」ではありません。

「ジブンが整う」から
「ジブンがウェルビーイング」に向かうのです。

仮に、ジブンは変えず、相手を変えても、それは一時しのぎ。

また別の「シンドイ」が現れるものです。

「虫は、殺虫剤ではなく、元から断て」です。

ジブンを整え「ウェルビーイングな状態」になるために「自責」を忘れないようにしましょう。

もちろん、ここで言う「自責」は、自分を責めることではありません。

「自分に原因がある」と考える姿勢のことです。

この「自責」で取り組めば、必ず「ウェルビーイング」は高まっていきます。

さて「ラクチン経営」の背中は見えてきましたか?

【解決方針】
「シンドイ」or「ラクチン」

この話は「経営者のウェルビーイング」。

経営者が
「もっと幸せになるためにどうすればいいか?」です。

軸は「ジブン」です。

「会社をどうすればいいだろう?」ではなく
「ジブンをどうすればいいだろう?」。

併せて自問自答。

「ジブンはどうなりたいのだろう?」
「ジブンは何のために経営してるのだろう?」

これらの問いに対する「ジブンの答え」が

「会社経営のホンネの目的」です。

さて、その答えは・・・

  • 「3Gと共に幸せ」ですか?
    それとも・・・
  • 「ジブンだけの幸せ」ですか?

これが
「ラクチン経営」の善循環と、
「シンドイ経営」の悪循環の境い目です。

この話、
「ラクチンを選ぶべき」とは言いません。

私の提案は
「ジブンで決めるべき」です。

「シンドイ経営」であっても「ジブンだけ」を目指すなら、その人の人生の選択だから、他人である私がとやかく言うことではありません。

ただ・・・

「ジブンだけ」のための「ラクチン経営」を目指すなら、考え直した方がいい。

そんな「虫のいい話」はないからです。

それが長続きするのはレアケース。

いずれ、リバウンドがあって「シンドイ」どころじゃない「ゲキツー」に苦しむのが中小企業アルアルです。

さて、あなたの考え方は・・・

  • 3Gのウェルビーイングを目指す「ラクチン経営」か?
  • ジブンだけのウェルビーイングを目指す「シンドイ経営」か?

・・・どちらでしょうか?

【習慣改善】
経営脳についての自問自答

具体的に「ジブンのウェルビーイング」を高める方法について提案します。

「ジブンのことを考える時間」を生活習慣に取り入れましょう。

多くの経営者は、「会社のこと」「売上のこと」「お金のこと」「社員のこと」などは、当然ですが「24時間・365日」考えています。

でも「ジブンのこと」のための時間は取っていないのではありませんか?

「ジブンのこと」とは
「ジブンのウェルビーイング」

「ジブンのウェルビーイング」とは
「ジブンの幸せ」

例えば、週1回2時間程度の自問自答を習慣化する。

カレンダーに「ジブン時間」を定期登録=ブロックしてしまいましょう。

場所も「ジブンに集中できるところ」であれば、よりベターです。

その時間にすることは
「経営脳:5つのレイヤー」の自問自答。

【経営脳】5つのレイヤー。「マインドセット」「フィジカル」「メンタル」「スキル」「センス」。
  • Layer1:マインドセット
    正しさからズレてないか?
  • Layer2:フィジカル
    カラダのコンディションは良好か?
  • Layer3:メンタル
    ココロのコンディションは良好か?
  • Layer4:スキル
    デキルコトは増えたか?
  • Layer5:センス
    さらに敏感になったか?

これらを自問自答し、課題があれば焦らず「コツコツ」整えていく。

経営脳の5つのレイヤーが整うにつれて・・・

  • 「もっといい経営者」になれる
     ↓
  • 「もっといい会社」に成長する
     ↓
  • 「もっと幸せ」になる
     ↓
  • もっとウェルビーイング!

というロジックです。

それぞれに関する記事をたっぷり用意してあるので、参考にしてください。

【要点整理】
ジブンを大切にする

さて、どうですか?

今回は「経営者のウェルビーイング」の視点を整理しました。

「もう少しジブンのことを考えよう」というきっかけになれば幸いです。

改めて要点を整理しておきます。

  • 3Gの人たちと共に幸せになるために、会社があること
  • その中には「ジブン」も含まれることを忘れないこと
  • もっといい経営者になると、もっといい会社になること
  • もっといい会社になると、もっと幸せになること
  • 経営者が「ジブンの幸せ」に向き合うことが「みんなの幸せ」に向き合うことになること
  • 「みんなの幸せ」を目的にするから「ラクチン経営」になること

昔から「ガリガリ亡者」という言葉があります。

漢字にすると「我利我利亡者」です。

「ジブンだけの利益のために、ジブンを亡くす人」。

どんなに時代が変わっても、語り継がれているのは「普遍だから」「本質だから」だと思います。

中小企業経営者の多くは「幸せになるために起業創業したはず」です。

「ガリガリ」になることなく、もっとジブンを大切にして、もっと「幸せ」と向き合ってほしいと思います。

そのための「経営脳の5つのレイヤー」。

私は、これを「経営者の一生ものの財産になる」と自画自賛しています。

一人でも多くの経営者が共感してくれることを、いつも願っています。

  • そのために誰かを犠牲にしてしまうと「自分勝手」
  • ジブンを粗末に扱えば「自己犠牲」

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  • 08:利益は手段、目的は幸せ、だからもっと稼ぐ!
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  • 10:経営者のウェルビーイング「自分を大切にする」
経営の原理原則
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この記事を書いた人

H.HORIIのアバター H.HORII

「もっといい会社」にするためには「もっといい経営者」になればええねん!が口ぐせ。
「経営脳:5つのレイヤー」で体系化した独自のマネジメントメソッドで、10名~200名規模の中小企業経営者を「リセット・コーチング」。
専門は「36カ月の経営計画」「管理会計」「チームビルディング・人事評価・業績連動型賞与制度」。
1999年に創業した自身の税理士事務所を2022年に事業承継し、現在はコーチ専業。
このサイト「Re!」はライフワーク。
「経営者のための思考のインフラ」としてお役に立てるように日々更新。

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