「今、幸せだろうか?」
「毎日、楽しく経営しているだろうか?」
「自分を大切にしているだろうか?」
唐突ですが、「ジブンを大切」にしていますか?
「ウェルビーイング」という言葉が注目されて久しいですが、よく目にするのは「社員の健康・働きがい・充実感」のような文脈がほとんどで「社員目線」が中心です。
では「経営者のウェルビーイング」は?
「後回し」にされている?
いや、忘れられているのでは?
ーーということで「中小企業経営者のウェルビーイング」について整理します。
今日は「ジブンのこと」をよく考えてみましょう。
【定義確認】
ウェルビーイングとは?
「ウェルビーイング」とは、一般的に「身体的、精神的、社会的全てが良好な状態」と説明してあります。
反対語は「イルビーイング(Ill-being)」、直訳すれば「病的な状態」「不調な状態」です。
私なりに表現するとシンプルです。
- ウェルビーイングは「幸せな状態」
- イルビーイングは「幸せじゃない状態」
ちなみに、私は、よく「(博多弁っぽく)キントキタイ!」と言います。
- キン:金:経済的な自由
- トキ:時:時間的な自由
- タイ:体:健康的な自由
この3つの自由度の高さが「幸せの度合い」だと思っています。
「キントキタイ」が揃っていれば「ウェルビーイング」です。
なんら不自由がないのに、さえない顔をしている人を見ると
「キントキタイが揃っとるのに、何を言うと~と!」と元気付けるようにしています。
ところが・・・時に、反論されます・・・。
「堀井さん、大事なものが抜けと~と」
「ん?」
「ヒトったい・・・」
「なるほど・・・」
「キントキタイ」の自由度が高くて、ナニ不自由してないけど、「誰かを泣かせている」のでさえない顔をしてるのです。

ちなみに
「誰かを泣かせてでもキントキタイを優先する人」は
この記事の対象外!
【3G視点】
関わる人たちの持続的な幸せ
さて「経営者のウェルビーイング」。
この話の軸足は「ジブン」ですが
「経営者ならでは」の視点を2つ追加しておきます。
視点1
「ジブン」だけではなく「3G」
「ジブンが幸せ」であると同時に
「3Gの人たちと共に幸せ」であること。
経営者のウェルビーイングは
「ジブンも含む3Gと共に」です。


(3Gマネジメント)
- Group1
社外:得意先・取引先を含む社会全般 - Group2
社内:社員と、その家族や大切な人たち - Group3
自分:経営者自身と、その家族や大切な人たち
これら「会社に関わる人たちのウェルビーイング」を忘れないようにしましょう。
古くから多くの経営者たちが語ってきた「自利利他(じりりた)」。
これは、ジブンの幸せと他者の幸せを両立させるという仏教の教えです。
つまり、
「自分さえよければいい」でもなく、
「他人のために自分を犠牲にする」でもなく、
共に幸せを目指すことが「経営者のウェルビーイング」の本質です。
視点2
「今だけ」でなく「中長期」
この「ウェルビーイング」は、「今だけ」ではなく「中長期」であることにも注意です。
後先を考えず「今だけ」に気を取られていると「将来」が不安です。
例えば、利益を全部使って、楽しいことに散財すれば、「一瞬」は満たされるかもしれません。
でも、それで将来が不安になるなら、それは「真のウェルビーイング」ではありません。
目の前の幸せだけではなく、持続的な幸せ。
会社経営の本質、そのものです。
【因果関係】
ウェルビーイングな経営
このWEBサイトの基本コンセプトは
「もっといい経営者」になれば
「もっといい会社」に成長する。
なぜなら、経営者が「ウェルビーイング」であると
- 正しい判断ができる
↓ - 正しい意思決定ができる
↓ - 正しい結果が増える
シンプルなロジックです。
「いい会社」だから「ウェルビーイング」になるのではなく
「ウェルビーイング」だから「いい会社」になるのです。
だから、「経営者のウェルビーイング」は最優先に大切なのです。
【軽視危険】イルビーイングな経営
理解を深めるため、ネガティブなことも共有しておきます。
上述したように、経営者が良くなると、会社も良くなります。
しかし、反対はそうではない。
会社が良くなっても、経営者が良くなるとは限りません。
多くの経営者は「シンドイ思い」で「いい会社」を維持しようとします。
それでも「いい会社」にならないケースが少なくありません。
最悪なのは、「経営とはシンドイものだ」と思い込んでしまうこと。
結果、「イルビーイング」。
会社が成長するパターンは2つのどちらかです。
- 「整った経営者」×「ラクチン経営」
- 「整ってない経営者」×「シンドイ経営」
何らかの理由で、会社が先に成長しても、それに経営者がついていけてないとき。
- 資金繰りはどうしよ?
- 採用や育成はどうしよ?
- チームビルディングはどうしよ?
など、次々発生する経営課題に対して「シンドイ思い」が続きます。
すると・・・
- 判断・決断が鈍る
↓ - 問題がさらに複雑化
↓ - もっとシンドイ経営に…
↓ - イルビーイングの悪循環
これは「当たり前」ではありません。
「ウェルビーイング」を軽視してはなりません。
「イルビーイングが当たり前」と思ってるなら
「ウェルビーイングが当たり前」という思いに変えましょう。
【重要視点】
ウェルビーイングのために
さて、ここまでどうですか?
- 「ジブンのウェルビーイングを忘れてたな…」
- 「シンドイのはウェルビーイングじゃないからか…」
- 「もっとジブンのことを考えてみよう!」
様々な感想を持っておられると思います。
共通するのは、悪循環を断ち切って「シンドイ経営」からの脱出することです。
そこで大切な注意点!
「シンドイ経営」だから「どうしよう?」の前に
「このシンドイは正しいのか?」を問うこと。
いま感じている「シンドイ」は・・・
何が「シンドイ」のか?
この「シンドイ」は正しいのか?
つまり・・・
経営者のマインドセット「正しさを考えるチカラ」
・・・の発動です。
「シンドイ」を誤ると、悪循環は終わりません。
むしろ「泥沼リスク」があります。
例えば、ヒトが思うように動かないとき・・・
- 「動かない相手がシンドイ」のか
- 「動かせないジブンがシンドイ」のか
クドイ話はいらないでしょう。
「他責」では、整いません。
整えるのは「ジブン」であって、「タニン」ではありません。
「ジブンが整う」から
「ジブンがウェルビーイング」に向かうのです。
仮に、ジブンは変えず、相手を変えても、それは一時しのぎ。
また別の「シンドイ」が現れるものです。
「虫は、殺虫剤ではなく、元から断て」です。
ジブンを整え「ウェルビーイングな状態」になるために「自責」を忘れないようにしましょう。
もちろん、ここで言う「自責」は、自分を責めることではありません。
「自分に原因がある」と考える姿勢のことです。
この「自責」で取り組めば、必ず「ウェルビーイング」は高まっていきます。
さて「ラクチン経営」の背中は見えてきましたか?
【解決方針】
「シンドイ」or「ラクチン」
この話は「経営者のウェルビーイング」。
経営者が
「もっと幸せになるためにどうすればいいか?」です。
軸は「ジブン」です。
「会社をどうすればいいだろう?」ではなく
「ジブンをどうすればいいだろう?」。
併せて自問自答。
「ジブンはどうなりたいのだろう?」
「ジブンは何のために経営してるのだろう?」
これらの問いに対する「ジブンの答え」が
「会社経営のホンネの目的」です。
さて、その答えは・・・
- 「3Gと共に幸せ」ですか?
それとも・・・ - 「ジブンだけの幸せ」ですか?
これが
「ラクチン経営」の善循環と、
「シンドイ経営」の悪循環の境い目です。
この話、
「ラクチンを選ぶべき」とは言いません。
私の提案は
「ジブンで決めるべき」です。
「シンドイ経営」であっても「ジブンだけ」を目指すなら、その人の人生の選択だから、他人である私がとやかく言うことではありません。
ただ・・・
「ジブンだけ」のための「ラクチン経営」を目指すなら、考え直した方がいい。
そんな「虫のいい話」はないからです。
それが長続きするのはレアケース。
いずれ、リバウンドがあって「シンドイ」どころじゃない「ゲキツー」に苦しむのが中小企業アルアルです。
さて、あなたの考え方は・・・
- 3Gのウェルビーイングを目指す「ラクチン経営」か?
- ジブンだけのウェルビーイングを目指す「シンドイ経営」か?
・・・どちらでしょうか?
【習慣改善】
経営脳についての自問自答
具体的に「ジブンのウェルビーイング」を高める方法について提案します。
「ジブンのことを考える時間」を生活習慣に取り入れましょう。
多くの経営者は、「会社のこと」「売上のこと」「お金のこと」「社員のこと」などは、当然ですが「24時間・365日」考えています。
でも「ジブンのこと」のための時間は取っていないのではありませんか?
「ジブンのこと」とは
「ジブンのウェルビーイング」
「ジブンのウェルビーイング」とは
「ジブンの幸せ」
例えば、週1回2時間程度の自問自答を習慣化する。
カレンダーに「ジブン時間」を定期登録=ブロックしてしまいましょう。
場所も「ジブンに集中できるところ」であれば、よりベターです。
その時間にすることは
「経営脳:5つのレイヤー」の自問自答。


- Layer1:マインドセット
正しさからズレてないか? - Layer2:フィジカル
カラダのコンディションは良好か? - Layer3:メンタル
ココロのコンディションは良好か? - Layer4:スキル
デキルコトは増えたか? - Layer5:センス
さらに敏感になったか?
これらを自問自答し、課題があれば焦らず「コツコツ」整えていく。
経営脳の5つのレイヤーが整うにつれて・・・
- 「もっといい経営者」になれる
↓ - 「もっといい会社」に成長する
↓ - 「もっと幸せ」になる
↓ - もっとウェルビーイング!
というロジックです。
それぞれに関する記事をたっぷり用意してあるので、参考にしてください。
【要点整理】
ジブンを大切にする
さて、どうですか?
今回は「経営者のウェルビーイング」の視点を整理しました。
「もう少しジブンのことを考えよう」というきっかけになれば幸いです。
改めて要点を整理しておきます。
- 3Gの人たちと共に幸せになるために、会社があること
- その中には「ジブン」も含まれることを忘れないこと
- もっといい経営者になると、もっといい会社になること
- もっといい会社になると、もっと幸せになること
- 経営者が「ジブンの幸せ」に向き合うことが「みんなの幸せ」に向き合うことになること
- 「みんなの幸せ」を目的にするから「ラクチン経営」になること
昔から「ガリガリ亡者」という言葉があります。
漢字にすると「我利我利亡者」です。
「ジブンだけの利益のために、ジブンを亡くす人」。
どんなに時代が変わっても、語り継がれているのは「普遍だから」「本質だから」だと思います。
中小企業経営者の多くは「幸せになるために起業創業したはず」です。
「ガリガリ」になることなく、もっとジブンを大切にして、もっと「幸せ」と向き合ってほしいと思います。
そのための「経営脳の5つのレイヤー」。
私は、これを「経営者の一生ものの財産になる」と自画自賛しています。
一人でも多くの経営者が共感してくれることを、いつも願っています。
- そのために誰かを犠牲にしてしまうと「自分勝手」
- ジブンを粗末に扱えば「自己犠牲」

