チームには「色」があります。
40年近く、税理士として様々な中小企業にお邪魔しました。
それぞれ個性があり「色」をよく感じたものです。
もちろん、赤青黄という「視覚的な色」ではなく、「雰囲気」とか「空気感」ってやつです。
活き活きとしてて、元気がもらえるようなチーム。
ど~んよりして、息苦しくなるようなチーム。
「良し悪し」ではなく「個性」だと思っています。
でも、ご想像の通り、この「チームの色」は「業績」や「社員満足度」と、ほぼリンクしているものです。
「にわとり+たまご」。
業績がイイから、明るいのか?
明るいから、業績がいいのか?
「ニンゲンウォッチング」が好きな私は、
「どっちかな?」とよく観察してたものです。

あ、ホリイさん、ようこそ・・・



あれ、元気がないね?
どうしたの?



いや、いろいろあってねえ・・・



いろいろ?



みんな、元気ないでしょ?



社長に元気がないからじゃないの?
ま、いろいろあったのでしょう。
でも、私は気付いています。
「いろいろあったから、元気がない」じゃなく
「元気がないから、いろいろ起きる」ことを。
この会社に限ったことではありません。
元気があれば、イイことが増えるのに、
元気がなければ、イイことが少ない。



「元気があれば、なんでもできる!」
ダ~ッ!
これ、スピリチュアルな話でも、精神論でも根性論でもありません。
「論理」です。
少なくとも、私は、そう思っています。
元気がいいと、
チームコミュニケーションの
「正速美」が揃いやすい。
正しい情報交換が
迅速かつスマートに行われる。
だからチームワークがいいんです。
チャンスもヤバいことも
さっさと察知して共有される。
だから、アクションも速い。
それに比べて・・・説明はいらないですよね?
この違いの原因は何か?
唐突ですが「倫理観」は、
そのひとつとして大きい。
「え?倫理観?」
「倫理観」とは
「人としての正しさ」の「観」です。
この「観」が近い人たちが多いチーム。
お互いの「これが人として正しい」という価値観が近い、あるいは一致しているので意思疎通が円滑。
「みなまで言うな!分かってるよ!」
コミュニケーションエラーが少ない。
「イヤな気分」になることが少ない。
だから、明るい。
だから、活き活きして元気に見える。
だから、仕事がやりやすい。
だから、上手く行く、です。
たとえば、チームリーダーである経営者が「真っ白の倫理観」を持って、それを公言。
すると「るいとも」によって
「白っぽい人たち」が集まる。
すると「白いチーム」になりやすい。
でも、採用をミスったのか?ほかの理由か分からないけど「いろんな色の人たち」が集まるとチームカラーが「濁る」。
この話をすると、
よく「多様性が重要でしょ」と言う人がいます。
誤解してると思います。
「多様性を認め合うこと」が重要なのであって、
「まぜまぜが重要」という意味ではない、と私は思います。
でも、様々な価値観の多様性を
ひとつにまとめあげるマネジメントの難易度は、まあまあ高い。
現実問題、中小企業の経営者には荷が重すぎる。
だから
「多様性の尊重」は「理想」としては理解するけど
「現実」は「花より団子」。
経営者は
「この指とまれ!」と
「自分の倫理観」をハッキリ示すことが大切です。
そうしないと「濁ったチーム」になって、
意思疎通がギクシャクし、
パフォーマンスが落ちます。
これが「チームの色は、倫理観で決まる」という意味です。
「人としての正しさ」を共通認識をしてるチーム。
ちなみに、この話は「イイ話」ではありません。
「組織マネジメント」の話です。
経営者の中には、上下関係は絶対で、下位の者は上位に絶対服從することが「人のあるべき姿だ」という考えをする人もいます。
このタイプのリーダーの元では、いわゆるYesマンが残りやすい。
自分の考えを出さず、盲目的に従うことが出来る人。
勤めるって「そういうものだ」と思う人は残れる。
でも、最適解があれば上司であれ、社長であれ、提案し対話することが大切という考えの人は離れていく。
経営者の倫理観、価値観で
チームは「何色にでもなる」。
だから、
「経営者の倫理観」ってめちゃくちゃ大切なのです。
「何が正しいか」、チーム共通の軸を示す。
だから、我々とは違う倫理観を持つ
「ワルイボス」が
「世界征服」を企んで
「この指とまれ!」と示した時も成立する。
悪用禁止です。










