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この記事は、更新時の情報と筆者の考えに基づくものです。
おはようございます!
2024年第28週の土曜日、暑いですね!心身のコンディションは良好ですか?疲れてからでは遅いので「疲れる前のセルフマネジメント」に気を付けましょうね。
さて、今週は「暑い話題」は避けて「軽い頭の運動」をしましょう。
経営者に必修の「会計力」ですが、その前提にあるのは「数字感覚・数字力」です。
意外と気付いてない、でも言われてみれば「なるほど」というサンプルを整理します。
我々は、知らず知らずのうちに、いわゆる「数字バイアス」に捉われているものですが、本稿のサンプルを参考に「頭のストレッチ」をしてみてください。
このブログでは「10人~100人規模の中小企業経営者」の方々に向けて「経営脳の自主トレサポート」を目的に「もっといい会社」にするためのヒントを発信しています。初めてアクセスしていただいた方は、こちら(=「このブログについて」)をまずご覧ください。
【計算例】どれくらいバイアスに捉われている?
毎月売上1%アップを続ければ5年で何倍?
まず、手始めに「毎月売上1%アップを続ければ5年で何倍になるか?」を計算してみます。
「初月:100」「翌月:*1.01=101」「翌々月:*1.01=約102」・・・という具合です。
60カ月、この計算を繰り返すと「約180」になります。100の売上が、5年後約1.8倍になります。
同じように「毎月売上5%アップ」で計算すると、5年後「約1,780」になります。「約18倍」です。
年商1億円であれば、年商18億円規模の会社になります。
さ、どうですか?
このように計算してみると「意外な結果」になるサンプルを紹介します。
毎年1社の顧客紹介が続けば?
現在、30社の得意先があるとします。もし、この既存客が、毎年「ご新規1社」を紹介してくだされば、5年後の顧客数は何社になるでしょう?つまり、毎年2倍に増加すれば、です。
- 初年度:30社→60社
- 次年度:60社→120社
- 3年目:120社→240社
- 4年目:240社→480社
- 5年目:480社→960社
いわゆる「ネズミ算」ですね。どうしても良くないイメージがありますが、冷静に計算してみると「ヒント」になりそうです。
毎日10分短縮すれば年間で何時間捻出できる?
次は「時間の計算」をしてみましょう。「毎日10分短縮すれば、年間で何時間を捻出できるか?」です。
「毎日10分×週5日×年間約50週=?」です・・・答えは「2500分=約42時間」ですね。
毎日30分短縮なら3倍の「約120時間」を捻出できることになります。
年間42時間ということは、毎日平均して10時間仕事してれば「年間4日が浮く」という計算になります。3泊4日の旅行ができますね(笑)。
毎月1回、会議を1時間短縮すれば?
上記の応用として、会議や打ち合わせで計算してみましょう。
「毎月1回、会議を1時間短縮すれば?」ですが「年間12時間の短縮」ですが、これは「ひとりあたり」ですね。
もし、その会議や打ち合わせに平均5人が参加していれば、チーム合計「@12時間*5人」で、60時間が浮きます。
言い換えれば、この1時間をムダにすれば、年間60時間もムダにしている、ということになります。
そんな会議が、毎月5回あれば、300時間のムダです。
経常利益1000万円は多いか?少ないか?
決算をすると「経常利益1000万円」となりました。さて、これは多いか?少ないか?です。もちろん、それぞれの会社の諸事情によって、多いか少ないかは様々ですが、下記のような計算、つまり「ひとり1日あたり」の計算をして考えることも興味深いです。
例:年間営業日数200日・20人チーム
1000万円/200日/20人=2,500円/1人・1日
さて、多いか?少ないか?です。
キャッシュ1億円は多い?少ない?
御社にとって「キャッシュ1億円」は多いですか?それとも少ないですか?
自由に使える1億円をゼロから溜めるまでに何年かかる?
自由に使える1億円は何年で底をつく?
そんな計算も興味深いですよ。
こちらの記事を参考にしてみてください。
年末ジャンボの当選確率
宝くじ、その中でも年末ジャンボの1等当選確率は2000万分の1らしいです。
2000万分の1って、よくわかりませんが「日数」に置き換えると面白いです。
2000万日って、365日で割り算すると、約55,000年!です。
地球は氷河期だったらしく、ホモサピエンスが石器を使ってたような時代から、この現代までの「ある1日」の確率ですね(笑)。
【まとめ】すぐ計算してしまうクセをつける
さて、どうですか?日頃は意識してないけど、計算してみると「何かを感じる計算」のサンプルを紹介しました。
その理由は「数字バイアス」ですが、他にもお金の計算や、時間の計算など様々ありますが、このような計算を習慣化することでバイアスに捉われない「数字感覚」を磨くことができます。
プライベートでも、カウンター10席のバーで飲みながら「客単価?回転数?このお店の月間売上って**くらいかな?」という具合で「すぐ計算してしまうクセ」を付けることがオススメです。
会計力の前提である数字感覚/数字力を鍛え、習慣化する参考にしていただければと思います。
(参考記事)盲点?「会計力」の前に「算数力」が必要な話
関連記事も含め参考にしてみてください。
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