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この記事は、更新時の情報と筆者の考えに基づくものです。
おはようございます!
今日は、2024年第4週の土曜日。もう1月も終わりか!?と思うと、ホント速いなあ~と思いますが、今月は順調でしたか?
さて、今週は当社(株式会社マーカス・マネジメント)の基本コンセプトである「3Gマネジメント」について「近江商人の三方良しとは、どう違うの?」とご質問をいただいたので、改めて整理しておきます。
経営脳の第1レイヤー「マインドセット」のひとつである「成長志向」の軸となる考え方です。今週の「自主トレ」の参考にしてみてください。
この記事は「持続的に正しく成長するための経営の原理原則」の補足です。
このブログでは「10人~100人規模の中小企業経営者」の方々に向けて「経営脳の自主トレサポート」を目的に「もっといい会社」にするためのヒントを発信しています。初めてアクセスしていただいた方は、こちら(=「このブログについて」)をまずご覧ください。
【近江商人】「三方良し」とは?
「近江商人の三方良し」とは、江戸時代に滋賀県を中心に栄えた近江商人が大切にしていた商売の考え方で、日本最古のフレームワークと言っても過言ではないでしょう。いつものように、ChatGPTに聞くと次のように説明してくれました。
「売り手に良し、買い手に良し、世間に良し」という意味で、自己利益のみならず、社会全体の利益を追求する経営哲学のことです。取引相手や周囲の人々の利益も考慮しながら、長期的な関係性を築くことを重視しています。これにより、近江商人は豊かな地域社会を築き上げ、日本の商業発展に大きく貢献しました。
Chat-GPT
この「近江商人の三方良し」と「マーカスの3Gマネジメント」とは、どう違うのか?というと「見方」が違うだけで「言いたいこと」は何も変わりません。
【マーカス】「3Gマネジメント」とは?
解釈にはいろいろあるかもしれませんが「三方良し」の「売り手」は、会社を指しており、その中には社員たちも含まれるイメージですが、「3Gマネジメント」は「経営者目線」なので「会社・経営者自身」と「社員たち」は区別しています。
また「三方良し」でいうところの「世間(社会)」については、私は「社外」という捉え方なので、そこには顧客(買い手)や、仕入れ先、外注先などの取引先も含まれます。
要するに「近江商人の三方良し」との違いは「商売に関わる人たち」のグルーピングです。
【三方良し】=(世間)+(買い手=顧客)+(売り手:会社・社員・経営者)
【3Gマネジメント】=(社会・顧客:取引先)+(社員)+(会社・経営者)
【両者の違い】社員たちを大切にする視点を強調
なぜ「3Gマネジメント」は「売り手」を「会社+経営者+社員たち」とせずに「会社+経営者」というように「社員たち」を分けたか?。
その理由は「もっといい会社」にするためには、社員たちを大切にすることが、特に中小企業にとってはとても重要だからです。
中小企業経営者、特に昭和世代の古いタイプの経営者には「お客さんのため、会社のためだったら、社員は滅私奉公するのが当然」というような考えや態度を示す人が少なくありません。
私は、そんな犠牲者の上に成り立ってるような会社は「アカン会社・アカン経営者」と思っています。
そのため「社員たち」を強調するために「近江商人の三方良し」とは違って「会社+経営者」と「社員たち」を別にして「3Gマネジメント」のフレームを作りました。
「近江商人の三方良し」であっても「売り手良し」と表現しているので、そこには社員さんたちも含まれますが「どうも影が薄いなぁ」と感じたから「分けよう!」と思ったのです。
【関連記事】3つのグループの幸せを深堀り
「3Gマネジメント」の3つのグループの幸せとは何か?については、それぞれ下記の記事で深堀りしました。
理解を深めるため、下記も参考にしてください。
【形は手段】フレームワークの形はどうでもいい
結論は、すでにお気付きのように「形はどうでもいい」です(笑)。
どちらも「フレームワーク」であり、成否も優劣もなく「みんなで幸せになれる、もっといい会社を作ろう!」という本質的な目的においては何の違いもありません。
「もっといい会社」を志向するみなさんが「頭の整理がしやすい方」を使ってもらえればOKです。もっと言えば「三方良し」や「3Gマネジメント」に代わる自己流のフレームワークとして「四方良し」とか「六方良し」とか「8Gマネジメント」などオリジナルを作ってもいいと思います。
フレームワークはあくまでも「道具」に過ぎません。目的である「もっといい会社」に進化成長するなら「形はどうでもいい」ですもんね。
お客さん、取引先、社員たち、そして、自分自身がもっと幸せになるために「しっくりするフレームワーク」を活用してください。
【まとめ】社会よし 社員よし だからジブンよし
さて、どうでしょう?
今日は、「近江商人の三方良し」と、当社(株式会社マーカス・マネジメント)のコンセプトである「3Gマネジメント」について整理しました。
- 「近江商人の三方良し」は「世間」+「買い手」+「売り手」
- 「3Gマネジメント」は「社会・取引先・顧客」+「社員」+「会社・経営者」
- 「3Gマネジメント」は、社員たちを大切にする視点を強調していること
- 考え方のフレームワークなので形はどうでもいいこと
関連記事も含め参考にしてみてください。
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