中小企業が「もっといい会社」に成長し、「ずっといい会社」であるために「経営計画」はマスト!
なぜなら「最高の経営者人生」を送るため。
このWEBサイトで紹介している「経営計画」は、銀行やお役所に提出する「誰かのため」のものではなく、経営者が想い通りに生きるために作る「自分のための経営計画」です。
その「3つのシン視点」はこれ。
- 「やりたいこと」を実現するための「シナリオ」であること
- 「経営者の人生計画」の一部であること
- 「仲間へのプレゼンツール」であること
本稿では、このうち「人生計画」について深堀します。
「10人~200人規模の中小企業経営者」の「自己投資=経営脳トレーニングのサポート」を目的に、「もっといい会社」に成長するヒントを日々更新しています。
40年近く税理士として中小企業経営を支援し、経営計画や管理会計、組織作りを専門とするマネジメントコーチ・堀井弘三が、その現場で得た豊富な経験と知識に基づき執筆しています。
初めてアクセスしていただいた方は、「このWEBサイトについて」をまずご覧ください。
【価値共有】
幸せな人生のための会社経営
中小企業経営者は、そのほとんどが「幸せな人生」を送るために会社を経営しています。
強い意識はないかもしれませんが、これを否定する人はいないと思います。
少なくとも「不幸になろう」なんて思って経営している人はいません。
- 「幸せになるために会社を経営している」
- 「やりたいこと」「やりたくないこと」がある
- 「望む状態」「望まない状態」がある
そうですよね?
もうすでに実現していたとしても、それを失うことなく持続したいはずです。
でも反対に、ひょっとしたら・・・
- 今現在は、幸せを感じていないかもしれません。
- 「やりたくないこと」をやっているかもしれません。
- 「なりたくない状態」になっているかもしれません。
仮に、そのような状態であっても、決してあきらめていません。
その証拠に、このWEBサイトにアクセスし、読んでくれている。
幸せならこれからも持続したいし、そうでないなら、早く脱出したい。
つまり、「幸せになりたい」「幸せでいたい」「もっと幸せになりたい」。
現在の個人差はあっても、「幸せ目的」は、みんな共通しています。
私が、このWEBサイトで発信している「経営計画」の大前提です。
まず、この価値観を共有しましょう。
【本質確認】
経営計画は人生計画
上述したように、「経営計画」は、経営者が想い通りに生きるために作ります。
「誰かのための経営計画」ではなく、「自分のための経営計画」。
中小企業経営者にとって、会社は「自分の人生」そのものです。
「会社の成功」と「経営者としての成功」は同じです。
「成功」とは、「期待する結果を得ること」です。
「会社が期待する姿や状態」になれば「会社の成功」。
それを実現できれば「経営者としても成功」。
だから、
「想い通りの会社」になれば、
「想い通りの人生」になるはずです。
そして、
「想い通りの会社」になるように作成するのが「会社の経営計画」。
だから、
「会社の経営計画」は、経営者の「想い通りの人生」のための「人生計画」の一部であり、また前提なのです。
【経営責任】
多くの人たちの人生に影響する
ときどき「ハプニングも人生のだいご味」、「計画的な人生はつまらない」というような話をする人がいます。
その価値観を否定するつもりはありません。
しかしです。
「経営者ならダメ!」。
得意先、取引先、社員たち、それぞれの家族や大切な人たち。
経営者は、多くの人たちの人生に影響する立場です。
彼ら彼女らを「経営者の人生のハプニング」に巻き込むことは「いかがなもんか」と私は思います。
積極的に幸せにする必要はありません。
しかし、その人たちの幸せの邪魔はしてはならない。
そう思いますよね?
「経営計画」の必要性はここにあります。
言い換えれば「経営計画は、経営責任」。
経営者の考動が、多くの人たちに影響していることを忘れないように要注意です。
【自分確認】
「自分の幸せ」を鮮明にする
改めてロジックを整理するとこのようになります。
- 「幸せになりたい」
↓ - 「幸せになる方法」を考える
↓ - 「会社の成功」を鮮明にする
↓ - 「会社が成功する方法」を具体化する
↓ - 「経営計画」として形にする
↓ - 「経営計画」を実行する
↓ - 「幸せ」の確率が高まる
起点は「幸せになりたい」です。
さて、「自分にとっての幸せとは?」。
即答できますか?
もし「あいまい」であれば「問い」を変えましょう。
「避けたい人生とは?=望まない状態とは?」
- お金に困る老後は嫌だ。
- 病気で寝たきりにはなりたくない。
- 家族と疎遠になるのは寂しい。
これなら、すぐに出てくると思います。
多くの場合、「不幸でない人生」は「幸せな人生」なのです。
このような「望まない状態」にならないようにどうすればいいか?
その方法を「言葉・数字・時間」に表す。
これも、立派な「経営計画」のベースになります。
【思考整理】
時間イメージと経営脳
「経営計画」のベースとなる「人生計画」の解像度をあげるためのヒントを紹介します。
それは「未来年表」と「経営脳の5つのレイヤー」です。
ツール1:未来年表を作成する
人生設計とは、詰まるところ「時間の計画」です。
「いつか〇〇したい」ではなく、「〇〇歳で〇〇する」と決めること。
そのために必須のツールが「未来年表」です。
エクセルやスプレッドシートで、簡単な表を作るといいです。
ここでのコツは、自分だけでなく「大切な人たちの年齢」も併記すると、リアリティがグッと高まります。
(例)
| 2025年 (現在) | 2035年 (10年後) | 2045年 (20年後) | 2055年 (30年後) | |
|---|---|---|---|---|
| 自分 | 40歳 | 50歳 | 60歳 | 70歳 |
| 配偶者 | 35歳 | 45歳 | 55歳 | 65歳 |
| 長男/長女 | 10歳/8歳 | 20歳/18歳 | 30歳/28歳 | 40歳/38歳 |
| 両親 | 70歳 | 80歳 | 90歳 | 100歳 |
| *貯蓄 | 3000万円 | 5000万円 | 1億円 | 2億円 |
| *内部留保 | 1億円 | 2億円 | 3億円 | 4億円 |
こうして「時間軸」を可視化すると、いろいろと気づくことがあるはずです。
合わせて「貯蓄」や「会社の内部留保」も併記すると、よりリアルにイメージしやすくなると思います。
- 「両親の介護が始まる頃、会社は勝負時だな」
- 「しばらく教育費が大変だな」
- 「娘は結婚するのかなあ・・・」
- 「60歳で引退したいな」
- 「退職金はどうしよう?」
- 「相続対策って必要?」
いろいろ「想い」をめぐらしてみましょう。
これが、人生計画、そして経営計画の作成の第一歩です。
ツール2:「経営脳」5つのレイヤー
未来年表で「時間」が見えたら、次は「中身」です。
理想の人生を実現するために、何が不足しているのか?
それを整理するためのフレームワークが「経営脳の5つのレイヤー」です。
- L1:マインドセット
- L2:フィジカル
- L3:メンタル
- L4:スキル
- L5:センス
「お金」も「時間」も、この5つのレイヤーを整えた結果として手に入るものです。
定期的に「順調か?」「何か足りないか?」「前提は変わってないか?」を点検し、アップデートする。
これをルーティンにしてみてください。
【要点確認】
最高の経営者人生
さて、どうですか?
すこし「リアリティ」が増したでしょうか?
私は、2022年に事業承継し、60歳で引退しましたが、28歳で税理士になったときに「未来年表」を作成し、毎年アップデートしてきました。
今、どう感じているか?
「ホッとしてる」が正直なところです。
なぜなら、「人生計画とリンクした経営計画」を作ってなかったら、今の自分はない!と言い切れるからです。
昨今、事業承継問題を抱えている中小企業が増加していることが、ひそかな社会問題になっています。
私は、約40年にわたって、様々な経営者と向き合ってきましたが「人生の明暗はプランニング次第」と確信しています。
まだ若い経営者の方々には「実感」は薄いと思います。
しかし、「会社に関わる人たちと幸せを分かち合う」ために、ぜひ、今から取り組まれることを強くおススメします。
【関連記事】
中小企業の経営計画実践ガイド
- 01:経営計画の本質|経営者の「人生計画」
- 02:経営計画の本質|幸せな引退のための「10年計画」
- 03:経営計画の基礎|36ヶ月計画の「6ステップ」
- 04:経営計画の実務|上手に運用する「コツ」
- 05:経営計画の種類|成長段階別「7つのパターン」
- 06:経営計画の工夫|長いなら「四半期」で区切る
- 07:経営計画の良否|良い計画は「ゴール=目標」が秀逸
- 08:経営計画の失敗|質が伴わない量的拡大プラン
- 09:経営計画の盲点|売上は目標利益から逆算する
- 10:経営計画の効果|「強い気持ち」で収益力強化
- 11:経営計画の目標|利益の目標設定「6パターン」
- 12:経営計画の目標|賞与から利益を逆算するシン視点
- 13:経営計画の目標|「定量」と「定性」の複眼視点
- 14:経営計画と組織|「最高のチーム」という目標設定
- 15:経営計画の盲点|「生涯収入」の見込みと目標設定


