なぜ、経営者は
「正しい成長」をしなければならないのか?
「正しくない成長」をすればどうなるのか?
そもそも「正しい」とは?
中小企業経営者が、効果的に「正しく成長」するためには「目的」を明確にしておかなければなりません。
「成長の目的」を見誤ると、自己投資はムダな努力となってしまいます。
本稿では、この「成長が必要な本当の理由」を整理します。
「自己投資」によって「期待通りのリターン」が得られるように、よ~く確認しておきましょう。
*本稿は「経営脳」の整え方|自己投資の8stepの「STEP1:最高の人生のための自己投資」の深堀記事です。
【幸福人生】
成長の正しい目的
上手に成長できない人を観察してると「成長の目的」を勘違いしていたり、あるいは、そもそもボンヤリしてる人が多いものです。
「何のために成長するのか?」
- 会社を大きくするため
- お金持ちになるため
- 有名になるため
様々な「ため」がありますが、これらの多くは、本人も気付いていない「勘違い」です。
その典型的なケース。
- 会社は大きくなったけど
- お金持ちにはなったけど
- 有名にはなったけど
様々な「ため」が、いつの間にか「けど」に変わってしまうことが少なくありません。
この「けど」の続きには
- …したけど、物足りない
- …したけど、楽しくない
- …したけど、幸せじゃない
つまり「目的(と思ってたこと)」を実現したり、達成したりしたのに、満足感も充実感もない。
その理由は「目的」が間違ってたからです。
よくある「目的と手段の混同」です。
つまり「目的」は「幸せな人生」のはずです。
会社を大きくする、お金持ちになる、有名になるというのは、その「手段」ですね。
「正しく成長」するために、最初に大切なのは
「ジブンにとっての最高の人生」を明確にすることです。
そのうえで・・・
たとえば
「会社が大きくなれば幸せ」なのであれば、それは「勘違い」ではなく、正しい「成長の目的」になります。
そうすれば・・・
「会社が大きくなれば、最高の幸せ感」を感じるので、上記の「けど」を感じることはないでしょう。
ところが、よく考えると
「50歳でリタイアして、そのあとは家族と自由な時間を過ごすことが目指す本当の幸せ」だった。
もし、このような「ジブンのホンネ」を見つけることができれば、その手段は「大きい会社」ではなく「50歳でリタイアできる会社」ということになります。
正しく成長する経営者は「ホンネの幸せ感」を明確にし、そして大切にしています。
「会社」を「目的」にせず、
「最高の人生」を歩むための「手段」としてとらえています。
「会社を拡大すること」も
「コンパクトな会社にすること」も、
「大きな利益を出すこと」も
「ほどほどの利益で充分なこと」も、
「有名になること」も
「社会的に目立たないこと」も、
それぞれ「目的」ではなく
「幸せのための手段」であり、
「オーナー経営者」の「人生の選択」です。
「正しく成長」するための、最初のステップ。
「なぜ成長するのか?」の答えを
「最高の経営者人生」を目的として考えること。
「目的」と「手段」を混同していないか、確認しましょう。
【矛盾解消】
目的と手段の整合性
「成長の目的」は「最高の経営者人生」であることを明確にしました。
「会社」は、そのための「手段」であり「道具」という対象になります。
オーナー型中小企業では、経営者と会社は表裏一体です。
会社経営は経営者の人生そのものと言っても過言ではないでしょう。
改めて自問自答してみましょう。
- 「何のために会社を経営しているのか?」
- 「会社のために自分を犠牲にしていないか?」
- 「会社を経営したいという思いに偽りはないか?」
- 「会社と自分が分離していないか?」
「最高の経営者人生」のための手段である会社が、それをジャマする存在になっていれば、本末転倒です。
どんどん「ホンネとタテマエ」の間隔が大きくなってしまいます。
体感難易度が高い「シンドイ経営」が、
いずれ「シンドイ人生」になってしまいます。
おせっかいが嫌いな私ですら「それはアカン!」と言いたくなります。
仮に「シンドイ経営」が続いても、その先に「最高の人生」が待ってくれているなら、その「しんどさ」は「苦労」ではなく「やりがい」になるはずです。
「会社の方向性は人生の目的と合致しているか?」
正しく成長する経営者が、いつも確認している大切な視点です。
【歩み寄り】
理想と現実のチューニング
「最高の経営者人生」のための「会社経営」。
さて、その実現見込みはどうでしょうか?
例えば・・・
「ロンドン市場に上場出来たら最高に幸せだろうな!」
仮に、自分のホンネと向き合って、こんな「幸せ」を見つけた。
この経営者は、ロンドン市場に上場したその日、本当に「人生最高の幸せ」を感じることができるでしょう。
できるなら、ぜひ目指すべきです。
その手段として、ロンドン市場に上場できる会社に育て上げればいい。
でも・・・
さすがに、そのハードルは高すぎる、なら?
「最高の人生」を変更しなければ、晩年「ロンドンに行けなかったな」と「ガッカリする人生」になりかねません。
もし「もうちょっとで上場できたのに・・・」というレベルまで成長していても「達成感」を感じない人生になってしまうかもしれません。
もちろん「もうちょっとのところ」まで成長できただけでも十分幸せ!なら、それも悪くないでしょう。
このように「できること」「できないこと」「やりたいこと」「やりたくないこと」など、「理想と現実」のギャップを熟考することも「正しい成長」のために、とても大切です。
そのうえで「どうしてもできない」のであれば「人生の目的の難易度を下げる」という選択です。
しかし、
「人生の目的を下げるわけにはいかない!」なら、
「できるジブン」に成長する。
さて、どっちに寄せるか?
できるレベルまで下げるか?
できる自分にまで上げるか?
「最高の人生を送るために、もっと成長する」を選択するなら
「自己投資=トレーニング」あるのみです。
このように「成長の目的」の解像度を高めていくことがとても大切です。
【要点整理】
常にアップデート
さて、どうでしょう?
「正しい成長」が必要である本当の理由を確認しました。
- 「目的」と「手段」を混同していないか?
- 会社の方向性と人生の目的は合致しているか?
- 理想と現実のギャップは把握できているか?
「なぜ、成長したいのか?」
その答えは、
常に「最高の経営者人生のため」のはずです。
意外と短い人生。
自己投資をムダにしないため、常にアップデートし、「なぜ成長が必要なのか?」という問いに明確に答えられるようにしておきましょう。
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1部:導入編
2部:時間編


