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09:成長の3ステップ:やっと-もっと-ずっといい会社

2026 1/23
2025年5月17日2026年1月23日
H.HORII

弱点補強して「やっといい会社」。
優位強化して「もっといい会社」。
後戻りしない「ずっといい会社」。
これが成長の最短ルート。

10人~200人規模の中小企業経営者の「自己投資=経営脳トレーニングのサポート」を目的に、「もっといい経営者」「もっといい会社」に成長するヒントを日々更新しています。
40年近く税理士として中小企業経営を支援し、経営計画や管理会計、組織作りを専門とするマネジメントコーチ・堀井弘三が、その現場で得た豊富な経験と知識に基づき執筆しています。
初めてアクセスしていただいた方は、「このサイトについて」をまずご覧ください。

今回は、
「ずっといい会社」への成長ステップについて整理します。

日々、何の疑問もなく語られる「いい会社」。

その定義はあいまいなものです。

「いい会社ですねぇ」と誰かに言われたときに
試しに「何が?」と聞いてみてください。
その人は、言葉に詰まるかもしれません。

一般的に言う「いい会社」は、業績・規模・知名度など。

いわゆる「見た目のよさ」です。

「きっといい会社」なのでしょう。

本当にそうなら、それでよし。

でも、裏で「よくないこと」を抱えていたら?

目指すべきは、「どこから見てもいい会社」。

外から見ても、内から見ても「いい状態の会社」。

「外部のチヤホヤ」に惑わされては「裸の社長様」になってしまいます。

そうならないために必要なのが「軸足となる考え方」。

「きっといい会社」から「ずっといい会社」へ。

その視点とステップをフレームワークにしたので、是非参考にしてください。

INDEX

【定義共有】
「いい会社」とは?

「いい会社」とは、経営の原理原則にそった経営を実現している会社です。

経営の原理原則とは、正しい経営のための「筋」であり「道理」。

それは、次の3つの「正しさ」で表すことができます。

  1. 正しい目的や目標を持っていること
  2. その目的や目標を実現するための方法が正しいこと
  3. 得られた成果について、正しさを常に評価していること

ここで言う「正しい」とは、「会社に関わる人たちが持続的に幸せかどうか」です。

つまり「いい会社」とは、関わる人たちの持続的な幸せを実現している会社です。

あえて、クドイ言い換えをすると次のようになります。

  1. 目的や目標は、関わる人たちの持続的な幸せか?
  2. 方法は、関わる人たちの過剰な負担や、犠牲を前提にしてないか?
  3. 関わる人たちの持続的な幸せを基準に評価しているか?

大切なので、「関わる人たち」についても「おさらい」しておきます。

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【目標共有】
関わる人たちの幸せ

会社に関わる人たちとは?

3Gマネジメント:社会・取引先+社員+経営者

3Gマネジメント

それは、3つのグループの人たちです。

  • Group1:社外
    得意先や取引先を主とする社会
  • Group2:社内
    社員たちと、その家族や大切な人たち
  • Group3:ジブン
    経営者自身と、その家族や大切な人たち

これら、経営者自身も含め、会社に関わる人たちの持続的な幸せが経営の目的です。

仮に、経営の方法や結果が、これらの人たちの幸せを阻んでいるとしたら、その会社は、まだ「いい会社」とは言えません。

さて、あなたの会社は、どうですか?

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【現状確認】
きっと「いい会社」のはず?

3Gの人たちに「イヤな思い」をさせてないか、確認してみましょう。

  • 得意先の満足度は十分か?
  • 取引先の満足度は十分か?
  • 世間の評判は悪くないか?
  • 社員達は困りごとを抱えていないか?
  • あなたは、家族や大切な人に迷惑をかけてないか?

大丈夫ですか?

本当に大丈夫ですか?

実は「たぶん」「おそらく」「そう思う」という、希望的認識ではありませんか?

あなたの会社は「きっといい会社」だと思います。

しかし、もし・・・。

自信がないのであれば、どこかで「イヤな思い」をしている人がいるのかもしれません。

もしかすると、実は「アカン会社」かもしれないのです。

「間違いない!」と自信を持つためには、主観ではなく、客観的に観察し、確認することがとても大切です。

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【課題本質】
「いい会社」ではない真の原因

もう一度、確認してみましょう。

  • 得意先の満足度は十分ではない
  • 取引先との関係に信頼が足りない
  • 世間の評判が良くない
  • 社員たちが困りごとを抱えている
  • 家族や大切な人に迷惑をかけている

ひとつでも心当たりがあるなら、放置せず、きちんと向き合う必要があります。

その注意点は「応急処置」ではなく「根本解決」をすること。

その場しのぎや、表面的な取り繕いでは、むしろ逆効果になるリスクすらあります。

関わる人たちに「最近、会社、変わったな。良くなったな。」と感じてもらう必要があります。

そのために必要なのは、会社を変えるための、本質的な課題解決。

もうお気づきですよね?

「いい会社」ではない本当の原因。

そうです。

経営者自身、「ジブン」です。

最近「会社」変わったな、以上に
最近「社長」変わったな、と感じてもらうこと。

経営者が変わらなければ、会社は変わりません。

経営者が変われば、会社は変わります。

もっといい経営者になれば、もっといい会社になるのです。

「自責=ジブン起点の思考」は、
「もっといい会社」に成長するためのファーストステップ。

大丈夫ですよね?

【課題解決】
「もっといい経営者」になる

「もっといい経営者」になりましょう。

そのためのフレームワークが「経営脳の5つのレイヤー」。

【経営脳】5つのレイヤー。「マインドセット」「フィジカル」「メンタル」「スキル」「センス」。
  • Layer1:マインドセット
  • Layer2:フィジカル
  • Layer3:メンタル
  • Layer4:スキル
  • Layer5:センス
  • 各レイヤーの「成長課題」を整理すること。
  • トレーニングをコツコツと続けること。
  • 自己投資型生活を習慣化すること。

「自責」で、経営脳を整えると
「アタマが良くなった」と感じることができるので、
「自己効力感」が高まり
「自信」を強くすることができます。

その「自信」が、あなたを元気付け、必ず「もっといい経営者」に進化させてくれるでしょう。

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【解決順序】
成長の3ステップ

次に、成長しやすくするためのフレームワークを紹介します。

名付けて「やっと・もっと・ずっとのフレームワーク」。

一足飛びに「メッチャいい会社」にはなれません。

成長を3つのステップに分けることで、常に「会社の現在地」を意識することができ、ジブンを見失くことなく前進できます。

再確認「成長の定義」

各ステップの話の前に「成長とは?」について、確認しておきます。

私は「もっと役に立つ存在として進化すること」を「成長の定義」としています。

業績や規模など「見た目の拡大」ではなく、「お役立ち度が増していること」を成長と意味づけています。

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ステップ1:やっといい会社に!

前述したように「いい会社」とは経営の原理原則にそった経営を実現している会社です。

会社に関連する3Gの人たちの中に「イヤな思い」をしている人がいれば、それはまだ「経営の原理原則に沿った経営を実現できていない」ということになります。

つまり、まだ「いい会社」ではありません。

いわば「不合格」。

まだ残ってる「マイナス要因=リカバリー課題」を解決しましょう。

これは、「合格ライン」を目指している段階です。

そして、「合格ライン」に達すれば「やっといい会社」になります。

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ステップ2:もっといい会社に!

「やっといい会社」になれば、次に目指すのは「もっといい会社」です。

「やっといい会社」は、いわば「あたりまえ」のレベルに達したということ。

次は「満点」を目指して進みましょう。

そのために「普通とは違う何か?」を積み重ねていく段階です。

「あたりまえ」を超えて「優位:アドバンテージ」を取るための課題解決を進めます。

すると、3Gの人たちは、次のように評価してくれるようになります。

  • 得意先:あの会社は、一味も二味も違うよ!
  • 取引先:あの会社との取引は勉強になるよ!
  • 世間:あの会社は「いい会社」だねえ!
  • 社員:この会社に入って良かった!
  • そして、あなたの家族や大切な人たちからは「いつもご苦労様!ありがとう!」。

このように、「もっといい会社」になれば、「やっといい会社」の時には聞けなかった声が届くようになってきます。

ただし!ここで要注意。

「リカバリー課題」を残したまま「アドバンテージ課題」に取り組めば、まったく「真逆の声」が聞こえてきます。

「先にやることあるでしょ・・・」

くれぐれも、ステップ1→ステップ2の順序を間違わないように!

ステップ3:ずっといい会社に!

現実問題として「満点」が取れる日は来ません。

そもそも、「満点」の定義自体が、存在しません。

次のステップは、目に見える成果や結果ではなく、「もっと良くなろう」とする姿勢の維持です。

「やっと」や「もっと」のステップでは、経営者を中心とするリーダーのけん引力が必要です。

だから、リーダーの手が止まれば、また後戻りしてしまうこともあります。

気づけば、また「アカン会社」。

そうならないようにする取り組みです。

つまり「後戻りしないステップ」。

とはいえ、特別なことをする必要はありません。

日々「もっといい会社にしよう」と積み重ねていけば、やがて会社の空気になり、文化になります。

つまり、「もっとよくなろうとする考動」が企業文化=カルチャーとなっていくのです。

例えば、経営者がいなくても、社員同士で
「それってお客様のためになるかな?」
「**さんのガマンが前提になってるんじゃない?」
「**さん、イヤな思いをしてるはずよ!」
といった会話が「噂話」や「陰口」ではなく、オープンに語られ、その結果、チームの課題として共有される。

このカルチャーがあれば「ずっといい会社」であり続けることができるでしょう。

このステップで忘れてはいけないことは、たったひとつ。

それは、経営者自身のコミット。

「ずっといい経営者でいよう!」

その想いが、もう後戻りしない「ずっといい会社」に成長させてくれます。

【要点整理】
みんなの共通目的「幸せ」

さて、どうでしょう?

自他ともに「きっといい会社」と思ってたけど、実は「アカン会社」だった。

どうしよう・・・。

そんな思いを持っている経営者のために、成長のステップをフレームワークにして紹介しました。

「やっと・もっと・ずっと」

覚えやすいように、語呂合わせをしましたが、その意味するところは、

  • やっと:基礎固め
  • もっと:優位性の構築
  • ずっと:優位性の維持

そして、最後に。

「ずっといい会社」は、経営者の個人的な目的でも目標でもありません。

会社に関わってくれているすべての人たちの「共通の目的」です。

だれも「イヤな思い」をしたくありません。

だれも「イヤな思い」をさせてたくはありません。

そのための「ずっといい経営者」。

自他ともに認める「ずっといい経営者」。

経営脳の5つのレイヤーを整えまくりましょう!

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  • 02:経営の目的である「幸せ」って、そもそも何だ?
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  • 04:「いい会社」の条件(1)顧客や取引先、社会の幸せ
  • 05:「いい会社」の条件(2)社員たちの幸せ
  • 06:「いい会社」の条件(3)経営者自身が幸せな会社
  • 07:中小企業経営者の「本当の成功」とは何か?
  • 08:利益は手段、目的は幸せ、だからもっと稼ぐ!
  • 09:成長の3ステップ:やっと-もっと-ずっといい会社
  • 10:経営者のウェルビーイング「自分を大切にする」
経営の原理原則
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この記事を書いた人

H.HORIIのアバター H.HORII マネジメントコーチ

思考のスパーリング・パートナー

もっとエエ会社にしたいなら、
もっとエエ経営者になればええねん!

これが口ぐせ。

1999年に税理士事務所を創業し、
勤務時代も含めると約40年近く
300人を超える中小企業経営者の
成功と失敗を特等席で見てきた
「超実務家」。
2022年に幸せな事業承継を遂げ、
自ら「経営の入り口から出口まで完走」。

現在はマネジメント・コーチとして、
20〜40代の次世代経営者を
「あおって、いやして、元気づけて」
パフォーマンスを最適化するのが仕事。
その現場で得た「もっとよくなるヒント」を
惜しみなく日々発信中。

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