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01:経営者の前提スキル|言語力|「苦手」では済まされない!

2026 1/08
2024年8月24日2026年1月8日
H.HORII

今回は「言語化力」について深堀します。

「言語化力」は、何より優先する最重要テーマです。

経営者にとって「苦手」では済まされない「前提スキル」。

トレーニングの方法も提案するので、「なんとかしたい!」とモヤモヤしているなら、ぜひ参考にしてください。

「10人~200人規模の中小企業経営者」の「自己投資=経営脳トレーニングのサポート」を目的に、「もっといい会社」に成長するためのヒントを日々更新しています。
元税理士のマネジメントコーチ・堀井弘三が、40年近くの経験と知識に基づき執筆しています。

INDEX

【おさらい】
レイヤー4:スキルの構造

本題に入る前に「スキルの構造」をおさらいしておきます。

【経営脳】5つのレイヤー。第4レイヤーは、経営者の「スキル」。

L4-スキルは、
経営脳の5つのレイヤーの第4階層に位置する
「考動を成果に変換する実現能力」です。

「やりたいことができるジブン」
「やるべきことができるジブン」

そんな「ジブン」にしてくれる機能です。

「スキル」は技能や技術の領域なので、
「基礎」と「応用」があります。

学校の勉強と同じです。

「基礎」が不十分なのに「応用」はムリです。

たとえば「決断力」「戦略力」「育成力」などは「応用」です。

多くのビジネス書やセミナーも「応用」であり、
「基礎力があること」を前提にしています。

だから「あの本は役に立たない」
「あのセミナーはムダだった」と思っても
実は「基礎」が不十分だった可能性があります。

スキルには3つのレベルがあります。

  • 第1レベル:前提スキル
  • 第2レベル:部品スキル=基礎
  • 第3レベル:複合スキル=応用

今回の「言語化力」は、この「第1レベル」の話。

「基礎以前」の「そもそも」のレベル。

すべてのスキルの土台となる能力のひとつです。

あわせて読みたい
中小企業経営者の”経営脳”5つのレイヤー|4|スキル 経営脳の第4レイヤー、スキル。 ジブンのアップデートを繰り返し「やりたいこと」と「やるべきこと」を「できること」に変換するチカラ。重要視点は「スキルを高めるス…

【定義確認】言語化力とは?

言ってることが伝わらなかったり、
誤解されたりすることが多いんだよね。
特に、うちのメンバーは理解力が足りないようだけど、どうしたらいいものか…

え?他責なん・・・?

「前提スキル」である「言語力」は「読む・聞く・話す」のいずれの場面においても欠かせないことは言うまでもありません。

今回は、その中の「アウトプット=話す=言語化力」にフォーカスします。

「言ってることがよくわかる人」
「言ってることがよくわからない人」

規模の大小にかかわらず、チームリーダーである経営者の言語化力。

この優劣はチームのパフォーマンスに直結しています。

日常の指示命令だけにとどまらず、目的や目標の伝達、理念や戦略の浸透。

チームを動かすために欠かすことができないスキルです。

皮肉にも、この「言語化とは?」が言語化できていないと思うので、まず定義しておきましょう。

「言語化力とは、正確かつ簡潔な言葉にして、物事の解像度を高めるチカラ」。

「モノ:物」や「コト:事」を
「言葉でハッキリ&クッキリさせるチカラ」。

頭の中の「あいまい」や「もやもや」から「感覚的」なモノやコトを、相手に正確に伝わるように「言葉」にすることです。

【優劣の差】
言語化力が高い人

悩んでいる人や、迷っている人と話していると「この人、言語化できてないな」と感じます。

言語化できる人は、仮に悩んだり、迷ったりしていても「選択肢」までは辿り着いています。

全体がボヤ~っとしたままで、迷っている人は「どうすればいいのか?」と悩みます。

それに対して、言語化が上手な人は「どちらにすればいいのか?」と、選択肢までたどり着いているので、あとは「決断あるのみ」という具合です。

また、同じ情報に接しても「面白い!」という感想レベルでとらえている人に対して、言語化力が高い人は「***だから面白い」と、面白い理由を言葉にすることができます。

「メッチャ旨い!」に対して「このスパイスがたまらん!」と言う人との違いです。

【効果効能】
言語化で頭はもっと良くなる

言語化力が高い人は、周りから「アタマが良い」と評されることが多いものです。

このタイプの人は、頭の整理が上手なので、発する言葉が分かりやすいだけでなく、決断や意思決定が速いので「頭が良いように見える」のです。

先天的(性格的)に、このような考動習慣を持った人も少なくありませんが「言語化力」はトレーニングが可能であり、誰でも「アタマをよくすること」は可能です。

その理由は「基礎スキル」が向上するからです。

このサイトでは、8つの基礎スキルを紹介していますが、これらは「言語化力」を改善向上させることで飛躍的に高めることが可能です。

言い換えれば「言語化力」に課題があると、残念ながら「基礎スキル」の課題もなかなか解決できません。

例えば「言葉にすることが苦手な人」は「ロジカルに考えることも苦手」なものです。

「明確な言葉」にできないので、現象を分解して「論理的に繋げない」からです。

コミュケーションは当然として、課題を整理するにも、ゴールを設定するにしても、リーダーシップを発揮するにしても、いずれも「明確な言葉にすること」が必要です。

「言語化力」の課題を解決すると「基礎スキル」が改善するのでアタマはもっと良くなります。

やらない理由はありません。

ちなみに、人材育成においても、基礎スキルに課題が多い人は、まず「言語化力」からトレーニングすることがとても効果的です。

【盲点弱点】
相手だけではなく自分のため

繰り返しますが、言語化力は「正確かつ簡潔な言葉にして、物事の解像度を高めること」です。

この定義には、「相手に伝えるために」という意味と同時に「自分の頭の整理のために」という意味も含んでいます。

意思や意図を伝えるため、また、指示命令を下すためなど、「相手に伝えるための言語化」は当然大切です。

一方で、自分自身の悩みや迷いを減らし、決断や意思決定をスピーディーに行うため、また、課題を鮮明にするためなど「自分のための言語化」も同様にとても大切です。

さらに、自己内観による自己認識を深めるためにも言語化力は不可欠です。

「自分とは、どんな人間か?」を、正確かつ簡潔に言葉にすることで、「自分の解像度」が高まり、自分のことをより深く、より正しく知ることができます。

【自主トレ】
言語化を習慣化する

では、どうすれば「言語化力」を改善向上させることができるか?

それは「言語化の習慣化」です。

「習慣」とは「意識しなくても自然に考動する状態」です。

「言語化しなければ」という意識をしなくても、自然に「言葉にしてしまっている」という習慣まで高めることです。

そのための「習慣化のステップ」は次のとおりです。

  • 【STEP1:理解】
    言語化とは「正確かつ簡潔に言葉にすること」と理解できましたか?
  • 【STEP2:納得】
    言語化力の必要性や効果を心から納得できましたか?
  • 【STEP3:行動】
    理解し、納得できれば「習慣」になるまで「意識的な行動」あるのみです。

子供の頃、親に「歯を磨きなさい」と言われなければできなかった歯磨きが、歯磨きの必要性を理解し、納得し、続けていたら習慣になっていたというステップと同じです。

フレームワークを活用する

言語化力をトレーニングするために便利なのがフレームワークです。

フレームワークは、いわゆる「思考の枠組み=テンプレート」なので、頭の整理に便利です。

「あいまいなこと」や「もつれたこと」などを整理するためのツールなので、フレームワークの「マス」を埋める過程で、整理され言葉にしやすくなります。

このサイトでもいくつか紹介しているので参考にしてみてください。

あわせて読みたい
【分解思考法】経営者のアタマはもっと良くなる! 突然ですが「あなたのアタマはいつもクリアですか?」。 中小企業経営者のアタマの中には、戦略立案や課題解決、日常の判断や意思決定、さらに良好なコミュニケーション…

日記を書く

「習慣」になるまでの「意識的な行動」として、私が最も効果的と思い、自ら実行しているひとつは「日記を書くこと」です。

「文章を書くこと」を毎日の生活に取り入れることをオススメします。

「今日一日の行動、考えたこと」を詳細に記録しましょう。

これはトレーニングなので「詳細に」です。

私の場合、毎日30分~1時間はあっという間に過ぎてしまいます。

しかし、これは「自主トレに必要な時間」だと、その効果を実感しています。

できればデジタルがいいです。

デジタルであれば、いつでもどこでもスマートフォンで読み返すことができるからです。

この日記を書き溜め、定期的に過去を振り返ることで「雑な言葉遣い」が見えてくるので、自分自身の「言語化力」を客観的に評価することが可能になります。

それをしばらく継続していると、「日記の習慣化」が、「言語化の習慣」となっていることに気付くことでしょう。

喋りながら歩く

もうひとつ、言語化力トレーニングに有効なのが、ウォーキングです。

私が、ウォーキングを習慣としている理由は、フィジカルマネジメントに加えて「アウトプットのトレーニング」のためです。

「考えながら歩く」のではなく、「喋りながら歩く」です。

「考えながら」の場合、言葉を省略しがちですが「喋りながら」の場合は「言葉に詰まる」「うまく表現できない」ということに気付くことができます。

声にすることで、自分が曖昧にしていること、テキトーにしていることがピックアップできるので、その部分を「他人でも分かる言葉」にすることで「言語化力」が改善します。

特に・・・

  • 主語から文末まで「略さず話す」
  • 短文・箇条書きを意識して話す

・・に気を配りましょう。

さらに、この効果を高めるコツは「なぜ?」の自問自答です。

例えば、ウォーキング中に「おなか空いたなあ・・・ラーメンでも食べよう」と呟いたら「なぜ、ラーメンなの?」と自分に問いかけるのです。「よく歩いたから濃いモノが食べたい」というように自問に自答すれば「省略している部分」が、浮かび上がるので「イチイチ言葉にする」「丁寧に言葉にする」という習慣化に効きます。

SNSやブログで発信

ちょっと自信が芽生えたら、SNSやブログで発信することをおススメします。

「誰かに見られている」という適度なプレッシャーが「ちゃんと書かないと」という意識にしてくれます。

仕事上に何らかの支障があるなら「匿名」でもいいです。

また、テーマも何でもいいと思います。

自分の文章を「書いて、さらす」こと。

とても効果的です!

私も、このサイトを運営するようになってから、
かなり「マシ」になりました!
・・・と思ってます(笑)

【要点整理】
イチイチ丁寧に言葉にする習慣

「言語化力の必要性と自主トレの一例」を整理しました。

  • 言語化力を高めるとアタマが良くなること
  • 相手だけでなく、自分のためにも言語化力が必要であること
  • 言語化力のトレーニングの例として4つ
    • フレームワークを活用する
    • 日記を書く
    • 喋りながら歩く
    • SNSやブログで発信する

さて、どうですか?

「話していることがよくわかる、アタマのよさそうな経営者」になるためにとても重要な「前提スキル」を深堀しました。

お役に立ちますように!

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この記事を書いた人

H.HORIIのアバター H.HORII

「もっといい会社」にするためには「もっといい経営者」になればええねん!が口ぐせ。
「経営脳:5つのレイヤー」で体系化した独自のマネジメントメソッドで、10名~200名規模の中小企業経営者を「リセット・コーチング」。
専門は「36カ月の経営計画」「管理会計」「チームビルディング・人事評価・業績連動型賞与制度」。
1999年に創業した自身の税理士事務所を2022年に事業承継し、現在はコーチ専業。
このサイト「Re!」はライフワーク。
「経営者のための思考のインフラ」としてお役に立てるように日々更新。

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