いろんな経営者がいる
それぞれ個性的
それぞれに性格が違う
性格は経営に現れるよね、たぶん
少し前になりますが、ある若い経営者と「性格と経営」について話したことを思い出しました。
「もっといい会社にしたいなら、
もっといい経営者になればいい」
そんな私の「いつもの口癖」が熱い議論のきっかけでした。
参考になると思います、たぶん。
ビールでも飲みながら、ゆっくり読んでみてください。
【現象共有】
性格が災いしてるリスト
話は、ちょっとした「悪い話」から始まりました。
「こんな経営者っているよね~」って話。
- 完璧主義
- 「完璧」でないと気が済まない
- 「細部」にこだわりすぎ
- 「決断」が遅れる
- 「現場」は、何度もやり直し
- 感情が激しい
- 思い通りにならないとフキゲン
- 感情的に怒鳴ったり詰めたりすることも
- 中には「身の危険」を感じる社員も
- 「指示待ち人間」しか残らない
- 優柔不断・回避性
- 嫌われることを過度に避ける
- 失敗することも大嫌い
- 責任逃れが多く、求心力低下
- リスクテイクが苦手で課題解決を先送り
- 権威主義・独断
- 「自分が一番正しい」ので聞く耳持たず
- 社員の意見は「わかってない!」で一蹴
- 「立ててもらう」のが大好き
- 結局、裸の王様。
- 疑心暗鬼・コントロール欲求
- 管理より監視(マイクロマネジメント)
- 社員からの報告には
「間違いないだろうな?」が第1声 - 権限移譲が進まず、ナベブタ組織
- リーダー職が育たない
- おせっかい
- 良かれと思ってることがズレている
- 論理より情が優先
- 「やってあげてる意識」が強い
- 判断がいつも「自分のものさし」

まあまあ
「自分たちのことを棚に上げて」
ビールが進みました(笑)
エラそうにね…
【対談記録】
性格とマインドセット
*なるべくライブ感を出したいので
「ため口+関西弁」ですが、ご了承ください。
「性格」と「マインドセット」は違う?



「性格」と「マインドセット」って違うよね?



そうやな、マインドセットは、ひとことで言うたら「価値観」。
「性格」は、そこに「メンタル」とか「センス」やらが絡んで出てくるもん、やね。
メモ補足
- 性格(パーソナリティ)とは
- 行動や思考の「パターン」、あるいは生まれ持っている「気質」。
- 比較的安定しており、長期的に一貫している傾向がある。
- 例:外向的、内向的、几帳面、おおらか、慎重、社交的など。
- 環境や経験の影響を受けるが、根本的には安定した要素であり、「どのような人であるか」を示す。
- 大きく変化することは少ないとされる。
- マインドセットとは
- 「思考の習慣」や
「物事に対する信念の型」。 - 意識的に変えることが可能で、学習や経験を通じて発展する。
- 主に、倫理観、使命感、成長志向、本質志向、柔軟志向、素直志向、可能志向、学習志向。
- 努力次第で大きく変化させることができ、目標達成や困難に「どのように考え、行動するか」を形成する。
- 性格に比べ柔軟性が高い。
- 「思考の習慣」や
「考え方」を変えれば「良い性格」になれる?



どっちも「どんな考えや価値観を持ってるか?」って話でしょ。
正直、結局「同じ」な気がする。
マインドセットを整えていけば、性格も変わりそう。



確かに「結果」は同じになる。
例えば、最初は「使命感を持とう!」と意識する。
つまり「マインドセット」を整える過程。
でも、それを続けてると、意識がだんだん消えていく。
そして、気付いたら「使命感が強い人」になってる。
意識し続けてると「思考習慣」になっていくんやね。
つまり「クセ」になる、
それが「性格」ってイメージやね。
メモ補足
性格とマインドセット
- 性格の基盤
- 無意識に持つ習慣的な反応(新しい挑戦にワクワクするか、慎重に構えたくなるか等)が反映される「自動的な部分」。
- マインドセットによる選択
- 性格を土台に「どのように成長したいか、どんな価値を大切にするか」という選択。
- 慎重な性格のままでも「学び続け、リスクを恐れずに挑戦する」マインドセットを持つことは可能。
- 性格に現れる変化の3要素:
- 反応の変化:たとえば「可能志向」を習慣化すると、自然に前向きに捉えるようになる。
- 行動の変化:挑戦を重視することでリスクに対して前向きに動くようになり、周囲の評価も変わる。
- 自己評価の変化:「自分は変われる」と感じることで、性格がより柔軟になる。
「意識」が「無意識」に変化?



マインドセットを意識し続けることで、
それが習慣になって、最後には無意識になる。
つまり「性格」になる、ってことやね。



うん。
まさにそのプロセス。
アタマが書き換わって、
意識とか努力しなくても
「そうなる」んやろね。
メモ補足
マインドセットが性格に変化する4段階
- 意識的な思考・行動
「こうなりたい」
「こう考えよう」と意識段階。 - 習慣化
繰り返すことで次第に「習慣」になる。
たとえば、困難に直面しても自然と前向きに考える。
無意識の反応=クセに変わりつつある状態。 - 無意識に反応・考動が変わる
マインドセットが深く根付き、意識せずとも新しい考動が現れ始める。
周囲からも「そういう人」と見られるようになる。 - 性格になる
もはや意識する必要がなく「そういう人」として定着。



科学的根拠?
脳の可塑性。
反復的な思考パターンが脳内に新しい神経回路を形成し、自動的な反応として定着する、らしい。
知らんけど…。
「アカン性格」を直す方法は?



さっき話したように、性格が災いして経営がシンドイケースってあるよね。
「アカン性格」を治さないとアカンね。
性格って変えられるんかなあ?
そやな。
経営をジャマする性格は、マインドセットを整えて直さなアカンね。
中には「生まれ変わり」が必要かもね💦
病気じゃないんやから「治す」じゃないしね、「直す」。
念のため。
メモ補足
性格修正の挑戦?
- 対処プロセス
- 認識:これではアカンって気付き
↓ - 方向性:あるべきは?
↓ - 解決策:マインドセットを整える
↓ - 意識的努力:常に意識して修正を繰り返す
↓ - 習慣化:アカンことが直った自覚
- 認識:これではアカンって気付き
- マインドセットの整え方
- 第1段階
倫理観・使命感・成長志向・素直志向を整える - 第2段階
本質志向・柔軟志向・可能志向・学習志向を整える - 詳しくは、中小企業経営者の”経営脳”5つのレイヤー|1|マインドセットを参照
- 第1段階
「他のレイヤー」も関係する?



なるほどね。
そう考えると、やっぱり「5つのレイヤー」は価値あるなぁ。
たぶん、スキルとかセンスとも繋がってるんでしょ?



もちろん!
例えば、性格を良くしたくても「L4:スキル」が足りないと「できないこと」が多いから、まあまあ「L3:メンタル」がシンドイ。
そんなときは、前向きになれず「マインドセットどころやない!」なんて思って、最悪の場合は「L2:フィジカル」を崩すことさえあるもんね。
メモ補足
マインドセットと他のレイヤーの善循環例


- L1:マインドセット
「成長志向:役に立ちたい!」
↓ - L4「スキルを高めよう!」
↓ - L5「センスも敏感になってきた!」
↓ - L3「調子いいやん!メンタル良好!」
↓ - L2「メシが旨い!」
↓ - L1「もっと成長したい!」


具体的にどうすれば直るかな?



アカン性格を直すのは大変そう…
具体的にはどうすればいいと思う?



少なくとも「週イチ」で
「自己内観の日」をスケジュールすることがイイと思う。
毎週、自分と向き合って
「直したい!=WANT」と思うこと。
「直さなければならない!=MUST」では続かないからね。
メモ補足
例えば・・・
毎週土曜日の午前中は「振り返りの時間」として、1週間を振り返る。
- 短気:感情的に叱責しなかったか?
- 短期:深く考えずに意思決定しなかったか?
- 疑心暗鬼:誰かを根拠もなく疑わなかったか?
- 疑心暗鬼:信頼関係を築くための努力をしたか?
- 独断偏見:素直な気持ちで聞く耳を持っていたか?
- 完璧主義:満点ではなく、合格ラインで動けたか?
- 優柔不断:決めない経営になっていなかったか?
- 「アカンところ」によって、自問自答は違うが「直したいところ」を自覚して、振り返る。
- 「手書きの日記」は有効。なぜなら「感覚的振り返り」ではなく「言語化」できるから。
- もし、「心を開ける誰か」がいるなら、「アカン性格を直したい」と、正直に話して定期的に「性格」についてフィードバックを受けることも有効。


やっぱり、経営者の「性格」は大切やね?



いっつもホリイさんが言っている
「もっといい会社にしたいなら
もっといい経営者になればいい」って話が
改めて「ハラに落ちた」気がするわ。
これ、戦略の本質かもね?



(ドヤ顔)そやろ!
「良い性格」は最高の経営戦略やで、たぶん。
「良い性格」って
「マインドセットが整ってること」ってことが分かれば、だいたい、ブレークスルーできる。



「良い性格」って、気前がいいとか、優しいとか、キレないとか。ま、そういうのも含むのかもしれないけど、要は「マインドセット」ってことやね?



うん、そういう意味では「良い性格」してると思うよ、あなたは。
気前いいもんね!
今日は、おいしいビールごちそう様!



え?ボクのおごり?
【要点整理】
マインドセットを整えまくる
さて、いかがでしたか?
「経営脳:5つのレイヤー」の中でも、もっとも重要な「レイヤー1:マインドセット」について「昔話」を思い出して再現してみました。
改めて「要点+補足」を整理しておきます。
- 良い経営者の方程式
マインドセットを整える
→好ましい考動がクセになる
→経営者として良い性格
→経営は順調に推移
→関わる人たちの幸せが持続 - 主な残念な性格の修正パターン
- 短気→冷静・泰然自若
- 疑り深い→相互信頼の構築
- 独断→素直な気持ちで聞く耳
- 完璧主義→柔軟志向を高める
- 優柔不断→決断力(複合スキル)を高める
- おせっかい→相手の価値観を尊重する
- 前提条件
- 「経営の結果は、経営者の自己責任」
- 「自責」で「自己投資」
- 習慣化のステップ
- この理屈を理解・納得できれば
- 意識的に行動して、継続する
- 気付いたらクセになってる=習慣化=無意識の考動
マインドセットを整えまくりましょう!
お役に立ちますように!











