何のための戦略か?
目的は、世界平和か?
それとも世界征服か?
経営者のマインドセットが
戦略の方向性を決める。
子供のころによく見た「ヒーローもの」。
そのテンプレートは
「正義の味方」と「悪の組織」の戦い。
「勝ち方」は、子供でも察しが付く
「いつものやり方」。
「なんとか光線」とか
「なんとかキック」、
「なんとかパンチ」。
それを見た後は、
なぜか「自分も強くなった気」がしたものです。
「正義の味方」は「苦戦」はしても、最後は勝つ。
今回のテーマは、この「苦戦」。
「正義の味方」が、なぜ「苦戦」するのか?
おそらく「互角」だからです。
「悪の組織」は、
「悪のボス」に、見事にマネジメントされていて
「ヒト・モノ・カネ」を巧みに組み立てている。
冷静に観察すれば
「まあまあ、スゴイ経営者」です、あの「ボス」。
ただ、世界征服のための「スゴイ戦略」も、
最後のピースである「正義の味方を倒す」だけはクリアできなかった。
「互角の戦い」をしたけど「勝てない」。
なぜか?
その原因は
「ボスのマインドセット」です、たぶん。
【おさらい】
戦略とは、成功のための仕組み
本題の前に「戦略」について、おさらいをしておきます。
「戦略」とは「成功のための仕組み」。
「成功」、つまり「期待する結果」のために
「ヒト・モノ・カネ」をベストな状態に組み立てること。
その目的は
「成功確率を高める」ことと
「失敗確率を下げる」こと。
こうすることによって
「結果の主導権」を握る。
これが
「やたら戦略に強い経営者」の考動習慣です。

この考動習慣がない経営者は
「運命に主導権」を握られ
「やたら強運な経営者」になろうと
「神頼み」を繰り返します。


【自己内観】
マインドセットの整い具合
「戦略」とは
「期待する結果」のために
「ヒト・モノ・カネ」を
ベストな状態に組み立てること。
さて「期待する結果」とは何か?
すべての経営者に共通しているのは
「最高の経営者人生」です。
「最高の経営者人生」とは?
「ちがう」という経営者とも少なからず議論したことがありますが、最後には「最高の経営者人生」にたどり着きます。
「ちがう」という経営者には
「諸事情」があるからでした。
「名義貸し的な経営者」とか
「別に本業があって、会社は趣味」とか。
それであっても・・・
「じゃ、不幸でもいいの?」と聞き返すと
「そりゃ、幸せな方がいいよ」と帰ってきます。
「ほら、やっぱり最高の経営者人生やん」と言うと
「いや、別に最高までは・・(もごもご)」。
結局・・・
「そんな言葉遊びはやめよ」っておしまい。
だから
「すべての経営者」は
「最高の経営者人生」を期待している。
みんな違う「最高」
でも「何が最高か?」となると、みんな違う。
「社会課題を解決する人生」という
「最高」もあれば、
「南国に別荘を買って海辺で過ごす人生」という
「最高」もある。
さらに
「自分はどうでもいい、**のためなら!」という
「人生」もある。
どれも、否定する理由はありません。
たったひとつの条件さえ満たすなら。
みんな同じ「最高」
その条件が「経営の原理原則」。
これさえ外さなければ「自由」です。
- 多くの人たちに迷惑をかけたけど、
社会課題を解決した?
・・・アウト! - 誰にも迷惑をかけずに
南国リゾートで悠々自適の生活
・・・セーフ! - ウルトラマンを倒して世界征服!
・・・アウト! - 全人類を幸せにするために世界征服!
・・・セーフ!
「最高の経営者人生」の解像度は高まりましたか?
つまり・・・
- みんな「最高の経営者人生」を期待している
- でも、みんなの「最高」は違う、百人百様
- でも「原理原則」で、根っこは共通している
この考え方、ロジックの軸になるのが
「経営者のマインドセット」に他なりません。
「マインドセット」が整っていると
「戦略」は整います。
「マインドセット」が乱れていると
「戦略」は定まりません。
【重要視点】
戦略に影響するマインドセット
- 「誰もイヤな思いをさせない」
- 「イヤな思いがあるなら徹底的に解消する」
- 「さらにできることなら、幸せのサポートをする」
私がこういうと・・・
「そんな原理原則は理想論だ!」と言う人たち。
「現実は犠牲者は仕方がない」と続ける。
アウト!
確かに
「実現」は「理想」だけど、まあまあ難しい。
だから
「プロセス」が「正解」なのです。
「全員幸せなんてムリ」
- 「だから、目指さない」・・・アウト!
- 「でも、一人でも多く」・・・セーフ!
ここがとても大切な視点です。
- 「ムリだから犠牲前提の戦略」を組み立てるか?
- 「犠牲者を最小化する戦略」を組み立てるか?
この両者の「戦略(成功のための仕組み)」は大きく変わるでしょう。
例えば・・・
「戦って勝つ戦略」と
「戦わずして勝つ戦略」のように。
このサイトをいつも愛読してくれている人たちはよく知ってくれているように、私は「後者派」です。
- 「犠牲者ゼロの戦い方」があれば「戦う」
- 「犠牲者が見込まれる」なら「戦わない」
「そんな、甘っちょろい戦略なんて!」という声が聞こえます。
なぜ、私が「後者派」なのか。
それは「成功確率が高いから」です。
「犠牲者は仕方がない」という「戦略」と
「犠牲者は最小限に!」という「戦略」では
後者の方が圧倒的に
「長期的成功」の確率が高い。
「一発勝負!」なら「前者」かもしれません。
でも、会社経営は「長期戦」です。
だから「後者」。
この判断基準が「マインドセット」。
その中でも中心になる「倫理観」。
「倫理的な経営」
「人として正しい経営」
キレイごと?
違います。
「論理」です。
「倫理的な経営」には
「倫理的な人たち」が寄ってきます。
「人としての正しさ」が集まる。
「負の感情」が発生しにくい。
だから「倫理的なチーム」になる。
すると「リスク」は減っていく。
さらに「反対勢力」も減っていく。
だから「敵」が少なくなる。
だから、戦いやすい
いや、戦わなくてもいい。
だから「後者派」です。
もちろん「短期戦」のときは
「ガチンコの戦い」もあります。
それであっても
「最小の犠牲者で済む戦略」を立てる。
「犠牲者は仕方がない戦略」ではない。



子供のころ、よく見てたプロレス。
凶器を使うヒール。
技を磨く正統派。
これも「後者派」でした。
ヒーローものも、この対比でしたね。
「正義の味方」と「悪のボス」
「経営者のマインドセット」で
「戦略は変わる」。
「マインドセット」が整えば「戦略」は整う。
「戦略」が整えば
「成功確率」が上がり
「失敗確率」は下がる。
だから「期待する結果が得やすい」という理屈。
どう思いますか?
【逆さ視点】
マインドセットを整える戦略
「マインドセット」が整えば
「戦略」は整う。
「マインドセット」が乱れていると
「戦略」は定まらない。
「戦略」が整うと
「確率」は良くなる。
「戦略」が定まらないと
「確率」より「運」に任せることになる。
「運」が良ければ「うまくいく」。
「運」が悪ければ・・・最悪。
だったら・・・
「戦略」の前に「マインドセット」という理屈。
「マインドセット」を整えることが「先」。
どうやって?
「戦略的に!」です。
「戦略」とは
「期待する結果を得るための仕組み」。
ということは・・・
期待するマインドセットに整えるために仕組む。
どうやって?


ぜ~んぶダメでも・・・
毎月、ひとつずつ整えていけば「8か月後」には「そこそこ整う」。
- 今月は「倫理観」を整えるために・・・
- 今月は「使命感」を整えるために・・・
・・・という「仕組み」。
だから、どうやって?
このサイトに毎日アクセスして
毎日「ひとつ」をじっくり読む。
毎週5本の記事をサラッとではなく熟読する。
それで「整いまくる」はずです、たぶん。
【要点整理】
戦略とマインドセットの双方向
さて、どうですか?
この話、若い時には書けなかったと思っています。
なぜなら「経営者の引退」の観察事例が少なかったから。
こんな私も「エエ年」になって、たくさんの「引退」を目の当たりにしました。
「社長!よかったね!」
と素直に祝福できるケース。
「社長、さみしいね💦」
と残念な同情がわくケース。
両者とも「最高の経営者人生」のために、ずっと、ガムシャラに頑張ってきた。
そして、誰にも訪れる引退のとき
「お疲れ様でした!」と
花束贈呈がある引退と、
「ん?みんな、どこへ行った?」と
一人ぼっちの引退。
「この差はなんだ?」
そんな引退の現場を観察するたびに
「なぜ?なぜ?なぜ?」と「本質」を探しました。
そこで分かったのが・・・
「あ、マインドセットや!」
ずっと、不器用なりに
「みんなのために!」と思って
「犠牲者は最小に!」と思って
「戦略的に経営」したかどうか?
このベースにある「マインドセット」。
気付いた時は手遅れです。
だから、老婆心、いや、いつもの老爺心が騒ぐのです。
戦略とは、
最高の引退を迎えるための、
逆算の仕組み
お役に立ちますように!



遺言みたいやなあ💦









