経営に「絶対」はない。
すべての意思決定は
「成功確率を高める」ためか
「失敗確率を下げる」ためか
経営の本質は「確率制御」。
今回は「確率マネジメント」について紹介します。
中小企業が
「戦略」を組み立てるときに
「前提となる概念」です。
「経営は確率」という「当たり前」の話。
経営に「絶対に成功する方法」はありません。
だから「絶対に成功する戦略」もありません。
あるのは「成功確率を高める戦略」です。
この「当たり前」を「戦略」を組み立てる前に確認しておきましょう。
【おさらい】
戦略とは、成功のための仕組み
本題の前に「戦略」について、おさらいをしておきます。
「戦略」とは「成功のための仕組み」。
「成功」、つまり「期待する結果」のために
「ヒト・モノ・カネ」をベストな状態に組み立てること。
その目的は
「成功確率を高める」ことと
「失敗確率を下げる」こと。
こうすることによって
「結果の主導権」を握る。
これが
「やたら戦略に強い経営者」の考動習慣です。

この考動習慣がない経営者は
「運命に主導権」を握られ
「やたら強運な経営者」になろうと
「神頼み」を繰り返します。


【経営本質】
確率をマネジメントしてる
「確率マネジメント」。
なぜ、この話をするか?
その理由は、ちょっと長くなりますが・・・
私は40年近く、数百人の中小企業経営者と出会ってきましたが、
- 「理念でメシは食えない」
- 「戦略はアタマの中にある」
- 「計画を立てても、どうせ・・」
このような話をする人が少なくありませんでした。
もちろん「理念」「戦略」「計画」がなくても
順調に経営している中小企業は少なくありません。
身もフタもない話をすると
「順調なら」それでいいんです。
「これからも順調なら」それでいいんです。
「関わる人たちが幸せなら」それでいい。
「これからもずっと幸せなら」、文句なし!
でも「そうでない」のなら、
それは「理念」「戦略」「計画」が原因です。
「そうでない」のに
「理念・戦略・計画」を軽視してる。
――厳しいことを言います――
「経営者として、何をやってるの?」
「そうでない状態」を
「順調な状態にする」のが経営者の仕事では?
「少しでも良くする」のが経営者の仕事では?
もちろん
「理念・戦略・計画」で
「必ず良くなる」ことはありません。
(できたら、みんな大富豪!)
「必ずよくなるか」わかりませんが、
もっと「良くなる確率」を上げることはできる。
これ以上「悪くなる確率」を下げることもできる。
「どうやって?」
- 「戦略」を持つ。
- 「戦略」を高める。
そうすれば「確率」を「マネジメント」できるようになります。
これが「確率マネジメント」。
「絶対がないから、軽視」ではなく、
「確率が変わるから、重視」に「視点転換」
それを伝えたくて、今、これを書いています。



「理念・戦略・計画」は軽視して
「神頼み」は重視。
毎年「商売繁盛!ササ持ってこい!」に通う。
・・・不可解。
【観察結果】
確率を軽視する人たち
「理念・戦略・計画」を
「ド真剣」にやってない経営者の解像度を高めます。
つまり
「確率をよくすること」を軽視している人たち。
まさか、心当たりはないと思うので、いっしょに「そ~そ~」と笑って共感できるはずです。



でも、ひょっとしたら・・・
気分を悪くする人がいるかも。
先に謝っておきます。
「エラそうに言ってごめんね~っ」
理念でメシが食えるか!
はい「うまいメシ」が食えます、たぶん。
かなり「高い確率」で
うまいメシが食えます、たぶん。
「理念なんて、お飾りのタテマエやん!」
ん?違います・・・。
「お飾りのタテマエを理念にしたから」でしょ?
「メシが食えない理念」だから
「メシ」が食えないのです。
「メシが食える理念」なら
「うまいメシ」が食えます。
社内外の人たちが「いいね!」って賛同し、共感してくれる理念なら。
経営者の周りには、掲げた「錦の御旗=理念」に集まってきます。
「社長!やりましょう!」
「社長!連れてってください!」
サル・キジ・イヌのおかげで桃太郎は鬼退治ができました。
あの桃太郎でさえ「お供」がいなければ、鬼に負けていたかもしれない。
「きびだんご」っていう
「理念」があったから(←無理がある?💦)ついてきてくれた。
鬼退治を終えた桃太郎は、さぞかし「うまいメシ」を食ったはず。
「きびだんご」を持たず
ひとりで鬼退治に向かうか?
「きびだんご」を持って、
お供とともに戦うか?
「理念でメシが食えるか!」
「偽物のきびだんご」なら、サルもキジもイヌも付いてこないから「食えない」です。
「ホンモノのきびだんご」なら、
お供が増える「確率」が高くなります、たぶん。
戦略はアタマの中にある!
「ひとりで鬼退治に行く!」って聞こえます。
「ひとり」で行くなら、アタマの中に大切に持っておけばいい。
でも・・・
「お供」が必要なら
アタマから出さないといけない。
「お供」たちは
「勝ち方がわからない戦い」には参戦しません。
怖すぎます・・・。
「桃太郎、気合と根性で鬼をやっつけるつもり?」
「大丈夫!任せておけ!」
「観戦」なら付いていくけど
「参戦」ならお断りします。
「きびだんご」をもらっても、
命とは引き換えられない。
お供を引き連れて戦いに臨むなら
「こうやれば勝てる!」
「こうすれば負けない!」
その「超具体的な方法」、
つまり「戦略」を見せないと
「怖くてついていけない」。
でも・・・
私は知っています。
「アタマの中にあるという戦略」。
本当は「出すのが恥ずかしい夢」。
だから「アタマの中にある!」って誤魔化してる。
図星でしょ!
計画を立てても、どうせ・・・
「どうせ」なんなんですか?
「どうせ、計画通りにならないから?」
「どうせ、途中でフェードアウトするから?」
あのね・・・
「実行できない計画」
だからでしょ?
「行先・行き方が分からないミステリーツアー」
「あそび」なら、それも楽しそう。
でも、社内外の人たちは
「仕事」で集まっています。
「どこへ行くのか?」
「どうやって行くのか?」
みんな家族や大切な人がいるのに
「冒険」にはついていかない。
子供の遠足ですら「お弁当の時間と場所」を「旅のしおり」で前もって教えてもらいました。
だから、その場所までワクワクしながら歩く。
だから「遠足が楽しみ!」で、
前の晩は寝られなかった。
「明日の遠足は、どこへ連れていかれるのか?」
「明日の遠足は、お弁当は食べられるのか?」
別の理由で寝られなくなります。
「こうすれば勝てる!」
「こうすれば負けない!」
この「戦略」を「時間軸」に落とし込む。
だから「戦略」は「リアリティ」を持つ。
だから、関わる人たちはワクワクして参加する。
もし・・・
それでも「どうせ…」って結果になるなら。
「勝てそうにない戦略」
「負けそうな戦略」
「残業と休日出勤が見え隠れする計画」
つまり「実行できない計画」だから。
つまり
「勝つ確率」が低く、
「負ける確率」が高く、
「面白くない確率」だから。
だから
「成功する確率の高い戦略」
「失敗する確率が低い戦略」を組み立てて
「実行できる確率の高い計画」を立案する。
そうすれば
「どうせ…」はなくなります、たぶん。


【要点整理】
確率がいいのは自分か神様か?
以上、長々と「クドイ話」をしましたが、要点はシンプルです。
- 「経営に絶対はない」
- 「経営は確率のマネジメント」
- 「成功する確率を高める」
- 「失敗する確率を下げる」
そのための「実務」が…「理念・戦略・計画」。
これらが「あるとき」、確率がよくなる。
これらが「ないとき」、神のみぞ知る。
「理念・戦略・計画」が「経営者の仕事」。
そうすれば「結果の主導権」を握れる。
そうしないと「結果は運」になる。
「自分頼みの経営」と
「神頼みの経営」の差。
どっちを選択するか?
それは「自由」。
でも、判断基準は「関わる人たちの幸せ」。
- 「ボク・ワタシの強運についておいで!」
- 「ボク・ワタシの戦略についておいで!」
さて、どっちの「確率」がいいかな?
みんなで「うまいメシ」を食える「確率」は。







