戦略実行力。
今、必要なのはこれかもしれない。
「うまく行く!」と思っても、
思い通りにならないことが多いから。
「思い通りにいかない」
「戦略は悪くないのに」
「チームも悪くないのに」
「なぜだ…」
・・・・・・・・
心当たりはありますか?
こんな思いをしたことがありますか?
それは「過去」ではなく、
まさに「いま」ですか?
「思い通りになること」って少ないですね。
でも、それが「いつも」では困ります。
「思い通りのための基本3セット」
「戦略」×「チーム」×「実行管理」
これは、会社経営に限らず「何事」にも共通しています。
スポーツの世界なら
- 戦略:ゲームプラン
- 組成:ポジショニング
- 管理:試合中の采配
プライベートでも
- 戦略:デートプラン
- 組成:大好きな相手+協力者
- 管理:当日の臨機応変
これが会社経営になると
- 戦略:成功のための仕組み作り
- 組成:最高のメンバーの適材適所
- 管理:日々のマネジメント
どんなことでも「実行段階」に入れば、様々な「想定外」が発生するものです。
- 悪天候
- 選手がケガをした
- お相手の気まぐれ
- 競合の秘密兵器
想定外のピンチもあれば、
想定外のチャンスが巡ってくることもある。
ピンチを避け、
チャンスはモノにする。
これが「実行管理」です。
「机上の戦略」の通りにいくことの方が
珍しいものです。
だからこそ
「実行管理」、
「実行段階のマネジメント」はとても重要です。
- 状況判断。
- 先読みと先手。
- リスクテイク。
- 素早い修正。
- 最悪の場合は早期撤退。
このような
「リアルタイム」の
「マネジメント」があってこそ
「戦略は期待通りに実行」されます。
ヒト・モノ・カネの
最適バランスをキープし続けるチカラ。
「ゲームプラン」がどれだけ良くても、
「試合中の采配」がダメなら…。
でも…
「試合中の采配」が良ければ、
「劣勢」であっても
「逆転」の可能性はあります。
経営も同じ。
経営者必修の経営実務スキル、
「戦略実行力」の相談事例を紹介します。
【おさらい】
経営者の実務スキルとは?
本題の前に「スキル」についておさらいしておきましょう。
「おさらい」が必要な人はココをクリック。
「分かってる」って人は次に進みましょう。

「レイヤー4:スキル」は
「やりたいこと」や
「やるべきこと」を
「できること」に変換するためのレイヤーです。
この「スキル」は、さらに3段階のレベル構造で成り立っています。
- 第1レベル:前提スキル
(すべてのスキルの基盤) - 第2レベル:個別スキル
(基礎スキル+経営実務スキル) - 第3レベル:複合スキル
(個別スキルの組み合わせで発現)
「経営実務スキル」は、中小企業経営に特有のスキルです。
このサイトでは、その中でも特に重要な8スキルをピックアップして紹介しています。

この「戦略実行力」は、経営実務スキルの大切なひとつです。
【相談事例】
戦略どおりにいかない
ある中小企業経営者との相談応答を再現します。
*ところどころの「タメグチ」お許しください・・・

戦略は立てた。
チームも作った。
どっちも悪くないはず。
でも、思うようにいかない。
結果「絵に描いた餅」になってしまう。
戦略もチームも最強!って思ってたのにな。
なぜなんやろ?



「現場監督」が悪いんじゃない?
だから、臨機応変な考動が出来てないんじゃない?
現場って想定外が多いでしょ?
「戦略」と「チーム」に問題がないなら
それしか考えられないよ。
ん?現場監督?
あなたでしょ、社長!
「思い通りのための3セット」が揃わないと
「思い通り」にならない。
「戦略」×「チーム」×「管理」
あなたの話は「消去法」で「管理」。
「管理」とは、
「リスクを最小限」にすることと
「チャンスを最大限」にすること。
それを「リアルタイム」に「現場」で采配するのが「現場監督」。
中小企業において、その役割は「経営者自身」でしょ?
戦略を
「作るチカラ」は「戦略構想力」、
「動かすチカラ」が「戦略実行力」。
ゲームプランは良かったし
メンバーも最強。
でも、試合に負ける。
ゲームプランは大外れ、
主力メンバーもいない。
でも、試合には勝つ。
スポーツの世界ではよく見かけるよね。
それくらい「戦略実行力」は大切。
これじゃない?
「思い通りにいかない理由」って。
どう?
図星でしょ?
【質疑応答】
経営者の戦略実行力8問8答
「戦略実行力」って、そんなに重要?
「チームに監督は重要か?」って質問だね?
唯一「重要でないチーム」はある(かも)。
「采配しなくてもいい常勝軍団」。
もし、あなたのチームがこれなら「戦略実行力」はいらないし、むしろジャマかもね。



そもそも、社長、いらんやん。
「社長は、家で寝ててください!」って言われそう(笑)。
でも、特に一般の中小企業において、こんなチームを見たことない。
もちろん「たまたま」はあるよ。
社長が急病で入院したときに、みんな一致団結して「俺たちで支えるぞ!」って頑張ったチームは知ってる。
でも、それは「特別な事情」の話。
ふつうに考えると「采配は必要」。
「戦略構想力」が「戦略を作るチカラ」なら
「戦略実行力」は「戦略を動かすチカラ」。
スポーツで言えば
「試合前の準備」と「試合中の采配」。
さらに
「人を動かす」だけでなく
「戦略を動かす」というのは、
その対象が、資金や商品、サービス、設備などなど…。
「戦略に関わる資源のすべて」を采配する必要があるから。
要は「ヒトモノカネのマネジメント」。
どう?重要でないかい?



ちなみに、戦国時代の戦。
「食料」「物流」「資金」など
その「戦略マネジメント」に学ぶことが多いよ。
(めっちゃ面白いから別の機会にアップするね)
「戦略実行力」が弱いとどうなるの?



それは、社長がいちばん良く知ってるでしょ?



イジワルやなあ、相変わらず!
たぶん「戦略実行力」の課題とは気付いていないと思うけど、次のような「現象」となって現れているはず。
- 計画がフェードアウトする。
- 決めたことが実行されない。
- 実行してるけど遅い。
- 進捗状況がつかめない。
- チームが疲弊している。
- 資金繰りが思わしくない。
- 期待通りに儲からない。
- 会議はムダ!って聞こえてくる。
どう?いくつくらい該当する?
- 「戦略」が、正しく共有され
- 「組織」が、適材適所に配置され
- 「管理」が、軌道修正と支援のためなら
これらの「現象」は、ほとんど起きない。
なぜか?
これらの「現象」は、
「戦略」に織り込み済みであり、
事前に起きないように仕組まれているから。
つまり・・・
「戦略」とは
「成功のための仕組み」だから。
「戦略実行力」をもっと詳しく!
理論的な定義は…
「戦略実行力」とは
「チームを動かして戦略を実行する力」。
「戦略」とは
「成功のための仕組み」
「仕組み」とは
「ヒトモノカネの組み合わせ」
だから
「戦略実行力」とは
「ヒトモノカネを動かすチカラ」。
さらに…
「動かす」とは
「最適をキープするように動かす」。
- 「ヒト」は、最適か?
- 「モノ」は、最適か?
- 「カネ」は、最適か?
「最適」なら「動かさない」。
「そうでない」なら「動かす」。
実務的には
「経営計画」に落とし込まれているので、
さらに
「トキ」が加わる。
- 「動かすトキ」か?
- 「動かしてはならないトキ」か?
まとめると…
「戦略実行力」とは
「ヒト・モノ・カネ・トキ」を
「常に最適にキープするチカラ」と言える。
どう?そろそろ分かってきたかな?


ヒトの最適化って?
まさに「組織戦略」の話になる。
組織戦略の5つの要素は覚えてる?



「組成・採用・育成・評価・分配」でしょ?
そう。
- 組成:個人視点ではなく組織視点
- 採用:必要な人材を必要な時に採る
- 育成:必要な人材に育てる
- 評価:成長課題の共有と解決支援
- 分配:成果はみんなで山分け!
これらの「仕組み」が整えば
チームは「戦略の受け皿」として機能する。
- 採用:主力選手がいない
- 育成:戦略についてこれない
- 評価:テストがない勉強?
- 分配:成果は誰かが独り占め?
これでは、どんなに優れた戦略であっても
チームは「受け皿」になってくれない。
この状態の会社の経営者は
「みんな、モチベーションが低いんだよね」
ってグチることが多い。
「人が動かない」のではなく
「人を動かせてない」のが根本原因。
ここが「ハラ落ち」すれば
劇的に改善するよ、たぶん(笑)。
詳しくは「やたら組織に強い経営者」を参考にしてみて。


じゃあ、モノの最適化って?
誤解を恐れずに言い切ると・・・
「モノ」とは
「ヒト・カネ以外のすべて」。
「これ」って言いだしたら、キリがないから
いちおう、代表的な「モノ」をリストしておくと
- 商品やサービス
- 設備やシステム
- データ
これらを「最適化」する。
ただ「何が最適か?」は、百社百様。
「高品質・高価格」が最適?
「低品質・低価格」が最適?



「顧客データ」は、
社長の「閻魔帳」が全てって、
超アナログが最適って会社もあったよ。
「秘伝のスープのレシピ」も
同じような話を聞いたことがある。
「デジタルデータ」は「最悪」だって(笑)。
だから「モノの最適化」は、言いようがない。
もし、あれば「みんなマネして儲かる」からね。
「言いようがない」から「競争がある」と思う。
じゃあ、カネの最適化って?
賛否両論あると思うけど
このサイトでも推しているように
「実質内部留保」を目標にすること。
「利益が出るか?」ではなく
「実質内部留保は増えるか?」の視点。
ビジネスをやってる限り
短期的な浮き沈みはあるけど
「中長期的に増加トレンド」かどうか?
「増加トレンドの戦略」であれば
「筋がいいな」と思う。
「実質」という点に注意。
- 「実質」は、時価評価=換金価値
- 「名目」は、帳簿上の残高
仮に
「土地10億円」って帳簿に記載してあっても
「時価」が「1億円」なら
「名目」10億円、
「実質」1億円。
もし…
「実質10億円の内部留保」があれば、
「5億円の投資」を失敗しても、なんとかなる。
でも…
「実質1億円の内部留保」しかなければ
「5億円の投資」そのものができない。
この「機動力の差」は「内部留保」に左右される。
このように
「実質内部留保」を蓄積することで
「貸借対照表」はどんどん最適化されていく。
この視点を持つことで
「経常利益」に一喜一憂することは無くなる。
特に「中長期戦略」においては、重要。
「内部留保が半減するまでは投資するぞ」
「その間に収益力を高めて、今の2倍にする。」
この「戦略思考」は
「PL経営」では、なかなかできない。
「BS経営」、これが大切。
そのために?
「やたら会計に強い経営者」になる必要があるね。


どうすれば「戦略実行力」は強くなる?
さっそく、今からできることを伝授しよう!
それは・・・
「戦略的に生きること」
「戦略構想力」でアドバイスした
「戦略志向」と「戦略的思考」に加えて
「戦略的行動」を習慣にすること。
「戦略志向」は
「戦略的にやりたい!」と思うクセ。
「戦略的思考」は
「実際に戦略的に考える」クセ。
だから
「戦略的行動」は
「実際に戦略的に動く」クセ。
何事も「用意周到」に考え、動く。
公私は関係なし。
「そんなジブン」になることが最適かつ唯一。
「戦略的」に過ごせない人が、
仕事の時だけ
「戦略的」になれない、残念ながら。
「戦略的なジブン」になるため
「戦略的に生活する」。
最初は「しんどい」と思う。
「楽なトレーニング」って
役に立たない時間の浪費だからね。
「ラジオ体操」だけで
健康維持はできるけど
オリンピック選手にはなれない。
さて、何を「意識」すればいいか?
今日から「この3つ」。
- 常に「これは最適か?」と考える
- 常に「これは思った通りの結果か?」と考える
- 常に「少しは戦略的になれたか?」と振り返る
忘れそうなら、ケータイの待ち受けにするくらい「徹底」すればいい。
「メンドウ」で「シンドイ」けど・・・
「思い通りに過ごせる戦略的な人生」がご褒美ならできるはず。
「メンドウ」で「シンドイ」から、やめとこ・・・
「思い通りにならなくていつもモンモン」でいいか?自問自答。
詳しくは・・・「自己投資」を参考にして。


「戦略実行力」やっぱ難しい!
だよね…。
確かに、難しい。
「カンタン」ではないし「シンドイ」。
でも、よく考えて欲しい。
そもそも「戦略」って言葉。
「戦う策略」。
私は、誰かとの「勝ち負け」は好きではないけど、語源を考えると「相手に勝つコト」でしょ。
「カンタンに勝てる勝負」って、
そもそも勝負じゃない。
それぞれが
「成功のために一生懸命、シンドイ思い」をする。
そもそも
「経営者」という職業選択をした時点で
「自己責任」でしょ。
ここで「選択」。
- 「戦略実現力」を身につける
「しんどさ」を選択するか? - 「戦略実現力」をあきらめる
「しんどさ」を選択するか?
どちらかしかない、と思うよ。
もし「第3の選択肢」があるとすれば・・・
「信頼できる神様にお祈り」かな?
・・・とはいえ・・・
最後に。
「戦略実行力」は、「経営実務スキル」のひとつ。
これは「基礎スキル」が土台になってる、と「おさらい」で説明した通り。
「やっぱ難しい」と感じるのは、ひょっとしたら「土台」がぐらついてるのかも?
基礎スキルは、全部で「8項目」あるけれど、その中でも次の3つが特に重要。
この「土台」がないと、「戦略実行力」は、なかなか身につかない。
- 計画実現力
- 個人として計画を達成できないのに、仕組み全体を動かせるわけがない。
- 「自分の計画」を達成するチカラが、すべての出発点。
- 管理力
- 想定と準備のスキル。進捗管理の土台。
- 「何が起きるか」を想定し、「起きたらどうするか」を準備する。
- これがないと、すべてが後手に回る。
- 仕組化力
- 属人的にならず、仕組みで回すチカラ。
- 「自分がいなくても動く」状態を作る。
- 監督がベンチにいなくても、選手が自律的に動けるチームが最強。
「戦略実行力」は、これらの「基礎スキル」の組み合わせなので「どうも、うまくいかないな」と思うことがあれば、「土台」がぐらついてないか?を確認しよう。


【要点整理】戦えジブン!
さて、どうですか?
参考になりましたか?
相談応答のリアリティを!と思いすぎて、ほとんど「タメグチ」でお伝えしたことをお許しください。
「戦略実行力」とは
「チームを動かして戦略を実行する力」。
「戦略」とは
「成功のための仕組み」。
「仕組み」とは
「ヒトモノカネの組み合わせ」
だから
「戦略実行力」とは
「ヒトモノカネを動かすチカラ」。
「試合前の準備」がどれだけ良くても
「試合中の采配」が悪ければ勝てません。
経営者は「試合中の監督」。
私自身、偉そうなことを書きながら、
「戦略的か、オレ?」と自省しきり。
ついつい
「非戦略的な感情」に流されることしばしば。
でも「10点満点」ではなくても
「2点」が「3点」になるだけで
「ん?ちょっと戦略的になったかな?」って思えます。
いちばんの「難敵」は「ジブン」です。
この
「ジブン」という「難敵」と
「戦略的」に戦い続けましょう!
いずれ
「ドタバタ成功するジブン」から
「淡々と成功するジブン」に成長するはずです。
お役に立ちますように!







