【会社とは?】真の成功のための重要視点「幸せのための道具」

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この記事は、更新時の情報と筆者の考えに基づくものです。


おはようございます!

今日は、2024年第3週の土曜日。速いもので新年が明けてすでに3週間が経過し、すっかり通常モードだと思いますが順調ですか?

私は、年始早々、想定以上の案件をいただき、さっそくタイムマネジメントの重要性を再認識しているところです。

そんな中で、このブログも「marcas.co.jp」から引っ越したので、さっそく予定してた更新も遅れ気味で心落ち着かずですが、しばらくは「各論」より「コンセプト関連」を先に発信しておこうと思います。

今週は、10人~100人規模の中小企業経営者の方々に向けて、真の成功のための重要視点である「会社とは何か?」について「会社は関わる人たちを幸せにするための道具」という話を整理しておきます。

経営脳の第1レイヤー「マインドセット」のひとつである「本質志向」がもっとも反映されるテーマでもあります。今週の「自主トレ」の参考にしてみてください。

この記事は「持続的に正しく成長するための経営の原理原則」の補足です。

このブログでは「10人~100人規模の中小企業経営者」の方々に向けて「経営脳の自主トレサポート」を目的に「もっといい会社」にするためのヒントを発信しています。初めてアクセスしていただいた方は、こちら(=「このブログについて」)をまずご覧ください。

そもそも会社ってナニか?

私は、もっといい会社」を増やしたい!と想って、30年以上続けてきた税理士を引退した今もマネジメントコーチとして多くの経営者の方々と楽しく過ごしていますが、この想いに至るまでは、ずっと「そもそも会社ってなんや?」と心のどこかにいつもモヤモヤ感を持っていました。

会社経営には、お金の問題、人の問題、商品やサービスの問題、取引上の問題など、挙げたらキリがない多くの問題や課題がありますが「経営とは苦しいものなんか?」「それは仕方がないことなんか?」「イヤな思いするのは当たり前なんか?」というモヤモヤです。

でも、ある日「仕方がないことは無い。やっぱりおかしい!」と思い、それからの数年間は「あ~でもない、こ~でもない」と考えに考る日々。そしてやっと辿り着いた超シンプルな答えが「幸せ」でした。

会社は「人が幸せになるための道具」

会社経営の目的は幸せである」ということは、それまでにも見たり聞いたりはしていましたが、未熟で軽率な私は、それは「理想論」であり「建前論」だと思って疑っていませんでした。

会社経営は戦いであり、弱肉強食のバチバチ&ドロドロしたものであり、そんな「お花畑」みたいなこと言ってたらすぐに負けてしまうわ!と公言すらしてました。

経営そのものを目的化してたんですね。今、振り返ると恥ずかしい話です。

幸せ」、それは「理想論」でも「建前論」でもなく「経営の本質」でした。

会社って、人が幸せになるための道具や!」とハラに落ち、鮮明に言語化できた時から、私が会社や経営者を見る視点は「人が幸せになるような経営をしているか?」となり、この視点のおかげで「成長する企業か?」「成長できない企業か?」「何が良いのか?」「何が悪いのか?」がハッキリ見えるようになりました。

ちなみに、私がいう「幸せ」とは、特別に恵まれることを指しているのではなく「不幸でなければ十分」というレベルです。

この考え方は「経営の原理原則」として詳しく整理しているので、こちらも参考にしてください。

参考記事:迷わない、悩まない、間違わないための「経営の原理原則」

経営者の真の成功は「幸せになること」

重要視点は「経営者自身も含め、みんなが幸せになるように経営しているか?」です。

幸せ」を軸足にした考動が「もっといい会社」にするために必要であり、それがメチャクチャ大切であることを、多くの経営者に伝えたい!という想いがここ数年ますます強くなり、税理士引退をきっかけに発信しよう!と至ったのがこのブログです。

「経営者の真の成功」とは「会社経営に関わる人々といっしょに幸せになること」なのです。

売り上げが拡大し、利益がたくさん出て、ヒトも増えて、外見的には成功していると評価される会社・・・でも、その裏で誰かが犠牲になっていたり、不必要なガマンをしていたり、あるいは、報われない気持ちを抱えていたりすれば、それは「真の成功」ではない、という考え方です。

「イヤな思い」をする人がいない会社

目指すのは「もっといい会社」です。

関わる人たちがもっと幸せになる会社、そして、それが持続する会社」です。

  • お客様や取引先
  • 社員とその家族や大切な人
  • 経営者の家族や大切な人
「3Gマネジメント」社会や取引先、社員とその家族や大切な人々、経営者とその家族や大切な人々など会社に関わる人々を幸せにする経営。

会社に関わるこれら3つのグループの人たちから「あなたの会社のおかげで幸せです」と評価される経営者が「真の成功者」だと私は思っています。

この経営視点を私は「3Gマネジメント」と言って、このブログのあっちこっちにこの考え方が出てきます。

経営者自身も含め、会社のために犠牲になる人、ガマンする人、あきらめる人がいない会社、つまり「イヤな思いをする人がいない経営」です。

(関連記事)【3Gマネジメント】近江商人の「三方良し」との違い

「イヤな思い」に解決すべき課題がある

ただ、現実にはどうでしょうか?

「これは仕方がないことやし・・・」と半ば「イヤな思い」や「満たされない思い」をあきらめて受け入れている人が少なくありません。

「誰かのイヤな思い」や「満たされない思い」に経営課題が必ずあります。

この「経営課題」を解決することで「不幸=幸福ではない状態」を減らすことができます。

「イヤな思い」や「満たされない思い」が減れば「もっといい会社」になります。

「いい経営者」になれば「いい会社」になる

どうすれば、みんなが幸せになれる「もっといい会社」になるのか?

その答えはシンプルです。

「もっといい経営者」になればいいのです。

「いい経営者」とは「みんなで幸せになりたい」とホンキで思っている経営者です。

では、その思いを実現するためにどうすればいいのか?

その答えが、このブログで紹介してる「経営脳:5つのレイヤーを最適化すること」です。

【経営脳】5つのレイヤー。「マインドセット」「フィジカル」「メンタル」「スキル」「センス」。

「うまくいかない経営者」をよく観察すると、必ず「5つのレイヤー」のどこかに課題を抱えています。

マインドセットが正しくない、スキルが不足している、心身のコンディションが良くない・・・当然ですが、これではうまくいくはずがありません。

「うまくいく」ための条件が「経営脳:5つのレイヤー」です。

詳説記事:5つのレイヤー:経営脳は5層構造、フレームワークで最適化する

まとめ

さて、今週はメインのコンセプトでもある「会社とは何か?」について整理しました。

経営者が、お客さんや取引先、社員とその家族や大切な人、そして、経営者自身の家族や大切な人に「イヤな思い」をさせないように、幸せを考えて会社を経営すれば、必ず「もっといい会社になる」という、当たり前のようで、実は簡単でない話を紹介しました。

「言うは易く行うは難し」、私のミッションは、この「難し」を少しでも軽減することだと思っています。

関連記事も含め参考にしてみてください。

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以上、お役に立ちますように!