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07:中小企業経営者の「本当の成功」とは何か?

2026 1/10
2024年1月20日2026年1月10日
H.HORII

中小企業経営者にとって、
規模拡大や高収益、キャッシュリッチは

「本当の成功」なのか?
「手段」を「目的」にしてないか?

今回は「経営の目的と手段」について整理します。

その結論は、
経営の目的は「人」であり、会社は「手段」。

「ヒト」のための「会社」であって、
「会社」のための「ヒト」ではない。

何事も、目的と手段が逆さまになると、本末転倒、それが不都合の原因になってしまいます。

会社経営においても同じです。

「いい会社」と「そうでない会社」を観察すると、いつも「やっぱりな」と思います。

本末転倒しないように、どんな考え方で経営すればいいか?

その最重要視点を分かりやすく整理します。

「経営の目的」について、アタマの整理に役立ててください。

経営の原理原則の理解を深めましょう。

「10人~200人規模の中小企業経営者」の「自己投資=経営脳トレーニングのサポート」を目的に、「もっといい会社」に成長するヒントを日々更新しています。
40年近く税理士として中小企業経営を支援し、経営計画や管理会計、組織作りを専門とするマネジメントコーチ・堀井弘三が、その現場で得た豊富な経験と知識に基づき執筆しています。
初めてアクセスしていただいた方は、「このWEBサイトについて」をまずご覧ください。

INDEX

【原点回顧】
経営の目的は「幸せ」

「ヒト」のための「会社」であって、
「会社」のための「ヒト」ではない。

私が、この信念に至るまでの経緯を簡単に紹介します。

私は、40年近く、税理士として中小企業の生々しい現場をたくさん見てきました。

その経験から分かったのは
「いい会社」と「そうでない会社」の決定的な違いです。

それは「ヒト」。

「いい会社」には、活気がありますが、
「そうでない会社」は空気が重い。

そんな「重い会社」に訪問してよく思ったのは、
「業績が良くないから、重いのか?」
それとも
「重いから、業績が良くならないのか?」

結論は、後者でした。

「この重い空気を変えれば、業績は上向くはず」。

「重い空気」の原因はなんだ?

・・・・・・・・

それは、「ネガティブな感情」でした。

  • 「面白くない」
  • 「楽しくない」
  • 「辛い」
  • 「怖い」
  • 「やりがいを感じない」
  • 「報われない」
  • 「不公平」

この、様々な「イヤな思い」を解消すればいい。

「イヤな思い」を最小限にすれば、活気が生まれ、シンプルに「前向きな感情」となり、チームのパフォーマンスが改善します。

すると、どんどん「いい会社」になっていく。

やっと「経営の目的は幸せなんだ」とたどり着きました。

原点回顧、経営の原理原則が「ハラ落ち」した理由です。

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02:経営の目的である「幸せ」って、そもそも何だ? 経営の目的である「関わる人たちの幸せ」。この「経営の原理原則」を実装するために避けられない「幸せ」の定義。その答えは「不幸でないこと」。 今回は「原点回帰」。…

【重要本質】
会社は幸せの「手段」

経営の目的は、「関わる人たちの幸せである」。

だったら「会社は?」

・・・・・・・・

「そうか!会社は手段なんや!」

「みんなの幸せのために、会社を使ってるんや!」

「会社の繁栄のために、人を使ってるのではない!」

・・・・・・・・

ここで誤解してはなりません。

もちろん、「会社はどうでもいい」わけはありません。

関わる人たちの幸せのために「もっといい会社」にならなければなりません。

そのために十分な利益が必要なのも言うまでもありません。

好調な業績にに加えて「関わる人たちの幸せ」が伴うから「成長」なのです。

幸せが伴わない業績なら、それは「膨張」にすぎません。

あくまでも「関わる人たちの幸せのために」です。

これを忘れると「目的」である「人のため」がいつの間にか「会社のために」に変わってしまいます。

すると、「いい会社」を目指しているにも関わらず、「ダメな会社」に逆走していきます。

そのまま進むと、会社のためのガマンや犠牲が、まるで「美徳」のように語られるまでなってしまうのです。

「寝る間も惜しんで仕事に没頭すること」が幸せなら、それも正解です。

「休日返上して働き続けること」が幸せなら、それも正解です。

「幸せ」のために、「会社を手段」として使えばいいのです。

しかし、

「家族を犠牲にし、自分を犠牲にし、会社のために尽くす」というのは「間違い」です。

さて、誤解なく「会社は、人が幸せになるための手段」という真意は伝わったでしょうか?

【経営目的】
不幸にしない+幸せにする

さて、ここで次に気になるのは「幸せとは何か?」ですね。

私は、経営の目的である「幸せ」を、次のように2つに分けています。

  • 幸せの合格ライン:イヤな思いをしていないこと
  • 幸せの満点ライン:十分な幸せを感じていること

「イヤな思いをしている人はいない」という状態であれば、その会社の経営は「合格」。

もし、犠牲や過度な負担などで「イヤな思い」をしている誰かがいれば「不合格」です。

その場合は、急いで「合格」を目指して課題を解決をしなければなりません。

すでに「合格ライン」に達しているなら、「満点」のために「もっといい会社」を目指す。

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【3G良し】
会社に関わる人たちの「幸せ」

経営の目的は「会社に関わる人たちの持続的な幸せ」。

次に気なるのは「関わる人たち」とは?です。

それは、次の3つのグループの人たちです。

3Gマネジメント:社会・取引先+社員+経営者
  • Group1:社外
    得意先や取引先を主とする社会全般
  • Group2:社内
    社員と、その家族や大切な人たち
  • Group3:自分
    経営者と、その家族や大切な人たち

これら「会社に関わる人たち」の「幸せ」のための会社経営です。

これは「3Gマネジメント」といい、経営の原理原則を表す基本概念です。

「誰に思いを馳せて経営をするか?」に加えて、
「経営者自身も幸せになる必要がある」という視点を忘れないようにするための大切なフレームワークです。

なぜなら、「ジブンが幸せにならないと、他者を幸せにすることはできない」からです。

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【重要使命】
「もっといい経営者」になる

どうすれば、みんなが幸せになれる「もっといい会社」に成長するのか?

その答えはシンプルです。

「もっといい経営者」に成長すればいいのです。

これは、起業創業した時点で「もれなくついてくる使命」といっても過言ではありません。

  • ジブンや特定の人だけの幸せのために起業創業したのですか?
  • そのために、誰かにイヤな思いをさせても平気ですか?

少なくとも、この記事をここまで読んでくれたあなたはそうではありません。

でも、みんな(かつて私もそうでしたが)「時々、忘れてしまう」。

そうすると「思い出しなさい!」と言うかのように「不都合」が生じて痛い目に遭う。

「イヤな思い」が経営者に飛んできますが、それはブーメランです。

意識の有無は関係なく、実は経営者自身が投げたブーメランが返ってきたのです。

では、「うっかり、ブーメランを投げないようするためには?」

【経営脳】5つのレイヤー。「マインドセット」「フィジカル」「メンタル」「スキル」「センス」。

その答えが、このWEBサイトで紹介してる「経営脳の5つのレイヤーを最適化すること」です。

「痛い目に遭った経営者」を観察すると、必ず「5つのレイヤー」のどこかに課題を抱えています。

その課題がブーメランを投げさせてしまうのです。

「成長課題」が多ければ、多いほど「ブーメランの乱れ撃ち」としているものです。

「成長課題」が深ければ、深いほど「破壊力の強いブーメラン」を投げているものです。

私は、ブーメランを投げない経営者に会ったことはありません。

だから、経営者はみんな「帰ってくるブーメランの痛さ」を知っています。

だから・・・

・その数をできるだけ減らすため、
・その破壊力をできるだけ弱くするために

・・・頑張って「もっといい経営者」に成長していくのです。

「経営脳の5つのレイヤー」は、そのためのフレームワークです。

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【要点整理】
本当の経営の難しさ

さて、どうでしょう?

経営の目的は「人」であり、会社は「手段」。

規模が拡大し、利益がたくさん出て、外見的には成功していると評価される会社。

でも、その裏で誰かが「イヤな思い」をするのは本末転倒です。

会社に関わる3つのグループの人たちから
「あなたの会社のおかげで幸せです」
と評価される経営者が
「本当の成功者」だと私は思います。

簡単ではありません。

でも、それが「誰かを犠牲にしてもいい」という理由にはなりません。

昨日より今日、今日より明日。

コツコツ、地道に「イヤな思い」を減らしていく。

その上で、少しづつ「いい思い」を増やしていく。

そんな「人を中心にするからこそ、生じる思いや悩み」が、本当の経営の難しさだと、私は思っています。

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  • 04:「いい会社」の条件(1)顧客や取引先、社会の幸せ
  • 05:「いい会社」の条件(2)社員たちの幸せ
  • 06:「いい会社」の条件(3)経営者自身が幸せな会社
  • 07:中小企業経営者の「本当の成功」とは何か?
  • 08:利益は手段、目的は幸せ、だからもっと稼ぐ!
  • 09:成長の3ステップ:やっと-もっと-ずっといい会社
  • 10:経営者のウェルビーイング「自分を大切にする」
経営の原理原則
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この記事を書いた人

H.HORIIのアバター H.HORII

「もっといい会社」にするためには「もっといい経営者」になればええねん!が口ぐせ。
「経営脳:5つのレイヤー」で体系化した独自のマネジメントメソッドで、10名~200名規模の中小企業経営者を「リセット・コーチング」。
専門は「36カ月の経営計画」「管理会計」「チームビルディング・人事評価・業績連動型賞与制度」。
1999年に創業した自身の税理士事務所を2022年に事業承継し、現在はコーチ専業。
このサイト「Re!」はライフワーク。
「経営者のための思考のインフラ」としてお役に立てるように日々更新。

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